25日の米国市場ダイジェスト:NYダウ129ドル安、複数の主要企業決算が嫌気される
[19/07/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ129ドル安、複数の主要企業決算が嫌気される
米国株式相場は下落。ダウ平均は128.99ドル安の27140.98、ナスダックは82.96ポイント安の8238.54で取引を終了した。複数の主要企業決算が嫌気され、売りが先行し終日軟調推移となった。欧州中央銀行(ECB)理事会で利下げ見通しが示されたものの、相場への影響は限定的だった。セクター別では、電気通信サービスや耐久消費財・アパレルが上昇する一方で自動車・自動車部品や半導体・半導体製造装置が下落した。
電気自動車のテスラ(TSLA)は、予想より大幅な赤字決算となり大幅下落。自動車大手のフォード(F)や汎用化学品事業のダウ(DOW)は、決算内容が予想を下回り軟調推移。決済サービスのペイパル(PYPL)は、軟調な業績見通しが嫌気され下落。航空機大手のボーイング(BA)は、旅客機「737 MAX」の運航停止が長期化する場合、同機種の生産停止の可能性を示唆し売られた。
検索大手のアルファベット(GOOGL)は、マーケット終了後に4-6月期決算を発表し、一株利益、売上高ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ECBは政策金利の据え置き決定
25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円07銭から108円75銭まで上昇し、108円63銭で引けた。予想を上回った米国の6月耐久財受注速報値や、週次新規失業保険申請件数の減少を意識してドル買いが優勢となった。来週7月30−31日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)での50ベーシスポイントの利下げ確率は低下し、ドル買いが強まった。
ユーロ・ドルは、1.1102ドルまで下落後、1.1188ドルまで上昇し、1.1140ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)の理事会で政策金利の据え置きが決定され、9月の追加緩和が示唆されたことから、ユーロ売りが加速した。しかし、ドラギ総裁が「依然リセッションリスクは低い」との見解を示したことから、ユーロを買い戻す動きが広がった。ユーロ・円は、120円05銭まで下落後、121円38銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2518ドルまで上昇後、1.2437ドルまで下落。ドル・スイスは、0.9867フランから0.9918フランまで上昇。
■NY原油:やや反発で56.02ドル、米経済指標の改善などが好感される
NY原油先物9月限はやや反発(NYMEX原油9月限終値:56.02 +0.14)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日比+0.14ドルの56.02ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは55.81ドル−56.99ドル。世界経済の減速に対する警戒感は残されているものの、ユーロ安が一服したことや、6月の米耐久財受注が市場予想を上回ったことから、原油先物は底堅い動きとなった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.34ドル -0.33ドル(-1.08%)
モルガン・スタンレー(MS) 44.87ドル -0.63ドル(-1.38%)
ゴールドマン・サックス(GS)219.98ドル -2.05ドル(-0.92%)
インテル(INTC) 52.16ドル -0.76ドル(-1.44%)
アップル(AAPL) 207.02ドル -1.65ドル(-0.79%)
アルファベット(GOOG) 1132.12ドル -5.69ドル(-0.50%)
フェイスブック(FB) 200.71ドル -3.95ドル(-1.93%)
キャタピラー(CAT) 134.71ドル +2.80ドル(+2.12%)
アルコア(AA) 22.85ドル -0.71ドル(-3.01%)
ウォルマート(WMT) 112.22ドル +0.22ドル(+0.20%)
スプリント(S) 7.44ドル -0.22ドル(-2.87%)
<SF>
米国株式相場は下落。ダウ平均は128.99ドル安の27140.98、ナスダックは82.96ポイント安の8238.54で取引を終了した。複数の主要企業決算が嫌気され、売りが先行し終日軟調推移となった。欧州中央銀行(ECB)理事会で利下げ見通しが示されたものの、相場への影響は限定的だった。セクター別では、電気通信サービスや耐久消費財・アパレルが上昇する一方で自動車・自動車部品や半導体・半導体製造装置が下落した。
電気自動車のテスラ(TSLA)は、予想より大幅な赤字決算となり大幅下落。自動車大手のフォード(F)や汎用化学品事業のダウ(DOW)は、決算内容が予想を下回り軟調推移。決済サービスのペイパル(PYPL)は、軟調な業績見通しが嫌気され下落。航空機大手のボーイング(BA)は、旅客機「737 MAX」の運航停止が長期化する場合、同機種の生産停止の可能性を示唆し売られた。
検索大手のアルファベット(GOOGL)は、マーケット終了後に4-6月期決算を発表し、一株利益、売上高ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ECBは政策金利の据え置き決定
25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円07銭から108円75銭まで上昇し、108円63銭で引けた。予想を上回った米国の6月耐久財受注速報値や、週次新規失業保険申請件数の減少を意識してドル買いが優勢となった。来週7月30−31日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)での50ベーシスポイントの利下げ確率は低下し、ドル買いが強まった。
ユーロ・ドルは、1.1102ドルまで下落後、1.1188ドルまで上昇し、1.1140ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)の理事会で政策金利の据え置きが決定され、9月の追加緩和が示唆されたことから、ユーロ売りが加速した。しかし、ドラギ総裁が「依然リセッションリスクは低い」との見解を示したことから、ユーロを買い戻す動きが広がった。ユーロ・円は、120円05銭まで下落後、121円38銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2518ドルまで上昇後、1.2437ドルまで下落。ドル・スイスは、0.9867フランから0.9918フランまで上昇。
■NY原油:やや反発で56.02ドル、米経済指標の改善などが好感される
NY原油先物9月限はやや反発(NYMEX原油9月限終値:56.02 +0.14)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日比+0.14ドルの56.02ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは55.81ドル−56.99ドル。世界経済の減速に対する警戒感は残されているものの、ユーロ安が一服したことや、6月の米耐久財受注が市場予想を上回ったことから、原油先物は底堅い動きとなった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.34ドル -0.33ドル(-1.08%)
モルガン・スタンレー(MS) 44.87ドル -0.63ドル(-1.38%)
ゴールドマン・サックス(GS)219.98ドル -2.05ドル(-0.92%)
インテル(INTC) 52.16ドル -0.76ドル(-1.44%)
アップル(AAPL) 207.02ドル -1.65ドル(-0.79%)
アルファベット(GOOG) 1132.12ドル -5.69ドル(-0.50%)
フェイスブック(FB) 200.71ドル -3.95ドル(-1.93%)
キャタピラー(CAT) 134.71ドル +2.80ドル(+2.12%)
アルコア(AA) 22.85ドル -0.71ドル(-3.01%)
ウォルマート(WMT) 112.22ドル +0.22ドル(+0.20%)
スプリント(S) 7.44ドル -0.22ドル(-2.87%)
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