28日の米国市場ダイジェスト:NYダウ132ドル高、S&P500指数は最高値更新
[19/10/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ132ドル高、S&P500指数は最高値更新
米国株式相場は上昇。ダウ平均は132.66ドル高の27090.72、ナスダックは82.87ポイント高の8325.99で取引を終了した。トランプ大統領が米中協議の合意について楽観的な見方を示したほか、欧州連合(EU)が英国のEU離脱期限の延長を認めたことから買いが先行。好調な主要企業決算を受けて投資家心理が改善し、終日堅調推移となった。S&P500は最高値を更新した。セクター別では、電気通信サービスやソフトウェア・サービスが上昇する一方で公益事業や不動産が下落した。
宝飾品のティファニー(TIF)は、高級ブランド「ルイ・ヴィトン」を傘下に持つ仏のLVMHから約145億ドルの買収提案を受け、30%超の急騰。ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)は、米国防総省向けのクラウド契約を受注し堅調推移。楽曲配信大手のスポティファイ(SPOT)は、決算で有料会員数の伸びが予想を上回り大幅上昇。通信大手のAT&T(T)は、取締役会の定員増加や、会長及びCEOの職務分離などを含めた3か年計画を発表したほか、2020年までに100億ドルの非中核資産を売却する方針を示し上昇した。
検索大手のアルファベット(GOOGL)は、マーケット終了後に7-9月期決算を発表し、売上高は予想を上振れたものの、一株利益は下振れた。時間外取引で下落して推移している。Horiko Capital Management LLC
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル・円は109円04銭、11月に第1段階の米中合意への期待広がる
28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円71銭から109円04銭まで上昇して108円97銭で引けた。トランプ米大統領は中国との第1段階の合意について、11月中旬に開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で米中首脳会談を開き、署名が実現する可能性に言及したため、リスク選好のドル買い・円売りに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは、1.1084ドルまで下落後、1.1103ドルまで反発して引けた。ユーロ・円は、120円62銭から120円99銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.2829ドルから1.2877ドルまで上昇した。英国の欧州連合(EU)離脱が10月31日以降に延期される可能性が強まり、リスク警戒感を受けたポンド売りは一段と後退した。ドル・スイスは、0.9970フランから0.9945フランまで下落した。
■NY原油:反落で55.81ドル、原油在庫増加の思惑で利食い売り強まる
NY原油先物12月限は反落(NYMEX原油12月限終値:55.81 ↓0.85)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は前日比-0.85ドルの1バレル=55.81ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは55.58ドル−56.92ドル。米国のオクラホマ、クッシングの原油在庫が大幅に増加しているとの見方で利益確定を狙った売りが増えた。ただし、石油輸出国機構(OPEC)加盟国、非加盟国による減産拡大への期待は残されており、押し目買いも散見された。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 31.84ドル +0.12ドル(+0.38%)
モルガン・スタンレー(MS) 46.84ドル +0.47ドル(+1.01%)
ゴールドマン・サックス(GS)217.75ドル +3.52ドル(+1.64%)
インテル(INTC) 56.76ドル +0.30ドル(+0.53%)
アップル(AAPL) 249.05ドル +2.47ドル(+1.00%)
アルファベット(GOOG) 1290.00ドル +24.87ドル(+1.97%)
フェイスブック(FB) 189.40ドル +1.51ドル(+0.80%)
キャタピラー(CAT) 140.06ドル +0.33ドル(+0.24%)
アルコア(AA) 21.52ドル +0.50ドル(+2.38%)
ウォルマート(WMT) 119.22ドル +0.18ドル(+0.15%)
スプリント(S) 6.32ドル -0.06ドル(-0.94%)
<SF>
米国株式相場は上昇。ダウ平均は132.66ドル高の27090.72、ナスダックは82.87ポイント高の8325.99で取引を終了した。トランプ大統領が米中協議の合意について楽観的な見方を示したほか、欧州連合(EU)が英国のEU離脱期限の延長を認めたことから買いが先行。好調な主要企業決算を受けて投資家心理が改善し、終日堅調推移となった。S&P500は最高値を更新した。セクター別では、電気通信サービスやソフトウェア・サービスが上昇する一方で公益事業や不動産が下落した。
宝飾品のティファニー(TIF)は、高級ブランド「ルイ・ヴィトン」を傘下に持つ仏のLVMHから約145億ドルの買収提案を受け、30%超の急騰。ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)は、米国防総省向けのクラウド契約を受注し堅調推移。楽曲配信大手のスポティファイ(SPOT)は、決算で有料会員数の伸びが予想を上回り大幅上昇。通信大手のAT&T(T)は、取締役会の定員増加や、会長及びCEOの職務分離などを含めた3か年計画を発表したほか、2020年までに100億ドルの非中核資産を売却する方針を示し上昇した。
検索大手のアルファベット(GOOGL)は、マーケット終了後に7-9月期決算を発表し、売上高は予想を上振れたものの、一株利益は下振れた。時間外取引で下落して推移している。Horiko Capital Management LLC
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル・円は109円04銭、11月に第1段階の米中合意への期待広がる
28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円71銭から109円04銭まで上昇して108円97銭で引けた。トランプ米大統領は中国との第1段階の合意について、11月中旬に開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で米中首脳会談を開き、署名が実現する可能性に言及したため、リスク選好のドル買い・円売りに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは、1.1084ドルまで下落後、1.1103ドルまで反発して引けた。ユーロ・円は、120円62銭から120円99銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.2829ドルから1.2877ドルまで上昇した。英国の欧州連合(EU)離脱が10月31日以降に延期される可能性が強まり、リスク警戒感を受けたポンド売りは一段と後退した。ドル・スイスは、0.9970フランから0.9945フランまで下落した。
■NY原油:反落で55.81ドル、原油在庫増加の思惑で利食い売り強まる
NY原油先物12月限は反落(NYMEX原油12月限終値:55.81 ↓0.85)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は前日比-0.85ドルの1バレル=55.81ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは55.58ドル−56.92ドル。米国のオクラホマ、クッシングの原油在庫が大幅に増加しているとの見方で利益確定を狙った売りが増えた。ただし、石油輸出国機構(OPEC)加盟国、非加盟国による減産拡大への期待は残されており、押し目買いも散見された。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 31.84ドル +0.12ドル(+0.38%)
モルガン・スタンレー(MS) 46.84ドル +0.47ドル(+1.01%)
ゴールドマン・サックス(GS)217.75ドル +3.52ドル(+1.64%)
インテル(INTC) 56.76ドル +0.30ドル(+0.53%)
アップル(AAPL) 249.05ドル +2.47ドル(+1.00%)
アルファベット(GOOG) 1290.00ドル +24.87ドル(+1.97%)
フェイスブック(FB) 189.40ドル +1.51ドル(+0.80%)
キャタピラー(CAT) 140.06ドル +0.33ドル(+0.24%)
アルコア(AA) 21.52ドル +0.50ドル(+2.38%)
ウォルマート(WMT) 119.22ドル +0.18ドル(+0.15%)
スプリント(S) 6.32ドル -0.06ドル(-0.94%)
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