今日の為替市場ポイント:米経済指標改善でドル売り抑制も
[19/07/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
25日のドル・円相場は、東京市場では108円24銭から108円04銭まで下落。欧米市場でドルは108円04銭から108円75銭まで上昇し、108円64銭で取引を終えた。
本日26日のドル・円は主に108円台半ば近辺で推移する見込み。米経済指標の改善などを意識して、目先的にリスク回避的なドル売り・円買いはやや抑制される可能性がある。
欧州中央銀行(ECB)は25日に開いた理事会で、大方の予想通り政策金利の据え置きを決定した。フォワードガイダンスについては「少なくとも2020年上半期まで現行の政策金利を維持」から「少なくとも2020年上半期まで現行の金利または、それ以下の水準を維持する」に変更された。また、「金利階層化を含む選択肢の検討を指示、潜在的な新たな資産購入の選択肢を検討」と加えた。
ただ、ドラギECB総裁の会見では「経済が鈍化した場合、大規模な財政支援が不可欠」との見方も伝えられており、金融緩和策は万能ではなく、効果には限界があることを示唆した。市場関係者の間では、「ドイツなどのユーロ加盟国が一時的に財政支出を拡大し、ユーロ圏全体の財政赤字を国内総生産比3%の上限まで一時的に拡大させることも検討すべき」との声が聞かれている。
<CS>
本日26日のドル・円は主に108円台半ば近辺で推移する見込み。米経済指標の改善などを意識して、目先的にリスク回避的なドル売り・円買いはやや抑制される可能性がある。
欧州中央銀行(ECB)は25日に開いた理事会で、大方の予想通り政策金利の据え置きを決定した。フォワードガイダンスについては「少なくとも2020年上半期まで現行の政策金利を維持」から「少なくとも2020年上半期まで現行の金利または、それ以下の水準を維持する」に変更された。また、「金利階層化を含む選択肢の検討を指示、潜在的な新たな資産購入の選択肢を検討」と加えた。
ただ、ドラギECB総裁の会見では「経済が鈍化した場合、大規模な財政支援が不可欠」との見方も伝えられており、金融緩和策は万能ではなく、効果には限界があることを示唆した。市場関係者の間では、「ドイツなどのユーロ加盟国が一時的に財政支出を拡大し、ユーロ圏全体の財政赤字を国内総生産比3%の上限まで一時的に拡大させることも検討すべき」との声が聞かれている。
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