26日の米国市場ダイジェスト:NYダウ11ドル安、米中協議への楽観的な見方が後退
[19/06/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ11ドル安、米中協議への楽観的な見方が後退
米国株式相場はまちまち。ダウ平均は11.40ドル安の26536.82、ナスダックは25.25ポイント高の7909.97で取引を終了した。ムニューシン米財務長官が米中協議の合意に自信を示したほか、原油高が好感され、買いが先行。しかし、トランプ大統領が米中首脳会談で進展がない場合に巨額の追加関税を実施すると改めて警告すると上げ幅を縮小し、小動きとなった。セクター別では、半導体・半導体製造装置やテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方で公益事業や不動産が下落した。
半導体のマイクロン・テクノロジー(MU)は、決算内容が予想を上振れ大幅上昇。アドバンスド・マイクロ・デバイシズ(AMD)やエヌビディア(NVDA)など半導体セクターにも買いが広がった。運輸・宅配のフェデックス(FDX)は、決算内容が好感され、買われた。原油相場の上昇で、エネルギー会社のチェサピーク・エナジー(CHK)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が堅調推移。一方で、食品のゼネラルミルズ(GIS)は、決算内容が嫌気され下落した。
通信大手のTモバイル(TMUS)とスプリント(S)が、合併計画の承認を得るために一部資産や周波数帯の売却を検討しているが、司法省が求める規模の資産放出にTモバイルと親会社のドイツテレコムが消極的で、買い手最有力とされる衛星テレビのディッシュ・ネットワーク(DISH)との協議は来週以降にもつれ込む見通し。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル強含み、米中首脳会談への期待高まる
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円60銭から107円85銭まで上昇し、107円75銭で取引終了。6月29日に予定されている米中首脳会談で、通商協議の進展が期待されており、リスク選好の円売り・ドル買いが強まった。この日発表された5月の米製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値は、前月比+0.7%で市場予想を上回ったこともドル買い材料となったようだ。
ユーロ・ドルは、1.1348ドルまで下落後、一時1.1391ドルまで上昇したが、1.1370ドル引けた。ユーロ・円は、122円19銭から122円63銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.2664ドルまで売られた後に1.2701ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9785フランから0.9747フランまで下落した。
■NY原油:大幅反発で59.38ドル、原油在庫の大幅減少を意識した買いが入る
NY原油先物8月限は大幅反発(NYMEX原油8月限終値:59.38 ↑1.55)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は前日比+1.55ドルの59.38ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは58.65ドル−59.93ドル。ドル高を意識して原油先物は伸び悩む場面があったが、米エネルギー情報局(EIA)公表の週間在庫統計で、原油在庫は予想を上回る大幅な減少を記録していたことから、需給関係ひっ迫の思惑が浮上し、原油先物の買い材料となった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 27.91ドル +0.15ドル(+0.54%)
モルガン・スタンレー(MS) 42.99ドル +0.33ドル(+0.77%)
ゴールドマン・サックス(GS)197.01ドル +0.95ドル(+0.48%)
インテル(INTC) 48.19ドル +1.34ドル(+2.86%)
アップル(AAPL) 199.80ドル +4.23ドル(+2.16%)
アルファベット(GOOG) 1079.80ドル -6.55ドル(-0.60%)
フェイスブック(FB) 187.66ドル -1.18ドル(-0.62%)
キャタピラー(CAT) 135.15ドル +1.44ドル(+1.08%)
アルコア(AA) 23.21ドル +0.66ドル(+2.93%)
ウォルマート(WMT) 110.16ドル -0.56ドル(-0.51%)
スプリント(S) 6.56ドル -0.27ドル(-3.95%)
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米国株式相場はまちまち。ダウ平均は11.40ドル安の26536.82、ナスダックは25.25ポイント高の7909.97で取引を終了した。ムニューシン米財務長官が米中協議の合意に自信を示したほか、原油高が好感され、買いが先行。しかし、トランプ大統領が米中首脳会談で進展がない場合に巨額の追加関税を実施すると改めて警告すると上げ幅を縮小し、小動きとなった。セクター別では、半導体・半導体製造装置やテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方で公益事業や不動産が下落した。
半導体のマイクロン・テクノロジー(MU)は、決算内容が予想を上振れ大幅上昇。アドバンスド・マイクロ・デバイシズ(AMD)やエヌビディア(NVDA)など半導体セクターにも買いが広がった。運輸・宅配のフェデックス(FDX)は、決算内容が好感され、買われた。原油相場の上昇で、エネルギー会社のチェサピーク・エナジー(CHK)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が堅調推移。一方で、食品のゼネラルミルズ(GIS)は、決算内容が嫌気され下落した。
通信大手のTモバイル(TMUS)とスプリント(S)が、合併計画の承認を得るために一部資産や周波数帯の売却を検討しているが、司法省が求める規模の資産放出にTモバイルと親会社のドイツテレコムが消極的で、買い手最有力とされる衛星テレビのディッシュ・ネットワーク(DISH)との協議は来週以降にもつれ込む見通し。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル強含み、米中首脳会談への期待高まる
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円60銭から107円85銭まで上昇し、107円75銭で取引終了。6月29日に予定されている米中首脳会談で、通商協議の進展が期待されており、リスク選好の円売り・ドル買いが強まった。この日発表された5月の米製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値は、前月比+0.7%で市場予想を上回ったこともドル買い材料となったようだ。
ユーロ・ドルは、1.1348ドルまで下落後、一時1.1391ドルまで上昇したが、1.1370ドル引けた。ユーロ・円は、122円19銭から122円63銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.2664ドルまで売られた後に1.2701ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9785フランから0.9747フランまで下落した。
■NY原油:大幅反発で59.38ドル、原油在庫の大幅減少を意識した買いが入る
NY原油先物8月限は大幅反発(NYMEX原油8月限終値:59.38 ↑1.55)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は前日比+1.55ドルの59.38ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは58.65ドル−59.93ドル。ドル高を意識して原油先物は伸び悩む場面があったが、米エネルギー情報局(EIA)公表の週間在庫統計で、原油在庫は予想を上回る大幅な減少を記録していたことから、需給関係ひっ迫の思惑が浮上し、原油先物の買い材料となった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 27.91ドル +0.15ドル(+0.54%)
モルガン・スタンレー(MS) 42.99ドル +0.33ドル(+0.77%)
ゴールドマン・サックス(GS)197.01ドル +0.95ドル(+0.48%)
インテル(INTC) 48.19ドル +1.34ドル(+2.86%)
アップル(AAPL) 199.80ドル +4.23ドル(+2.16%)
アルファベット(GOOG) 1079.80ドル -6.55ドル(-0.60%)
フェイスブック(FB) 187.66ドル -1.18ドル(-0.62%)
キャタピラー(CAT) 135.15ドル +1.44ドル(+1.08%)
アルコア(AA) 23.21ドル +0.66ドル(+2.93%)
ウォルマート(WMT) 110.16ドル -0.56ドル(-0.51%)
スプリント(S) 6.56ドル -0.27ドル(-3.95%)
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