個人投資家キムさん:単元未満株を利用した投資がメジャーになる日【FISCOソーシャルレポーター】
[19/05/02]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家キムさん(ブログ「IPO初値予想ブログなら、キムさんのIPO投資日記」の著者)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2019年4月20日14時に執筆
単元未満株を利用した投資サービスを提供している企業が増えてきました。昔からネット証券を中心としてサービス自体はあったものの、最近では単元未満株を専門に取り扱った企業が増えています。
この背景には若い投資家を株式市場に取り込む狙いがあるように思います。老後の公的年金が期待できない世代に早くから投資に慣れさせておくことも背景にあるでしょう。海外では教育の一環として投資を授業で学ぶことも常識化しているそうです。日本もこれに続くと考えられます。
単元未満株は「端株」「S株」「ワン株」「ミニ株」など言い方が証券会社によって異なります。また手数料は数十円から設定があり概ね約定代金の0.5%設定などが多いと個人的に思います。
ところで単元未満株を利用した投資にどんなメリットがあるかと言えば、「低金額で株式投資ができる」これに尽きるでしょう。銘柄によっては数百円から株式投資が可能になり1万円もあれば複数銘柄を保有することができます。
通常株式投資では数十万円程度の資金が必要になるところ、単元未満株を利用することで数百円からの投資が可能です。株式投資に興味がある方の中には大きな資金が必要になるため躊躇している方も多そうです。
投資初心者は投資金額を低く抑えるために、レバレッジが効いた「ハイリスク・ハイリターン」の金融商品を選びがちだと思います。例えばFXや仮想通貨などがそれにあたります。数万円で数十万円を狙うような投資はリスクが非常に高く、大きな損失が待ち受けている可能性も否定できません。
単元未満株の場合はローリスク・ローリターンにあたると個人的に考えています。例えば総額1万円分の単元未満株を購入した場合、その株が5,000円になるには日経平均が壊滅的な暴落に見舞われない限り半分になることは難しいでしょう。買う株により損益率は大きく変わりますが、日経平均225に採用されている銘柄などは当てはまりそうです。またその逆も起こり得ます。
購入した単元未満株に配当金の設定があれば株数に応じ配当金を得ることもでき、高配当の銘柄を好んで買っていくことで投資額を引き下げる効果も期待できます。長期投資になればまとまったリターンを狙うこともできるでしょう。
単元未満株を専業で取り扱っている証券会社は、FOLIO(フォリオ)やSBIネオモバイル証券、SMBC日興証券のFROGGY(フロッギー)などがあります。証券会社により少しずつサービスが異なりますが、1株から株を買うことができるため投資初心者を中心に今後人気になると考えています。
配当金狙いであれば証券会社のスクリーニング機能やネット検索を行うことでいくらでも銘柄がでてきます。配当利回り5%以上の銘柄も多く存在します。多少リスクを背負って値動き重視で利益を狙うのであればマザーズなどの新興市場銘柄に手を出す方法もあります。
FXや仮想通貨のように投資額以上の損失を出す可能性はないため、長期保有でも安心して投資ができると考えられます。まとまった資金があるのであればNISA(ニーサ)やiDeCo(イデコ)などを使った非課税枠を賢く利用することで将来のリターンを狙うことも可能でしょう。
この他、ロボットアドバイザーによるETF投資も1万円から投資が出来るため若い層を中心に広がりを見せているようです。業界最大手のWealthNavi(ウェルスナビ)では10万円からの投資が可能で、執筆段階で預かり資産1,400億円、12万人の利用があるそうです。
単元未満株も購入者が多くなれば大きな市場を形成し、日本の株価を押し上げる可能性も秘めていることから個人的にも広まることを望んでいます。(単元未満株を利用した投資サービスを実際に行った感想などは私のブログにも書かれていますので、興味があればご訪問ください。)
確定申告などの面倒な作業も、各社で「特定口座源泉徴収あり」を選択することで基本的に不要になります。また、パソコンを必要としない投資がどんどん広がりを見せており、スマートフォンだけでも気軽に投資が楽しめる時代が既にきています。
単元未満株やロボットアドバイザー投資の他にも「おつり投資」や「ポイント投資」などが新しく投資市場に参入していることから、生活においても投資との関係が大きい時代が今後待ち受けていると考えられます。
単元未満株を利用した投資だけではなく、今後は少しでも資産を形成できるように上手に様々なツールを利用する時代を迎えるでしょう。世間では正社員よりも派遣社員が増加し年間平均給与を押し下げていると言われていますが、そんな環境でも何か出来ることはあるはずです。
そもそも投資に興味がある前提の話ですが、5年後、10年後は投資自体が日常的に取り入れられているのではないかと考えています。投資に興味があれば単元未満株から始めてみると投資の楽しみがわかるかもしれませんよ!
