24日の米国市場ダイジェスト:NYダウ59ドル安、グラマンやキャタピラーなどの決算を嫌気
[19/04/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ59ドル安、グラマンやキャタピラーなどの決算を嫌気
米国株式相場は下落。ダウ平均は59.34ドル安の26597.05、ナスダックは18.81ポイント安の8102.01で取引を終了した。複数の主要企業決算が嫌気されたほか、昨日のS&P500及びナスダック総合指数の最高値更新を受けて利益確定の動きも広がり、寄付き後から揉み合う展開となった。米長期金利の下落も嫌気された。しかし、1-3月期決算発表を終えた企業の約8割で収益が市場予想を上振れたとの報道もあり、決算への期待感から下値は限られた。セクター別では、耐久消費財・アパレルや不動産が上昇する一方で電気通信サービスやエネルギーが下落した。
防衛企業のノースロップ・グラマン(NOC)は、売上高が予想を下振れ下落。建設機械のキャタピラー(CAT)は、中国を含むアジア太平洋地域の建設機械販売が減少し軟調推移。通信大手のAT&T(T)は、加入者数の減少幅が予想よりも大きく売られた。一方で、石油大手シェブロン(CVX)による買収に合意していた独立系石油ガス生産のアナダルコ(APC)は、同業オキシデンタル・ペトロリアム(OXY)から380億ドルの買収案を提示され急騰した。
マーケット終了後に、SNSのフェイスブック(FB)が発表した1-3月期決算は、売上高、調整後一株利益ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米国経済は相対的に優位との見方でドル全面高
24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円68銭へ低下後、112円40銭まで上昇し、112円14銭で引けた。米債利回りの低下に一時ドル売りが優勢となったが、米国企業の好決算に加えて世界経済の減速が進む中、米国経済が受ける影響は相対的に小さいとの見方からドル買いが再燃した。
ユーロ・ドルは、1.1212ドルから1.1141ドルまで下落し、1.1154ドルで引けた。ドイツの4月IFO企業景況感指数が予想外に悪化したことに加えて、カナダ中央銀行のハト派寄りの金融政策への転換を受け、10年物の利回りが再びマイナスに低下した。欧米金利差の拡大観測を受けたユーロ売り・ドル買いに拍車がかかった。ユーロ・円は、125円38銭から124円81銭まで下落した。ポンド・ドルは、1.2963ドルまで上昇後、一時1.2888ドルまで下落した。ドル・スイスは、1.0169フランまで下落後、1.0220フランまで上昇した。
■NY原油:反落で65.89ドル、原油在庫の大幅増加を嫌気
NY原油先物6月限は反落(NYMEX原油6月限終値:65.89 ↓0.41)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限前日比−0.41ドルの65.89ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは65.66ドル−66.43ドル。需給ひっ迫の思惑は消えていないものの、米エネルギー情報局(EIA)が公表した週間在庫統計で、原油在庫が大幅に増加していたことや主要通貨に対するドル高を嫌気して原油先物は伸び悩んだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.02ドル -0.05ドル(-0.17%)
モルガン・スタンレー(MS) 47.38ドル +0.03ドル(+0.06%)
ゴールドマン・サックス(GS)200.54ドル -3.60ドル(-1.76%)
インテル(INTC) 58.72ドル -0.06ドル(-0.10%)
アップル(AAPL) 207.16ドル -0.32ドル(-0.15%)
アルファベット(GOOG) 1256.00ドル -8.55ドル(-0.68%)
フェイスブック(FB) 182.58ドル -1.20ドル(-0.65%)
キャタピラー(CAT) 137.73ドル -4.30ドル(-3.03%)
アルコア(AA) 28.12ドル -0.41ドル(-1.44%)
ウォルマート(WMT) 103.53ドル +0.46ドル(+0.45%)
スプリント(S) 5.62ドル -0.09ドル(-1.58%)
<SF>
米国株式相場は下落。ダウ平均は59.34ドル安の26597.05、ナスダックは18.81ポイント安の8102.01で取引を終了した。複数の主要企業決算が嫌気されたほか、昨日のS&P500及びナスダック総合指数の最高値更新を受けて利益確定の動きも広がり、寄付き後から揉み合う展開となった。米長期金利の下落も嫌気された。しかし、1-3月期決算発表を終えた企業の約8割で収益が市場予想を上振れたとの報道もあり、決算への期待感から下値は限られた。セクター別では、耐久消費財・アパレルや不動産が上昇する一方で電気通信サービスやエネルギーが下落した。
防衛企業のノースロップ・グラマン(NOC)は、売上高が予想を下振れ下落。建設機械のキャタピラー(CAT)は、中国を含むアジア太平洋地域の建設機械販売が減少し軟調推移。通信大手のAT&T(T)は、加入者数の減少幅が予想よりも大きく売られた。一方で、石油大手シェブロン(CVX)による買収に合意していた独立系石油ガス生産のアナダルコ(APC)は、同業オキシデンタル・ペトロリアム(OXY)から380億ドルの買収案を提示され急騰した。
マーケット終了後に、SNSのフェイスブック(FB)が発表した1-3月期決算は、売上高、調整後一株利益ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米国経済は相対的に優位との見方でドル全面高
24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円68銭へ低下後、112円40銭まで上昇し、112円14銭で引けた。米債利回りの低下に一時ドル売りが優勢となったが、米国企業の好決算に加えて世界経済の減速が進む中、米国経済が受ける影響は相対的に小さいとの見方からドル買いが再燃した。
ユーロ・ドルは、1.1212ドルから1.1141ドルまで下落し、1.1154ドルで引けた。ドイツの4月IFO企業景況感指数が予想外に悪化したことに加えて、カナダ中央銀行のハト派寄りの金融政策への転換を受け、10年物の利回りが再びマイナスに低下した。欧米金利差の拡大観測を受けたユーロ売り・ドル買いに拍車がかかった。ユーロ・円は、125円38銭から124円81銭まで下落した。ポンド・ドルは、1.2963ドルまで上昇後、一時1.2888ドルまで下落した。ドル・スイスは、1.0169フランまで下落後、1.0220フランまで上昇した。
■NY原油:反落で65.89ドル、原油在庫の大幅増加を嫌気
NY原油先物6月限は反落(NYMEX原油6月限終値:65.89 ↓0.41)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限前日比−0.41ドルの65.89ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは65.66ドル−66.43ドル。需給ひっ迫の思惑は消えていないものの、米エネルギー情報局(EIA)が公表した週間在庫統計で、原油在庫が大幅に増加していたことや主要通貨に対するドル高を嫌気して原油先物は伸び悩んだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.02ドル -0.05ドル(-0.17%)
モルガン・スタンレー(MS) 47.38ドル +0.03ドル(+0.06%)
ゴールドマン・サックス(GS)200.54ドル -3.60ドル(-1.76%)
インテル(INTC) 58.72ドル -0.06ドル(-0.10%)
アップル(AAPL) 207.16ドル -0.32ドル(-0.15%)
アルファベット(GOOG) 1256.00ドル -8.55ドル(-0.68%)
フェイスブック(FB) 182.58ドル -1.20ドル(-0.65%)
キャタピラー(CAT) 137.73ドル -4.30ドル(-3.03%)
アルコア(AA) 28.12ドル -0.41ドル(-1.44%)
ウォルマート(WMT) 103.53ドル +0.46ドル(+0.45%)
スプリント(S) 5.62ドル -0.09ドル(-1.58%)
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