ファナック決算の反応を見極め【クロージング】
[19/07/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
29日の日経平均は続落。41.35円安の21616.80円(出来高概算9億6000万株)で取引を終えた。小幅に下落して始まった日経平均は、その後3ケタの下落となり、前場半ばには一時21518.70円と、心理的な支持線として意識されている25日線レベルでのこう着感の強い相場展開となった。先週末に決算を発表した東エレク<8035>はコンセンサスを上回ったものの、利益確定の流れが優勢となったほか、キーエンス<6861>の大幅な下げが投資家心理を冷ます格好となった。一方で、ソフトバンクG<9984>が終日強含みとなり、日経平均を下支えする格好となった。Tモバイルとスプリントの合併計画の承認が伝えられたことで、これを材料視した買いが続いていた。
東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めているが、値上がり数、値下り数はほぼ拮抗。セクターではゴム製品、電気機器、金属製品、証券、ガラス土石、非鉄金属、建設が軟調。半面、海運、電力ガス、水産農林、情報通信、食料品がしっかり。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、ユニファミマ<8028>、京セラ<6971>が重石。一方で、ソフトバンクGが1社で日経平均を約48円下支えする格好だった。
東証1部の売買代金は1.7兆円にとどまっており、7営業日連続で2兆円を下回っている。また、7月相場はこれまで2兆円を上回ったのは1日と18日の2営業日にとどまっている。薄商いの中で指数インパクトの大きい値がさ株の影響が大きく、方向感が掴みづらい状況である。決算が本格化する中で指数インパクトの大きい値がさ株の決算が影響を与えやすいが、大引け後にはファナックが決算を発表している。通期計画を下方修正しているが、弱い内容は想定されていたこともあり、ほぼコンセンサスの範囲内ともみられている。嫌気売りが強まらなければ、安心感につながる可能性はありそうだ。
米連邦公開市場委員会(FOMC)に市場の関心が集まりやすく、結果を見極めたいとする模様眺めムードも強い。今週から決算ラッシュとなることもあり、商いの膨らみづらい需給状況は続くだろう。明日は大引けでTOPIXのリバランス需給から若干商いが膨らむ可能性はあるだろうが、方向感の掴みづらい相場展開が続こう。薄商いの中でテクニカル面は機能しづらいところであるが、25日線を割り込んでくるようだと、一段と模様眺めムードが強まりやすいだろう。しばらくは、決算を手掛かりとした日替わり物色になりそうだ。
<CN>
東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めているが、値上がり数、値下り数はほぼ拮抗。セクターではゴム製品、電気機器、金属製品、証券、ガラス土石、非鉄金属、建設が軟調。半面、海運、電力ガス、水産農林、情報通信、食料品がしっかり。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、ユニファミマ<8028>、京セラ<6971>が重石。一方で、ソフトバンクGが1社で日経平均を約48円下支えする格好だった。
東証1部の売買代金は1.7兆円にとどまっており、7営業日連続で2兆円を下回っている。また、7月相場はこれまで2兆円を上回ったのは1日と18日の2営業日にとどまっている。薄商いの中で指数インパクトの大きい値がさ株の影響が大きく、方向感が掴みづらい状況である。決算が本格化する中で指数インパクトの大きい値がさ株の決算が影響を与えやすいが、大引け後にはファナックが決算を発表している。通期計画を下方修正しているが、弱い内容は想定されていたこともあり、ほぼコンセンサスの範囲内ともみられている。嫌気売りが強まらなければ、安心感につながる可能性はありそうだ。
米連邦公開市場委員会(FOMC)に市場の関心が集まりやすく、結果を見極めたいとする模様眺めムードも強い。今週から決算ラッシュとなることもあり、商いの膨らみづらい需給状況は続くだろう。明日は大引けでTOPIXのリバランス需給から若干商いが膨らむ可能性はあるだろうが、方向感の掴みづらい相場展開が続こう。薄商いの中でテクニカル面は機能しづらいところであるが、25日線を割り込んでくるようだと、一段と模様眺めムードが強まりやすいだろう。しばらくは、決算を手掛かりとした日替わり物色になりそうだ。
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