今日の為替市場ポイント:リスク選好的なドル買継続も
[19/02/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
27日のドル・円相場は、東京市場では110円63銭から110円36銭まで下落。欧米市場でドルは110円36銭から111円07銭まで上昇し、111円00銭で取引を終えた。
本日28日のドル・円は、111円を挟んだ水準で推移か。米長期金利の上昇を意識してリスク選好的なドル買いは継続する可能性がある。
27日に米下院で開かれた半期毎の議会証言で、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は「バランスシート正常化終了までの道筋は策定されたと考えており、近く発表できる」との見方を示した。パウエル議長によるとバランスシートの縮小作業は年内に停止されるもようだ。また、パウエル議長はバランスシートの規模について「国内総生産(GDP)の約16−17%に相当する規模になる」との見通しを示した。
市場関係者の間では、「中長期的にFRBのバランスシートの規模は2008年の金融危機以前の水準まで縮小するのではないか?」との見方が出ている。ただし、米国経済が成長を続けることによってGDP比でのバランスシートの規模は段階的に縮小していくことから、3兆ドルを超える規模でも問題視されることはないとの声も聞かれている。
<CS>
本日28日のドル・円は、111円を挟んだ水準で推移か。米長期金利の上昇を意識してリスク選好的なドル買いは継続する可能性がある。
27日に米下院で開かれた半期毎の議会証言で、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は「バランスシート正常化終了までの道筋は策定されたと考えており、近く発表できる」との見方を示した。パウエル議長によるとバランスシートの縮小作業は年内に停止されるもようだ。また、パウエル議長はバランスシートの規模について「国内総生産(GDP)の約16−17%に相当する規模になる」との見通しを示した。
市場関係者の間では、「中長期的にFRBのバランスシートの規模は2008年の金融危機以前の水準まで縮小するのではないか?」との見方が出ている。ただし、米国経済が成長を続けることによってGDP比でのバランスシートの規模は段階的に縮小していくことから、3兆ドルを超える規模でも問題視されることはないとの声も聞かれている。
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