19日の米国市場ダイジェスト:NYダウ137ドル高、ハイテク株に買い広がる
[19/12/20]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ137ドル高、ハイテク株に買い広がる
米国株式相場は上昇。ダウ平均は137.68ドル高の28376.96、ナスダックは59.48ポイント高の8887.22で取引を終了した。週間新規失業保険申請件数が前週から大きく減少し、買いが先行。ハイテク株を中心に買いが広がり、終日堅調推移となった。米下院がトランプ大統領の弾劾訴追決議案を賛成多数で可決したものの、共和党が過半数を占める上院で有罪と認定される可能性は低いとの見方から、相場の反応は限定的だった。セクター別では、不動産や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で自動車・自動車部品や銀行が下落した。
食品のコナグラ・ブランズ(CAG)は、業績見通しを上方修正し大幅上昇。ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)は、一部アナリストによる投資判断引き上げにより上昇。半導体のマイクロン・テクノロジー(MU)は、決算内容が好感され堅調推移。一方で、レストラン運営のダーデンレストランツ(DRI)は、決算内容が嫌気され下落した。
マーケット終了後にスポーツ用品のナイキ(NKE)が発表した9-11月期決算は、売上高、一株利益ともに予想を上振れたものの、粗利益率が下振れ、時間外取引で下落して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル弱含み、予想を下回った米経済指標を嫌気
19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円51銭から109円18銭まで下落して引けた。米国の週次失業保険申請件数が予想を上回ったほか、米12月フィラデルフィア連銀製造業景況指数、11月中古住宅販売件数、11月景気先行指数が軒並み予想を下回ったため、失望感から米債利回りは低下に転じ、ドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.1107ドルまで下落後、1.1131ドルまで反発して引けた。ユーロ・円は、121円74銭から121円42銭まで下落。ポンド・ドルは、1.3085ドルから1.2990ドルまで下落した。英国中銀は金融政策を据え置き、思ったほどハト派に傾斜しなかったものの、弱い小売りの結果や英国の欧州連合(EU)離脱への不透明感が存続し、戻りの鈍い展開となった。ドル・スイスは、0.9808フランから0.9771フランまで下落した。
■NY原油:
19日のNY原油先物2月限は反発(NYMEX原油2月限終値:61.18 ↑0.33)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は前日比+0.33ドルの1バレル=61.18ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは60.69ドル-61.40ドル。2020年にかけて需給関係はまずまず良好な状態が続くとの見方や国際貿易環境の改善への期待で原油先物は底堅い動きを見せた。米国株式の上昇も材料視されたようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 34.95ドル -0.16ドル(-0.46%)
モルガン・スタンレー(MS) 50.86ドル +0.20ドル(+0.39%)
ゴールドマン・サックス(GS)229.94ドル -0.51ドル(-0.22%)
インテル(INTC) 57.96ドル +0.79ドル(+1.38%)
アップル(AAPL) 280.02ドル +0.28ドル(+0.10%)
アルファベット(GOOG) 1356.04ドル +3.42ドル(+0.25%)
フェイスブック(FB) 206.06ドル +3.56ドル(+1.76%)
キャタピラー(CAT) 145.02ドル -2.10ドル(-1.43%)
アルコア(AA) 21.47ドル +0.52ドル(+2.48%)
ウォルマート(WMT) 120.08ドル +0.22ドル(+0.18%)
スプリント(S) 5.29ドル +0.04ドル(+0.76%)
<SF>
米国株式相場は上昇。ダウ平均は137.68ドル高の28376.96、ナスダックは59.48ポイント高の8887.22で取引を終了した。週間新規失業保険申請件数が前週から大きく減少し、買いが先行。ハイテク株を中心に買いが広がり、終日堅調推移となった。米下院がトランプ大統領の弾劾訴追決議案を賛成多数で可決したものの、共和党が過半数を占める上院で有罪と認定される可能性は低いとの見方から、相場の反応は限定的だった。セクター別では、不動産や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で自動車・自動車部品や銀行が下落した。
食品のコナグラ・ブランズ(CAG)は、業績見通しを上方修正し大幅上昇。ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)は、一部アナリストによる投資判断引き上げにより上昇。半導体のマイクロン・テクノロジー(MU)は、決算内容が好感され堅調推移。一方で、レストラン運営のダーデンレストランツ(DRI)は、決算内容が嫌気され下落した。
マーケット終了後にスポーツ用品のナイキ(NKE)が発表した9-11月期決算は、売上高、一株利益ともに予想を上振れたものの、粗利益率が下振れ、時間外取引で下落して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル弱含み、予想を下回った米経済指標を嫌気
19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円51銭から109円18銭まで下落して引けた。米国の週次失業保険申請件数が予想を上回ったほか、米12月フィラデルフィア連銀製造業景況指数、11月中古住宅販売件数、11月景気先行指数が軒並み予想を下回ったため、失望感から米債利回りは低下に転じ、ドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.1107ドルまで下落後、1.1131ドルまで反発して引けた。ユーロ・円は、121円74銭から121円42銭まで下落。ポンド・ドルは、1.3085ドルから1.2990ドルまで下落した。英国中銀は金融政策を据え置き、思ったほどハト派に傾斜しなかったものの、弱い小売りの結果や英国の欧州連合(EU)離脱への不透明感が存続し、戻りの鈍い展開となった。ドル・スイスは、0.9808フランから0.9771フランまで下落した。
■NY原油:
19日のNY原油先物2月限は反発(NYMEX原油2月限終値:61.18 ↑0.33)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は前日比+0.33ドルの1バレル=61.18ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは60.69ドル-61.40ドル。2020年にかけて需給関係はまずまず良好な状態が続くとの見方や国際貿易環境の改善への期待で原油先物は底堅い動きを見せた。米国株式の上昇も材料視されたようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 34.95ドル -0.16ドル(-0.46%)
モルガン・スタンレー(MS) 50.86ドル +0.20ドル(+0.39%)
ゴールドマン・サックス(GS)229.94ドル -0.51ドル(-0.22%)
インテル(INTC) 57.96ドル +0.79ドル(+1.38%)
アップル(AAPL) 280.02ドル +0.28ドル(+0.10%)
アルファベット(GOOG) 1356.04ドル +3.42ドル(+0.25%)
フェイスブック(FB) 206.06ドル +3.56ドル(+1.76%)
キャタピラー(CAT) 145.02ドル -2.10ドル(-1.43%)
アルコア(AA) 21.47ドル +0.52ドル(+2.48%)
ウォルマート(WMT) 120.08ドル +0.22ドル(+0.18%)
スプリント(S) 5.29ドル +0.04ドル(+0.76%)
<SF>