28日の米国市場ダイジェスト:NYダウ91ドル高、米中協議の進展期待が強まる
[19/03/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ91ドル高、米中協議の進展期待が強まる
米国株式相場は上昇。ダウ平均は91.87ドル高の25717.46、ナスダックは25.79ポイント高の7669.17で取引を終了した。米中協議進展への期待から買いが先行。10-12月期GDP確定値が予想を下振れ、米経済減速への懸念から一時下落する場面も見られた。その後は再び上昇に転じたものの、英国のEU離脱案を巡る議会採決を明日に控えて、上値は限られた。セクター別では、自動車・自動車部品や銀行が上昇する一方で電気通信サービスや公益事業が下落した。
ヨガウェアのルルレモン・アスレティカ(LULU)は、決算内容が予想を上振れ大幅上昇。コンサルティングのアクセンチュア(ACN)は、決算内容が好感され堅調推移。クドロー国家経済会議議長が米商務省による自動車・自動車部品の輸入制限に関する報告書に関して、トランプ大統領がさらに時間をかけて検証する可能性を示唆し、フォード(F)やゼネラル・モーターズ(GM)など自動車関連銘柄が買われた。一方で、身売りを検討しているマーケティング・サービス会社のニールセン・ホールディングス(NLSN)は、複数企業が買収交渉から撤退しつつあることが報じられ大幅下落となった。
ウェルズファーゴ(WFC)は、マーケット終了後にスローンCEOの退任を発表し、時間外取引で上昇して推移している
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル強含み、米景気後退に対する警戒感低下
28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円33銭から110円83銭まで上昇し、110円68銭で引けた。米国の10-12月期GDP確定値が予想を下回り一時ドル売りが優勢となったのち、米債利回りが上昇したため景気後退への警戒感が後退。ドル買い・円売りが強まった。
ユーロ・ドルは、1.1214ドルまで下落後、1.1239ドルまで上昇して1.1225ドルで引けた。ドイツの3月消費者物価指数速報値が予想外に低下したため、欧州中央銀行(ECB)の利上げは一段と遅れるとの見方でユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は、123円86銭から124円43銭まで上昇。米中貿易協議が順調に進んでいるとの期待でリスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは、1.3163ドルから1.3035ドルまで下落した。英国の欧州連合(EU)離脱に関する不透明感が一段と強まり、ポンド売りが加速。ドル・スイスは、0.9973フランへ上昇後、0.9947フランまで反落。
■NY原油:小幅安で59.30ドル、ドル反発が多少嫌気される
NY原油先物5月限は小幅安(NYMEX原油5月限終値:59.30 ↓0.11)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は前日比-0.11ドルの59.30ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは58.20ドル−59.56ドル。ドル反発を嫌気して一時58.20ドルまで売られた。ただ、時間外取引では米国株高を意識して59.56ドルまで戻している。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 27.33ドル +0.30ドル(+1.11%)
モルガン・スタンレー(MS) 41.93ドル +0.56ドル(+1.35%)
ゴールドマン・サックス(GS)191.18ドル +1.15ドル(+0.61%)
インテル(INTC) 53.11ドル -0.05ドル(-0.09%)
アップル(AAPL) 188.72ドル +0.25ドル(+0.13%)
アルファベット(GOOG) 1168.49ドル -4.53ドル(-0.39%)
フェイスブック(FB) 165.55ドル -0.32ドル(-0.19%)
キャタピラー(CAT) 132.37ドル +1.17ドル(+0.89%)
アルコア(AA) 27.99ドル +0.08ドル(+0.29%)
ウォルマート(WMT) 97.13ドル -0.08ドル(-0.08%)
スプリント(S) 5.66ドル -0.37ドル(-6.14%)
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米国株式相場は上昇。ダウ平均は91.87ドル高の25717.46、ナスダックは25.79ポイント高の7669.17で取引を終了した。米中協議進展への期待から買いが先行。10-12月期GDP確定値が予想を下振れ、米経済減速への懸念から一時下落する場面も見られた。その後は再び上昇に転じたものの、英国のEU離脱案を巡る議会採決を明日に控えて、上値は限られた。セクター別では、自動車・自動車部品や銀行が上昇する一方で電気通信サービスや公益事業が下落した。
ヨガウェアのルルレモン・アスレティカ(LULU)は、決算内容が予想を上振れ大幅上昇。コンサルティングのアクセンチュア(ACN)は、決算内容が好感され堅調推移。クドロー国家経済会議議長が米商務省による自動車・自動車部品の輸入制限に関する報告書に関して、トランプ大統領がさらに時間をかけて検証する可能性を示唆し、フォード(F)やゼネラル・モーターズ(GM)など自動車関連銘柄が買われた。一方で、身売りを検討しているマーケティング・サービス会社のニールセン・ホールディングス(NLSN)は、複数企業が買収交渉から撤退しつつあることが報じられ大幅下落となった。
ウェルズファーゴ(WFC)は、マーケット終了後にスローンCEOの退任を発表し、時間外取引で上昇して推移している
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル強含み、米景気後退に対する警戒感低下
28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円33銭から110円83銭まで上昇し、110円68銭で引けた。米国の10-12月期GDP確定値が予想を下回り一時ドル売りが優勢となったのち、米債利回りが上昇したため景気後退への警戒感が後退。ドル買い・円売りが強まった。
ユーロ・ドルは、1.1214ドルまで下落後、1.1239ドルまで上昇して1.1225ドルで引けた。ドイツの3月消費者物価指数速報値が予想外に低下したため、欧州中央銀行(ECB)の利上げは一段と遅れるとの見方でユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は、123円86銭から124円43銭まで上昇。米中貿易協議が順調に進んでいるとの期待でリスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは、1.3163ドルから1.3035ドルまで下落した。英国の欧州連合(EU)離脱に関する不透明感が一段と強まり、ポンド売りが加速。ドル・スイスは、0.9973フランへ上昇後、0.9947フランまで反落。
■NY原油:小幅安で59.30ドル、ドル反発が多少嫌気される
NY原油先物5月限は小幅安(NYMEX原油5月限終値:59.30 ↓0.11)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は前日比-0.11ドルの59.30ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは58.20ドル−59.56ドル。ドル反発を嫌気して一時58.20ドルまで売られた。ただ、時間外取引では米国株高を意識して59.56ドルまで戻している。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 27.33ドル +0.30ドル(+1.11%)
モルガン・スタンレー(MS) 41.93ドル +0.56ドル(+1.35%)
ゴールドマン・サックス(GS)191.18ドル +1.15ドル(+0.61%)
インテル(INTC) 53.11ドル -0.05ドル(-0.09%)
アップル(AAPL) 188.72ドル +0.25ドル(+0.13%)
アルファベット(GOOG) 1168.49ドル -4.53ドル(-0.39%)
フェイスブック(FB) 165.55ドル -0.32ドル(-0.19%)
キャタピラー(CAT) 132.37ドル +1.17ドル(+0.89%)
アルコア(AA) 27.99ドル +0.08ドル(+0.29%)
ウォルマート(WMT) 97.13ドル -0.08ドル(-0.08%)
スプリント(S) 5.66ドル -0.37ドル(-6.14%)
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