29日の米国市場ダイジェスト:NYダウ28ドル高、重要イベントを控えて様子見ムード
[19/07/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ28ドル高、重要イベントを控えて様子見ムード
米国株式相場はまちまち。ダウ平均は28.90ドル高の27221.35、ナスダックは36.88ポイント安の8293.33で取引を終了した。明日から再開される米中通商協議のほか、利下げが予想されるFOMC、米民主党大統領選候補者の第2回討論会を見極めたいとの思惑から、ダウが上昇する一方で、ナスダックは下落するなど小動きの展開となった。セクター別では、家庭用品・パーソナル用品やヘルスケア機器・サービスが上昇する一方で小売や銀行が下落した。
製薬のマイラン(MYL)は、決算内容が予想を上振れたほか、同業ファイザー(PFE)の特許切れ医薬品事業を統合する計画に合意し大幅上昇。ファストフードのチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)は、ゴールドマンサックスによる買い推奨を受け堅調推移。一方で、決済サービスのペイパル(PYPL)は、一部アナリストによる投資判断引き下げを受け下落。米長期金利の低下で、バンクオブアメリカ(BAC)やJPモルガン(JPM)などの金融各社に売りが広がった。
衛星テレビのディッシュ・ネットワーク(DISH)は、マーケット終了後に4-6月期決算を発表し、売上高は予想を上振れたものの、1株利益は下振れた。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル強含み、米中貿易協議再開や株高を意識したドル買い
29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円63銭から108円90銭まで上昇し、108円78銭で引けた。米中貿易協議の再開や米連邦準備制度理事会(FRB)による連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げを期待した株高に連れ、リスク選好の円売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.1113ドルから1.1151ドルまで上昇し、1.1144ドルで引けた。ユーロ・ポンド絡みのユーロ買いが強まった。ユーロ・円は、120円75銭から121円30銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.2304ドルから1.2212ドルまで下落した。ジョンソン英首相が欧州連合(EU)に離脱交渉を巡り最後通達を送ったとの報道を受けて、合意なき離脱への警戒感が高まり、リスク回避のポンド売りが活発となった。ドル・スイスは、0.9930フランから0.9911フランまで下落した。
■NY原油:続伸で56.87ドル、米中貿易協議再開で需要増の思惑も
NY原油先物9月限は続伸(NYMEX原油9月限終値:56.87 +0.67)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日比+0.67ドルの56.87ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは55.81ドル−57.10ドル。米中貿易協議の再開や米利下げが世界経済の成長を支え、需要増加に繋がるとの期待が買い材料となった。中東情勢の緊張状態は緩和されていないことも引き続き意識されているようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.52ドル -0.25ドル(-0.81%)
モルガン・スタンレー(MS) 45.23ドル -0.51ドル(-1.11%)
ゴールドマン・サックス(GS)220.32ドル -1.82ドル(-0.82%)
インテル(INTC) 52.51ドル +0.92ドル(+1.78%)
アップル(AAPL) 209.68ドル +1.94ドル(+0.93%)
アルファベット(GOOG) 1239.41ドル -11.00ドル(-0.88%)
フェイスブック(FB) 195.94ドル -3.81ドル(-1.91%)
キャタピラー(CAT) 134.46ドル +1.54ドル(+1.16%)
アルコア(AA) 23.12ドル -0.01ドル(-0.04%)
ウォルマート(WMT) 112.27ドル -0.75ドル(-0.66%)
スプリント(S) 7.78ドル -0.21ドル(-2.63%)
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米国株式相場はまちまち。ダウ平均は28.90ドル高の27221.35、ナスダックは36.88ポイント安の8293.33で取引を終了した。明日から再開される米中通商協議のほか、利下げが予想されるFOMC、米民主党大統領選候補者の第2回討論会を見極めたいとの思惑から、ダウが上昇する一方で、ナスダックは下落するなど小動きの展開となった。セクター別では、家庭用品・パーソナル用品やヘルスケア機器・サービスが上昇する一方で小売や銀行が下落した。
製薬のマイラン(MYL)は、決算内容が予想を上振れたほか、同業ファイザー(PFE)の特許切れ医薬品事業を統合する計画に合意し大幅上昇。ファストフードのチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)は、ゴールドマンサックスによる買い推奨を受け堅調推移。一方で、決済サービスのペイパル(PYPL)は、一部アナリストによる投資判断引き下げを受け下落。米長期金利の低下で、バンクオブアメリカ(BAC)やJPモルガン(JPM)などの金融各社に売りが広がった。
衛星テレビのディッシュ・ネットワーク(DISH)は、マーケット終了後に4-6月期決算を発表し、売上高は予想を上振れたものの、1株利益は下振れた。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル強含み、米中貿易協議再開や株高を意識したドル買い
29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円63銭から108円90銭まで上昇し、108円78銭で引けた。米中貿易協議の再開や米連邦準備制度理事会(FRB)による連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げを期待した株高に連れ、リスク選好の円売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.1113ドルから1.1151ドルまで上昇し、1.1144ドルで引けた。ユーロ・ポンド絡みのユーロ買いが強まった。ユーロ・円は、120円75銭から121円30銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.2304ドルから1.2212ドルまで下落した。ジョンソン英首相が欧州連合(EU)に離脱交渉を巡り最後通達を送ったとの報道を受けて、合意なき離脱への警戒感が高まり、リスク回避のポンド売りが活発となった。ドル・スイスは、0.9930フランから0.9911フランまで下落した。
■NY原油:続伸で56.87ドル、米中貿易協議再開で需要増の思惑も
NY原油先物9月限は続伸(NYMEX原油9月限終値:56.87 +0.67)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日比+0.67ドルの56.87ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは55.81ドル−57.10ドル。米中貿易協議の再開や米利下げが世界経済の成長を支え、需要増加に繋がるとの期待が買い材料となった。中東情勢の緊張状態は緩和されていないことも引き続き意識されているようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.52ドル -0.25ドル(-0.81%)
モルガン・スタンレー(MS) 45.23ドル -0.51ドル(-1.11%)
ゴールドマン・サックス(GS)220.32ドル -1.82ドル(-0.82%)
インテル(INTC) 52.51ドル +0.92ドル(+1.78%)
アップル(AAPL) 209.68ドル +1.94ドル(+0.93%)
アルファベット(GOOG) 1239.41ドル -11.00ドル(-0.88%)
フェイスブック(FB) 195.94ドル -3.81ドル(-1.91%)
キャタピラー(CAT) 134.46ドル +1.54ドル(+1.16%)
アルコア(AA) 23.12ドル -0.01ドル(-0.04%)
ウォルマート(WMT) 112.27ドル -0.75ドル(-0.66%)
スプリント(S) 7.78ドル -0.21ドル(-2.63%)
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