30日の米国市場ダイジェスト:NYダウ23ドル安、トランプ大統領の中国批判を嫌気
[19/07/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ23ドル安、トランプ大統領の中国批判を嫌気
米国株式相場は下落。ダウ平均は23.33ドル安の27198.02、ナスダックは19.71ポイント安の8273.61で取引を終了した。本日より米中協議が再開されたものの、トランプ大統領が中国を批判するツイートを行い、先行き懸念から売りが先行。明日のFOMCを見極めたいとの思惑から下げ幅を縮小したものの、相場を押し上げるには至らなかった。セクター別では、家庭用品・パーソナル用品やエネルギーが上昇する一方で医薬品・バイオテクノロジーや消費者・サービスが下落した。
代替肉食品メーカーであるビヨンド・ミート(BYND)は、約300万株の株式売り出し(増資)計画を発表し大幅下落。スポーツ用品メーカーのアンダーアーマー(UAA)は、北米事業の苦戦が続く見通しが明らかとなり急落。消費者金融のキャピタル・ワン(COF)は、約1億人分の個人情報が漏洩し軟調推移。一方で、家庭用品のプロクター&ギャンブル(PG)や製薬のメルク(MRK)は、決算内容が好感され上昇した。
携帯端末のアップル(AAPL)は、マーケット終了後に4-6月期決算を発表し、売上高、1株利益ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:
30日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円45銭へ下落後、108円70銭まで上昇し、108円55銭で引けた。米国の6月コアPCE価格指数が予想を下回ったためドル売りが強まった。その後発表された6月中古住宅販売成約指数や米7月消費者信頼感指数が予想を上回ったためドル買いが再燃。さらに、米国のトランプ大統領が中国の習国家主席と電話会談をしたことを明らかにすると、貿易協議進展期待の再燃で円売りも強まった。
ユーロ・ドルは、1.1138ドルから1.1161ドルまで上昇し、1.1155ドルで引けた。ユーロ・円は、120円96銭から121円19銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2186ドルから1.2136ドルまで下落した。ドル・スイスは、0.9891フランまで下落後、0.9918フランまで上昇した。
■NY原油:続伸で58.05ドル、需要鈍化懸念が後退&供給不安が継続
NY原油先物9月限は4営業日続伸(NYMEX原油9月限終値:58.05↑1.18)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日比+1.18ドルの58.05ドルで通常取引を終えた。
米連邦準備制度理事会(FRB)が7月連邦公開市場委員会(FOMC)で経済を支援する目的で10年ぶりの利下げを実施する見込みで、需要鈍化懸念を受けた売りが後退。また、イランとロシアがホルムズ海峡で共同軍事演習を計画しているとの報を受けて、イランと米国の緊張が中東の石油供給をひっ迫するとの不安が強まり買い材料となった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.89ドル +0.37ドル(+1.21%)
モルガン・スタンレー(MS) 44.67ドル -0.21ドル(-0.47%)
ゴールドマン・サックス(GS)221.40ドル +1.08ドル(+0.49%)
インテル(INTC) 51.70ドル -0.81ドル(-1.54%)
アップル(AAPL) 208.78ドル -0.90ドル(-0.43%)
アルファベット(GOOG) 1225.14ドル -14.27ドル(-1.15%)
フェイスブック(FB) 197.04ドル +1.10ドル(+0.56%)
キャタピラー(CAT) 132.95ドル -1.51ドル(-1.12%)
アルコア(AA) 23.04ドル -0.08ドル(-0.35%)
ウォルマート(WMT) 112.06ドル -0.21ドル(-0.19%)
スプリント(S) 7.52ドル -0.26ドル(-3.34%)
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米国株式相場は下落。ダウ平均は23.33ドル安の27198.02、ナスダックは19.71ポイント安の8273.61で取引を終了した。本日より米中協議が再開されたものの、トランプ大統領が中国を批判するツイートを行い、先行き懸念から売りが先行。明日のFOMCを見極めたいとの思惑から下げ幅を縮小したものの、相場を押し上げるには至らなかった。セクター別では、家庭用品・パーソナル用品やエネルギーが上昇する一方で医薬品・バイオテクノロジーや消費者・サービスが下落した。
代替肉食品メーカーであるビヨンド・ミート(BYND)は、約300万株の株式売り出し(増資)計画を発表し大幅下落。スポーツ用品メーカーのアンダーアーマー(UAA)は、北米事業の苦戦が続く見通しが明らかとなり急落。消費者金融のキャピタル・ワン(COF)は、約1億人分の個人情報が漏洩し軟調推移。一方で、家庭用品のプロクター&ギャンブル(PG)や製薬のメルク(MRK)は、決算内容が好感され上昇した。
携帯端末のアップル(AAPL)は、マーケット終了後に4-6月期決算を発表し、売上高、1株利益ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:
30日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円45銭へ下落後、108円70銭まで上昇し、108円55銭で引けた。米国の6月コアPCE価格指数が予想を下回ったためドル売りが強まった。その後発表された6月中古住宅販売成約指数や米7月消費者信頼感指数が予想を上回ったためドル買いが再燃。さらに、米国のトランプ大統領が中国の習国家主席と電話会談をしたことを明らかにすると、貿易協議進展期待の再燃で円売りも強まった。
ユーロ・ドルは、1.1138ドルから1.1161ドルまで上昇し、1.1155ドルで引けた。ユーロ・円は、120円96銭から121円19銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2186ドルから1.2136ドルまで下落した。ドル・スイスは、0.9891フランまで下落後、0.9918フランまで上昇した。
■NY原油:続伸で58.05ドル、需要鈍化懸念が後退&供給不安が継続
NY原油先物9月限は4営業日続伸(NYMEX原油9月限終値:58.05↑1.18)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日比+1.18ドルの58.05ドルで通常取引を終えた。
米連邦準備制度理事会(FRB)が7月連邦公開市場委員会(FOMC)で経済を支援する目的で10年ぶりの利下げを実施する見込みで、需要鈍化懸念を受けた売りが後退。また、イランとロシアがホルムズ海峡で共同軍事演習を計画しているとの報を受けて、イランと米国の緊張が中東の石油供給をひっ迫するとの不安が強まり買い材料となった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.89ドル +0.37ドル(+1.21%)
モルガン・スタンレー(MS) 44.67ドル -0.21ドル(-0.47%)
ゴールドマン・サックス(GS)221.40ドル +1.08ドル(+0.49%)
インテル(INTC) 51.70ドル -0.81ドル(-1.54%)
アップル(AAPL) 208.78ドル -0.90ドル(-0.43%)
アルファベット(GOOG) 1225.14ドル -14.27ドル(-1.15%)
フェイスブック(FB) 197.04ドル +1.10ドル(+0.56%)
キャタピラー(CAT) 132.95ドル -1.51ドル(-1.12%)
アルコア(AA) 23.04ドル -0.08ドル(-0.35%)
ウォルマート(WMT) 112.06ドル -0.21ドル(-0.19%)
スプリント(S) 7.52ドル -0.26ドル(-3.34%)
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