個人投資家Hama氏:「人のうわさも75日」、GWは暴落相場のレビューを!【GW用ソーシャルレポーター】
[19/04/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家Hama氏(ブログ「実践で学ぶ、負けない現代株式投資」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2019年4月22日午前10時に執筆
■クリスマスの大底から75日、GWは暴落相場のレビューを!
「実践で学ぶ、負けない現代株式投資」のHamaでございます。
年末年始のレポート以来の寄稿となります。
このレポートを書いている本日は4月22日(月)で、昨年のクリスマス暴落から約4カ月、日経平均株価はようやく節目の22,000円を固めようとしています。
「人のうわさも七十五日」と申しますが、国内株式市場は昨年のクリスマスから、75営業日が経過しました。
昨年末の暴落で大きな痛手を食らった個人投資家も、大底から75日が経過し、ようやく精神的に立ち直り始めるころかと思います。
このゴールデンウィークは、かつてない大型連休となりますので、是非とも昨年秋以降の株式市場の推移をレビューし、大きな痛手を被った方はそれを武器に変えて、今後10年、20年という相場人生で、勝ち組投資家になっていただければと思います。
上値を期待して買った8月・9月、押し目と思って追加で買った10月、不安に悩まされた11月、恐怖に変わった12月、そして力尽きたクリスマス。
「もうどこまで下がるか底が見えない」と思ったクリスマスの大底から75日が経過した今、NYダウは何事もなかったかのように史上最高値更新に王手をかけ、出遅れている日経平均株価も緩やかな戻りとともに、18,948円の大底から22,200円台まで回復しています。
今回のレポートは、皆さんに暴落相場をレビューするきっかけとしていただくため、昨年からの相場を簡単に振り返り、私の考える「相場で一番大切なこと」をお伝えしたいと思います。
■2018年秋以降のベアマーケットはどうだったか
昨年10月2日に24,448円で天井をつけた日経平均株価は、その後3カ月かけて18,948円(12月26日終値)まで下落。
値幅にして実にマイナス5,500円、下落率でマイナス22%を記録しました。
天井から大底までの下落率で言えば、2016年初頭の世界同時株安には及びませんが、それでも多くの個人投資家が膨大な損失を余儀なくされたことと思います。
さて、私Hamaはというと、2016年初頭の暴落時と同様に、クリスマスムード漂う昨年末、個人投資家の皆さんが顔面蒼白で持ち株をぶん投げている中、「チャンス到来!!」とばかりに買い出動しました。
ここで、お手元に日経平均株価の日足チャートをご用意いただき、ここ1年ほどの株価推移をご覧いただければと思います。
株価が順調に上昇していった昨年9月、私はブログにて相場急落の警告を発し続けていました。
つまり、年末にかけての暴落は想定していた展開であり、待ち望んでいた展開だった訳です。(「本当か?」と思われる方は、私のブログを読み返していただければと思います。)
私が「株式市場が、またとない激安セール、絶好の買い場」に入ったと判断したのは、12月21日(金)そして、25日(火)〜27日(木)、1月4日(金)の5営業日でした。
こちらも、お手元のチャートで、この5営業日をご覧いただければと思います。
この5営業日のどこかで株を買った方は、大半の方が現在含み益を抱えてニンマリした日々をお過ごしのことと思います。
■暴落で味わった痛手を武器に変えて
さて、ここで「日経平均株価の推移を見たところで、個別の銘柄とは関係ないじゃないか」と思った方はいますか?
