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注目銘柄ダイジェスト(前場):はてな、ビーマップ、任天堂など

注目トピックス 市況・概況
JAL<9201>:3761円(-38円)
続落。SMBC日興証券では投資判断を「1」から「2」に格下げ、目標株価も4400円から4000円に引き下げている。21年3月期における需給悪化リスクの局面に近づきつつあることを格下げの背景としている。2020年の羽田空港国際線発着枠増加により、国際線需給は緩和するリスクがあると考えているもよう。国内外の競合も供給を増加させるため、局所的に搭乗率や純単価などが下落するリスクを指摘している。


カオナビ<4435>:5150円(+700円)
高値更新でストップ高。値動きの強さから買いを集めているほか、4月18日の取引時間中に野村アセットマネジメントから提出された同社株式に係る大量保有報告書を材料視する向きもあるようだ。この報告書によれば、野村アセットは報告義務発生日の4月15日時点において同社株式を28万4900株(保有割合5.26%)保有しているという。同社は3月15日にマザーズへ上場した。


ビーマップ<4316>:920円(+128円)
一時ストップ高。19年3月期業績を上方修正している。売上高は従来予想の13.00億円から14.80億円(前の期は12.67億円)へ、営業利益は0.30億円から0.60億円(同0.25億円)へと引き上げた。売上高については、第4四半期に無線LAN等のシステム・サービスを提供するワイヤレス・イノベーション事業分野を中心に伸長した。また利益面では販管費が増加する一方、外注費等の縮小により売上総利益が改善する見込みという。


バーチャレク<6193>:793円(+76円)
大幅反発。19年3月期業績を上方修正している。営業利益は従来予想の0.53億円から0.74億円(前の期は0.47億円)へと引き上げた。売上高も61.50億円と従来予想(58.00億円)を上回ったもよう。ストックビジネスであるアウトソーシング事業が順調に推移したほか、IT&コンサルティング事業では傘下のバーチャレクス・コンサルティングで上期予定を上回る案件の獲得があった。


ローソン<2651>:5070円(-210円)
大幅続落。ジェフリーズ証券では投資判断を「バイ」から「アンダーパフォーム」に2段階格下げ、目標株価も7900円から4100円に引き下げている。戦略の見直しを期待していた中、今回発表された業績ガイダンスはその期待を裏切るものであったと評価。現預金が積みあがる中での減配、コスト削減についての上乗せがないことなどをマイナス視している。従業員不足によるフランチャイジーの利益率悪化などもリスク要因と指摘。


はてな<3930>:4375円(+700円)
ストップ高。任天堂<7974>とともに、ニンテンドースイッチ向けソフト「大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL」に連動したゲーム専用のスマートフォンサービス「スマプラス」を共同開発したと発表している。「スマプラス」は4月18日に任天堂が提供を開始している。ゲーム連動サービスの共同開発は、スイッチ向けソフト「スプラトゥーン2」の「イカリング2」に続く2例目となる。


LIXIL G<5938>:1560円(-80円)
大幅続落。前日に業績予想の下方修正、並びに、CEOおよびCOOの辞任を発表している。通期事業利益は450億円から130億円に、最終損益は15億円の黒字から530億円の赤字に修正。イタリアのペルマ社の損失計上が主因となっている。減損損失計上などによる膿だしをポジティブ視する声もある一方、損失額は想定以上との見方にも。また、経営混乱の中で、新役員人事や今後の経営方針にも不透明感は強いといった見方になっている。


ヤマトHD<9064>:2434.5円(+267.5円)
急落。前日に業績予想の下方修正を発表している。通期営業利益は従来予想の670億円から580億円に引き下げた。市場コンセンサスは会社計画をやや上回る水準であったこと、先に会社計画並みとの観測報道が伝わっていたことなどから、大幅下方修正にはネガティブなサプライズが強まる。宅急便数量の下振れ、人件費や外注費などのコスト負担増が響く。野村證券では投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に格下げ。


任天堂<7974>:39820円(+5470円)
急騰。中国広東省が、同社のゲーム機「ニンテンドースイッチ」と同機用のゲームソフト「NewスーパーマリオブラザーズUデラックス」の販売を、中国ネットサービス大手のテンセントに認めたと報じられている。中国では海外メーカーのみならず国内メーカーに対してもゲームの販売を厳しく制限してきていたため、同社のゲーム機販売が許可されるのは異例と受け止められている。中国展開による業績への大きな寄与が期待される形に。





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