注目銘柄ダイジェスト(前場):明星工業、イワキ、UACJなど
[19/06/20]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
ピアズ<7066>:6350円
公開価格(3620円)を51.9%上回る5500円で初値を付けた。設立年月日は02年6月14日。事業内容はキャリアショップを中心とした販売チャネルに対する研修コンサルティングやセールスプロモーションなど。19年9月期の営業利益予想は前期比24.2%増の5.05億円。主力のコンサルティングサービスを中心に伸長すると見込む。第2四半期累計の営業利益は3.37億円で、進捗率は66.7%となっている。
UACJ<5741>:1842円(+99円)
大幅続伸。連結子会社であるUACJ銅管の全株を、アスパラントグループや大和PIパートナーズ保有会社に譲渡すると発表している。譲渡実効日は9月30日で、譲渡金額は約240億円となる。同子会社は業績が安定しており、短期的には同社業績にマイナスの影響となるが、アルミ事業への経営資源集中戦略にかなうものであり、将来的な資本効率向上につながっていくとの見方が先行へ。
明星工業<1976>:720円(+48円)
急伸。前日に発表した自己株式の取得実施が好感されている。発行済み株式数の1.91%に当たる100万株、8億円を上限としており、取得期間は6月20日から20年1月31日までとしている。株価が安値圏にある中、需給改善によるリバウンドへの期待が高まる格好に。同社の自社株買いは2016年2-7月に実施して以来となり、当時は上限150万株の買い付け実績。
イワキ<8095>:539円(+35円)
急伸。前日に業績予想の上方修正を発表している。上半期営業利益は従来予想の8.6億円から12.5億円に増額修正、医薬FC事業における高薬価品の製造量増加、自社原料、電子・機能性材料や主力商品の販売伸長が寄与した。研究開発費や広告宣伝費などの下振れも収益の押し上げ要因に。不確定要素が多いとして19年11月期通期予想は据え置いているが、上半期同様に上振れが期待できるとの見方が優勢に。
キーエンス<6861>:63410円(-1360円)
反落。SMBC日興証券では投資判断を「1」から「2」に格下げしている。目標株価も87000円から68000円に引き下げ。米中貿易摩擦により企業の設備投資意欲冷え込みの影響は同社も免れず、20年3月期はわずかに減益となる可能性が高まったと判断しているもよう。EPS成長率低下に対してバリュエーション調整は進んでいないと指摘。20年3月期営業利益は、3400億円程度の市場コンセンサスに対し3095億円と予想。
協立電機<6874>:2494円(+83円)
急伸。19年6月期の年間配当を従来予想の55.00円から60.00円(特別配当5.00円含む。前期実績50.00円)に増額修正している。通期業績見込みや財務状況等を総合的に勘案した措置。同社は5月9日に19年6月期の営業利益を従来予想の17.50億円から22.00億円(前期実績17.17億円)に引き上げていた。増配に加え、前日までの続落で値頃感が高まっていることも買い戻しにつながっているようだ。
Fringe81<6550>:649円(+7円)
大幅に続伸。CARTA HOLDINGS<3688>とデジタル広告領域・事業に関する業務提携を行うと発表している。デジタル広告領域での共同研究開発と共同事業の検討に加え、デジタル広告領域で運営するサービスやデータソリューション領域での業務提携を検討する。CARTA HDはFringe81<6550>が従来出資を受けてきたサイバー・コミュニケーションズ(東京都中央区)とVOYAGE GROUP(東京都渋谷区)との経営統合で発足した純粋持株会社。
<ST>