もしもそのように考えている方が居たとしたら、相場に臨む上で致命的な過ちを犯しているかもしれません。
相場と向き合う時は必ず「森を見て、木(機)を見ること」だと思います。
「森」とは株式市場全体を指し、「木」とは個別銘柄を指すと思っていただければよろしいかと思います。
株式投資を行う際には、個別銘柄を追いかける前に必ず全体相場を見極めることです。
相場全体を見渡し、マーケットを俯瞰、鳥瞰する。
その上で、お気に入りの銘柄、応援したい銘柄など、ご自身が普段からウォッチしている銘柄の売買を検討することです。
何故なら、株式市場全体から巨額の資金が流出する暴落場面、全面安の展開では、どんな有望な銘柄でも売られるため急落を避けることができないからです。
もちろん、暴落時に逆行高となる銘柄はありますが、毎回の暴落相場で逆行高となる銘柄を事前に当てることなど、プロの投資家でも不可能でしょう。
また、時々、「今は森を見ずに、木を見る時だ」などとアドバイスする方もいらっしゃいますが、私は「全体相場(森)を見渡した上で、特段荒れ模様となる気配は無さそうだから、個別銘柄(木)を見ても良い」という考えです。
株式の売買を行う上で、森(全体相場)を見ないことはないと私は思います。
では、相場を俯瞰する、全体相場を見極めるにはどうしたらよいか。
答えは、日々の株式指標を観察し、マーケットで何が起こっているのかを考えること、そして日々、Watch、Think and Reviewを続けることだと思います。
勝ち組投資家として生き残るには相応の相場観を身に付ける必要がありますが、その相場観は一朝一夕で得られるものではなく、日々の相場と向き合うこと、一日一日を積み重ねることが一番の近道だと私は思います。
また、失敗を糧に変える事、挫折を武器に変える事も大切なことです。
かつての大暴落で瀕死の損失を被った私は、再起をかけて長年の投資経験と数々の失敗から、独自のロジックを構築し、武器に変えようとしています。
「人のうわさも七十五日」
大抵のことは75日もすれば忘れてしまうものですが、相場で生き残るには、転んでもただでは起きない事が大切だと思います。
今回の暴落相場を決して忘れず、痛恨の損失を武器に変えて次の暴落相場を迎え撃つことです。
75日と言えば、このレポートを書きつつ、画面の向こうのTOPIXに目をやると、ちょうど75日線が100日線を上抜けるところで、中長期的な相場の転換点となる可能性を示唆しています。
「相場の事は、相場に聞け」と言われますが、先々の相場展開をあれやこれやと予想する前に、毎日の株式指標を正面から見つめ、今、相場がどういう状態にあるのかを鳥瞰することも大切です。
興味のある方は私のブログにも訪れてみて下さい。お待ちしております。
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執筆者名:Hama
ブログ名:実践で学ぶ、負けない現代株式投資
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※2019年4月22日午前10時に執筆
■クリスマスの大底から75日、GWは暴落相場のレビューを!
「実践で学ぶ、負けない現代株式投資」のHamaでございます。
年末年始のレポート以来の寄稿となります。
このレポートを書いている本日は4月22日(月)で、昨年のクリスマス暴落から約4カ月、日経平均株価はようやく節目の22,000円を固めようとしています。
「人のうわさも七十五日」と申しますが、国内株式市場は昨年のクリスマスから、75営業日が経過しました。
昨年末の暴落で大きな痛手を食らった個人投資家も、大底から75日が経過し、ようやく精神的に立ち直り始めるころかと思います。
このゴールデンウィークは、かつてない大型連休となりますので、是非とも昨年秋以降の株式市場の推移をレビューし、大きな痛手を被った方はそれを武器に変えて、今後10年、20年という相場人生で、勝ち組投資家になっていただければと思います。
上値を期待して買った8月・9月、押し目と思って追加で買った10月、不安に悩まされた11月、恐怖に変わった12月、そして力尽きたクリスマス。
「もうどこまで下がるか底が見えない」と思ったクリスマスの大底から75日が経過した今、NYダウは何事もなかったかのように史上最高値更新に王手をかけ、出遅れている日経平均株価も緩やかな戻りとともに、18,948円の大底から22,200円台まで回復しています。
今回のレポートは、皆さんに暴落相場をレビューするきっかけとしていただくため、昨年からの相場を簡単に振り返り、私の考える「相場で一番大切なこと」をお伝えしたいと思います。
■2018年秋以降のベアマーケットはどうだったか
