NY株式:下落、世界経済への減速懸念が広がる
[19/10/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
米国株式相場は下落。ダウ平均は255.68ドル安の26770.20、ナスダックは67.31ポイント安の8089.54で取引を終了した。朝方は小動きとなったものの、中国の7-9月期GDP速報値が過去最低を更新し、世界経済への減速懸念から軟調推移となった。セクター別では、電気通信サービスや不動産が上昇する一方でメディアやソフトウェア・サービスが下落した。
医薬品のジョンソン&ジョンソン(JNJ)は、米食品医薬品局(FDA)の検査によりアスベストが検出されたベビーパウダーのリコールを発表し、下落。航空機メーカーのボーイング(BA)は、2度の墜落事故を起こした「737MAX」の安全装置を巡り、同社の操縦士が米連邦航空局(FAA)に虚偽の報告をしていたことが明らかとなり、軟調推移。一方で、清涼飲料のコカ・コーラ(KO)や石油サービスのシュルンベルジェ(SLB)は、決算内容が好感され、上昇した。
欧州連合(EU)が英国のEU離脱案に合意したものの、明日の英議会で同案が可決されるかが注目されている。否決された場合、10月末に英国が合意なくEUを離脱する公算が高まり、週明けの株式市場は下落するだろう。
(Horiko Capital Management LLC)
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