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執筆者名:キムさん
ブログ名:IPO初値予想ブログなら、キムさんのIPO投資日記
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※2019年4月20日14時に執筆
単元未満株を利用した投資サービスを提供している企業が増えてきました。昔からネット証券を中心としてサービス自体はあったものの、最近では単元未満株を専門に取り扱った企業が増えています。
この背景には若い投資家を株式市場に取り込む狙いがあるように思います。老後の公的年金が期待できない世代に早くから投資に慣れさせておくことも背景にあるでしょう。海外では教育の一環として投資を授業で学ぶことも常識化しているそうです。日本もこれに続くと考えられます。
単元未満株は「端株」「S株」「ワン株」「ミニ株」など言い方が証券会社によって異なります。また手数料は数十円から設定があり概ね約定代金の0.5%設定などが多いと個人的に思います。
ところで単元未満株を利用した投資にどんなメリットがあるかと言えば、「低金額で株式投資ができる」これに尽きるでしょう。銘柄によっては数百円から株式投資が可能になり1万円もあれば複数銘柄を保有することができます。
通常株式投資では数十万円程度の資金が必要になるところ、単元未満株を利用することで数百円からの投資が可能です。株式投資に興味がある方の中には大きな資金が必要になるため躊躇している方も多そうです。
投資初心者は投資金額を低く抑えるために、レバレッジが効いた「ハイリスク・ハイリターン」の金融商品を選びがちだと思います。例えばFXや仮想通貨などがそれにあたります。数万円で数十万円を狙うような投資はリスクが非常に高く、大きな損失が待ち受けている可能性も否定できません。
単元未満株の場合はローリスク・ローリターンにあたると個人的に考えています。例えば総額1万円分の単元未満株を購入した場合、その株が5,000円になるには日経平均が壊滅的な暴落に見舞われない限り半分になることは難しいでしょう。買う株により損益率は大きく変わりますが、日経平均225に採用されている銘柄などは当てはまりそうです。またその逆も起こり得ます。
購入した単元未満株に配当金の設定があれば株数に応じ配当金を得ることもでき、高配当の銘柄を好んで買っていくことで投資額を引き下げる効果も期待できます。長期投資になればまとまったリターンを狙うこともできるでしょう。
単元未満株を専業で取り扱っている証券会社は、FOLIO(フォリオ)やSBIネオモバイル証券、SMBC日興証券のFROGGY(フロッギー)などがあります。証券会社により少しずつサービスが異なりますが、1株から株を買うことができるため投資初心者を中心に今後人気になると考えています。
配当金狙いであれば証券会社のスクリーニング機能やネット検索を行うことでいくらでも銘柄がでてきます。配当利回り5%以上の銘柄も多く存在します。多少リスクを背負って値動き重視で利益を狙うのであればマザーズなどの新興市場銘柄に手を出す方法もあります。
FXや仮想通貨のように投資額以上の損失を出す可能性はないため、長期保有でも安心して投資ができると考えられます。まとまった資金があるのであればNISA(ニーサ)やiDeCo(イデコ)などを使った非課税枠を賢く利用することで将来のリターンを狙うことも可能でしょう。
この他、ロボットアドバイザーによるETF投資も1万円から投資が出来るため若い層を中心に広がりを見せているようです。業界最大手のWealthNavi(ウェルスナビ)では10万円からの投資が可能で、執筆段階で預かり資産1,400億円、12万人の利用があるそうです。
単元未満株も購入者が多くなれば大きな市場を形成し、日本の株価を押し上げる可能性も秘めていることから個人的にも広まることを望んでいます。(単元未満株を利用した投資サービスを実際に行った感想などは私のブログにも書かれていますので、興味があればご訪問ください。)
確定申告などの面倒な作業も、各社で「特定口座源泉徴収あり」を選択することで基本的に不要になります。また、パソコンを必要としない投資がどんどん広がりを見せており、スマートフォンだけでも気軽に投資が楽しめる時代が既にきています。
単元未満株やロボットアドバイザー投資の他にも「おつり投資」や「ポイント投資」などが新しく投資市場に参入していることから、生活においても投資との関係が大きい時代が今後待ち受けていると考えられます。
単元未満株を利用した投資だけではなく、今後は少しでも資産を形成できるように上手に様々なツールを利用する時代を迎えるでしょう。世間では正社員よりも派遣社員が増加し年間平均給与を押し下げていると言われていますが、そんな環境でも何か出来ることはあるはずです。
そもそも投資に興味がある前提の話ですが、5年後、10年後は投資自体が日常的に取り入れられているのではないかと考えています。投資に興味があれば単元未満株から始めてみると投資の楽しみがわかるかもしれませんよ!
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執筆者名:キムさん
ブログ名:IPO初値予想ブログなら、キムさんのIPO投資日記
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