昨年10月2日に24,448円で天井をつけた日経平均株価は、その後3カ月かけて18,948円(12月26日終値)まで下落。
値幅にして実にマイナス5,500円、下落率でマイナス22%を記録しました。
天井から大底までの下落率で言えば、2016年初頭の世界同時株安には及びませんが、それでも多くの個人投資家が膨大な損失を余儀なくされたことと思います。
さて、私Hamaはというと、2016年初頭の暴落時と同様に、クリスマスムード漂う昨年末、個人投資家の皆さんが顔面蒼白で持ち株をぶん投げている中、「チャンス到来!!」とばかりに買い出動しました。
ここで、お手元に日経平均株価の日足チャートをご用意いただき、ここ1年ほどの株価推移をご覧いただければと思います。
株価が順調に上昇していった昨年9月、私はブログにて相場急落の警告を発し続けていました。
つまり、年末にかけての暴落は想定していた展開であり、待ち望んでいた展開だった訳です。(「本当か?」と思われる方は、私のブログを読み返していただければと思います。)
私が「株式市場が、またとない激安セール、絶好の買い場」に入ったと判断したのは、12月21日(金)そして、25日(火)〜27日(木)、1月4日(金)の5営業日でした。
こちらも、お手元のチャートで、この5営業日をご覧いただければと思います。
この5営業日のどこかで株を買った方は、大半の方が現在含み益を抱えてニンマリした日々をお過ごしのことと思います。
■暴落で味わった痛手を武器に変えて
さて、ここで「日経平均株価の推移を見たところで、個別の銘柄とは関係ないじゃないか」と思った方はいますか?
もしもそのように考えている方が居たとしたら、相場に臨む上で致命的な過ちを犯しているかもしれません。
相場と向き合う時は必ず「森を見て、木(機)を見ること」だと思います。
「森」とは株式市場全体を指し、「木」とは個別銘柄を指すと思っていただければよろしいかと思います。
株式投資を行う際には、個別銘柄を追いかける前に必ず全体相場を見極めることです。
相場全体を見渡し、マーケットを俯瞰、鳥瞰する。
その上で、お気に入りの銘柄、応援したい銘柄など、ご自身が普段からウォッチしている銘柄の売買を検討することです。
何故なら、株式市場全体から巨額の資金が流出する暴落場面、全面安の展開では、どんな有望な銘柄でも売られるため急落を避けることができないからです。
もちろん、暴落時に逆行高となる銘柄はありますが、毎回の暴落相場で逆行高となる銘柄を事前に当てることなど、プロの投資家でも不可能でしょう。
また、時々、「今は森を見ずに、木を見る時だ」などとアドバイスする方もいらっしゃいますが、私は「全体相場(森)を見渡した上で、特段荒れ模様となる気配は無さそうだから、個別銘柄(木)を見ても良い」という考えです。
株式の売買を行う上で、森(全体相場)を見ないことはないと私は思います。
では、相場を俯瞰する、全体相場を見極めるにはどうしたらよいか。
答えは、日々の株式指標を観察し、マーケットで何が起こっているのかを考えること、そして日々、Watch、Think and Reviewを続けることだと思います。
勝ち組投資家として生き残るには相応の相場観を身に付ける必要がありますが、その相場観は一朝一夕で得られるものではなく、日々の相場と向き合うこと、一日一日を積み重ねることが一番の近道だと私は思います。
また、失敗を糧に変える事、挫折を武器に変える事も大切なことです。
かつての大暴落で瀕死の損失を被った私は、再起をかけて長年の投資経験と数々の失敗から、独自のロジックを構築し、武器に変えようとしています。
「人のうわさも七十五日」
大抵のことは75日もすれば忘れてしまうものですが、相場で生き残るには、転んでもただでは起きない事が大切だと思います。
今回の暴落相場を決して忘れず、痛恨の損失を武器に変えて次の暴落相場を迎え撃つことです。
75日と言えば、このレポートを書きつつ、画面の向こうのTOPIXに目をやると、ちょうど75日線が100日線を上抜けるところで、中長期的な相場の転換点となる可能性を示唆しています。
「相場の事は、相場に聞け」と言われますが、先々の相場展開をあれやこれやと予想する前に、毎日の株式指標を正面から見つめ、今、相場がどういう状態にあるのかを鳥瞰することも大切です。
興味のある方は私のブログにも訪れてみて下さい。お待ちしております。
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執筆者名:Hama
ブログ名:実践で学ぶ、負けない現代株式投資
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