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大野芳政:アナリストが教える「株価レーティングで1億円儲ける!」秘密の運用術【FISCOソーシャルレポーター】

注目トピックス 市況・概況
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家大野芳政氏(ブログ「証券アナリストが考えたスマホでできるお手軽株式投資「トランプ式投資術」」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2019年9月14日15時に執筆


株式市場では国内外の証券会社やシンクタンク各社から毎日、多数のアナリストレポートがリリースされています。もともと、大口の売買注文を出す機関投資家向けに書かれていましたが、最近では一般の個人投資家にも提供されており、目にする機会も多いのではないでしょうか。


個別株のレポートでは、証券アナリストがファンダメンタル分析を基づいて個別株の企業価値を算出し、現在の株価に対する「割安・割高」から「買い(強気)・中立・売り(弱気)」などの株価レーティングを付与しています。


レポートがリリースされた直後は、一時的に値動きが大きくなるため、こうしたレーティングの情報を材料に売買する個人投資家も少なくありません。ただし、銘柄によっては、寄り付きが天井になってしまうことも多々あるため、レーティングに期待して買ったら高値を掴んでしまったという経験がある方も多いのではないでしょうか。


はっきり言うと「レーティング引き上げ=儲かる」は間違いです。「玉」よりも「石」の方が多いため、これだけでは勝率としては低いと考えた方がよいでしょう。しかし、「玉」と「石」を見分けることができたらどうでしょうか。勝率はぐんと上がります。


「玉」と「石」の違いはなんなのか。証券アナリストの「大野芳政」が株価レーティングを15年間以上、研究し続けた結果、いくつかの法則を発見しました。


そこで、レーティング公開後の値動きが一巡した銘柄から、短期だけでなく、中長期的にも上値余地が大きく残っている注目銘柄を紹介します。

☆今週の2銘柄はこちら!!

■東京都競馬<9672>


いちよし証券が9月10日に投資判断「A(買い)」を据え置き、フェアバリューを5,800円→6,000円に引き上げたことが伝わっています。


わたしが注目したのは、今期業績が会社計画を大幅に上回ることが期待できると書かれていた点です。レポートでは、今期の経常利益は前期比+15%の76.00億円と予想しており、これは会社計画の56.29億円を大幅に上回ります。「『SPAT4』などネット投票による賃貸収入の好調」を根拠とするなど理由が明白であることから、短期的に買いが集まる可能性が高いと考えます。


またフェアバリューとの乖離が80%近く(※9/13終値で算出)あることも興味を惹かれます。これまでのデータから20%程度の乖離が一般的で、40%を超えてくると人気化することが多いように思えます。今回はさらに倍ということなので、インパクトは大きいと見ています。


チャートも200日移動平均線から頭を出すなど雰囲気が出てきました。まずは6月の高値3,610円奪回からの4,000円台回復に期待しています。

■名鉄<9048>


東海東京調査センターが9月12日に投資判断「OUTPERFORM(強気)」を据え置き、目標株価を3,320円→3,770円に引き上げたことが伝わっています。


レポートの内容は、「夏ダイヤから複数のアジア系LCC(格安航空会社)が中部国際空港に新規就航したことで国際線便数・旅客数が大幅に増加しており、中部国際空港への連絡鉄道を運営する唯一の鉄道企業である同社は恩恵を享受」できるというもの。非常に分かりやすい内容ではありますが、すでに株価に織り込まれている可能性も考えておくべきだと思います。


ただし、マーケットの物色対象が割安株やディフェンシブに向かいやすい地合いを考慮すれば、短期的にはもう少し上値余地があると考えます。

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執筆者名:大野芳政
ブログ名:証券アナリストが考えたスマホでできるお手軽株式投資「トランプ式投資術」



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