25日の米国市場ダイジェスト:NYダウ134ドル安、スリーエム決算がダウの重石に
[19/04/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ134ドル安、スリーエム決算がダウの重石に
米国株式相場はまちまち。ダウ平均は134.97ドル安の26462.08、ナスダックは16.67ポイント高の8118.68で取引を終了した。化学製品メーカーのスリーエム(MMM)の決算が嫌気され、S&P及びダウは売りが先行。ナスダック総合指数は複数の主要ハイテク決算が好感され、買いが先行した。その後、S&P500とナスダックは上昇したが、ダウは上値の重い展開が続いた。セクター別では、メディアや医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方で運輸や自動車・自動車部品が下落した。
スリーエムは、5つの事業部門すべてで営業利益が減少し、通期の利益見通しを下方修正したことが嫌気され大幅下落。宅配便のユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は、決算発表を受けて、同社が進める経営計画への懐疑的な見方が強まり下落。一方で、SNSのフェイスブック(FB)は、個人情報漏洩を巡る当局への罰金として30億ドルを計上したものの、広告事業が堅調となり上昇。ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)は、好決算を発表し、堅調推移。メディア・通信のコムキャスト(CMCSA)は、決算内容が好感され買われた。
マーケット終了後に、ネット小売のアマゾン(AMZN)が発表した1-3月期決算は、売上高、一株利益ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:
25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円90銭から111円38銭まで下落し、111円60銭で引けた。朝方発表された3M決算が予想を下回りダウ平均株価を押し下げ株安に連れたリスク回避の円買いが加速した。その後、株価の回復に連れ下げ止まった。
ユーロ・ドルは、1.1118ドルまで下落後、1.1155ドルまで反発し1.1130ドルで引けた。域内経済への懸念にユーロ売りが強く、戻りも鈍かった。ユーロ・円は、124円62銭から124円21銭まで下落。ポンド・ドルは、1.2868ドルから1.2914ドルまで上昇した。英国のメイ政権は来週欧州連合(EU)離脱案を巡る4度目の議会採決を目指しているとの報道を受けて、ポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは、1.0224フランから1.0193フランまで下落した。
■NY原油:続落で65.21ドル、ユーロ安継続などを嫌気
NY原油先物6月限は続落(NYMEX原油6月限終値:65.21 ↓0.68)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限前日比−0.68ドルの65.21ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは64.90ドル−66.28ドル。株安やユーロ安継続を意識してポジション調整的な売りが広がった。原油在庫が大幅に減少する可能性は低いとの見方は残されており、原油先物の上値は重くなった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.08ドル +0.06ドル(+0.20%)
モルガン・スタンレー(MS) 47.29ドル -0.09ドル(-0.19%)
ゴールドマン・サックス(GS)201.40ドル +0.86ドル(+0.43%)
インテル(INTC) 57.61ドル -1.11ドル(-1.89%)
アップル(AAPL) 205.28ドル -1.88ドル(-0.91%)
アルファベット(GOOG) 1263.45ドル +7.45ドル(+0.59%)
フェイスブック(FB) 193.26ドル +10.68ドル(+5.85%)
キャタピラー(CAT) 136.13ドル -1.60ドル(-1.16%)
アルコア(AA) 27.11ドル -1.01ドル(-3.59%)
ウォルマート(WMT) 103.52ドル -0.01ドル(-0.01%)
スプリント(S) 5.61ドル -0.01ドル(-0.18%)
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米国株式相場はまちまち。ダウ平均は134.97ドル安の26462.08、ナスダックは16.67ポイント高の8118.68で取引を終了した。化学製品メーカーのスリーエム(MMM)の決算が嫌気され、S&P及びダウは売りが先行。ナスダック総合指数は複数の主要ハイテク決算が好感され、買いが先行した。その後、S&P500とナスダックは上昇したが、ダウは上値の重い展開が続いた。セクター別では、メディアや医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方で運輸や自動車・自動車部品が下落した。
スリーエムは、5つの事業部門すべてで営業利益が減少し、通期の利益見通しを下方修正したことが嫌気され大幅下落。宅配便のユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は、決算発表を受けて、同社が進める経営計画への懐疑的な見方が強まり下落。一方で、SNSのフェイスブック(FB)は、個人情報漏洩を巡る当局への罰金として30億ドルを計上したものの、広告事業が堅調となり上昇。ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)は、好決算を発表し、堅調推移。メディア・通信のコムキャスト(CMCSA)は、決算内容が好感され買われた。
マーケット終了後に、ネット小売のアマゾン(AMZN)が発表した1-3月期決算は、売上高、一株利益ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:
25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円90銭から111円38銭まで下落し、111円60銭で引けた。朝方発表された3M決算が予想を下回りダウ平均株価を押し下げ株安に連れたリスク回避の円買いが加速した。その後、株価の回復に連れ下げ止まった。
ユーロ・ドルは、1.1118ドルまで下落後、1.1155ドルまで反発し1.1130ドルで引けた。域内経済への懸念にユーロ売りが強く、戻りも鈍かった。ユーロ・円は、124円62銭から124円21銭まで下落。ポンド・ドルは、1.2868ドルから1.2914ドルまで上昇した。英国のメイ政権は来週欧州連合(EU)離脱案を巡る4度目の議会採決を目指しているとの報道を受けて、ポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは、1.0224フランから1.0193フランまで下落した。
■NY原油:続落で65.21ドル、ユーロ安継続などを嫌気
NY原油先物6月限は続落(NYMEX原油6月限終値:65.21 ↓0.68)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限前日比−0.68ドルの65.21ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは64.90ドル−66.28ドル。株安やユーロ安継続を意識してポジション調整的な売りが広がった。原油在庫が大幅に減少する可能性は低いとの見方は残されており、原油先物の上値は重くなった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.08ドル +0.06ドル(+0.20%)
モルガン・スタンレー(MS) 47.29ドル -0.09ドル(-0.19%)
ゴールドマン・サックス(GS)201.40ドル +0.86ドル(+0.43%)
インテル(INTC) 57.61ドル -1.11ドル(-1.89%)
アップル(AAPL) 205.28ドル -1.88ドル(-0.91%)
アルファベット(GOOG) 1263.45ドル +7.45ドル(+0.59%)
フェイスブック(FB) 193.26ドル +10.68ドル(+5.85%)
キャタピラー(CAT) 136.13ドル -1.60ドル(-1.16%)
アルコア(AA) 27.11ドル -1.01ドル(-3.59%)
ウォルマート(WMT) 103.52ドル -0.01ドル(-0.01%)
スプリント(S) 5.61ドル -0.01ドル(-0.18%)
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