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今日の為替市場ポイント:トランプ大統領の利下げ要求でドル買い抑制も

注目トピックス 市況・概況
17日のドル・円相場は、東京市場では109円63銭から109円49銭まで下落。欧米市場でドルは109円63銭から109円44銭まで下落し、109円52銭で取引を終えた。

本日18日のドル・円は主に109円台半ば近辺で推移か。トランプ米大統領が米金利引き下げの必要があると指摘していることから、リスク選好的なドル買い・円売りは抑制される可能性がある。

17日に発表された11月の米住宅着工件数と11月の米鉱工業生産はいずれも市場予想を上回った。11月鉱工業生産については、米GM社におけるストライキ終結によって自動車生産が増加したことが要因とみられている。自動車・同部品の生産指数は12.4%上昇している。11月の住宅着工件数は前月比+3.2%、136.5万戸だった。住宅ローン金利が低水準で推移していることが、住宅市場を下支えしているとの見方が多い。

17日に発表された米経済指標は特に強い数字ではないものの、市場関係者の間では「製造業の業況や住宅市況はまずまず良好であることを示唆するデータが揃った」との声が聞かれている。それでもトランプ大統領は「ドルは他通貨に対して依然非常に強い」、「インフレもほぼなく、利下げすべき。そうすれば輸出は急増するだろう」との見方を示している。一部の市場参加者は「同様の発言が繰り返された場合、為替相場に一定の影響が及ぶ可能性がある」と警戒しており、為替や金利についてのトランプ大統領の発言は今後も要注意とみられる。




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