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ユーロ週間見通し:もみ合いか、米中対立解消への期待持続

注目トピックス 市況・概況
■強含み、米長期金利の低下などを意識したユーロ買いも

先週のユーロ・ドルは強含み。12月25-26日の欧米外為市場は休場だったことから、ユーロ関連の取引は動意薄の状態が続いた。ただ、米中通商協議のさらなる進展が期待されたことや、米長期金利の低下を意識したユーロ買いが観測されており、ユーロ・ドルは一時1.11ドル台後半まで買われる場面があった。取引レンジ:1.1069ドル-1.1188ドル。

■もみ合いか、リスク回避のユーロ売り抑制も

今週・来週(12月30日−1月10日週)のユーロ・ドルはもみ合いか。域内経済の回復の遅れを背景に積極的なユーロ買いは入りづらい見通し。ただ、米中通商協議のさらなる進展への期待は持続しており、リスク回避的なユーロ売りがただちに強まる可能性は低いとみられる。

予想レンジ:1.1050ドル−1.1250ドル

■強含み、米中協議進展は欧州経済にも好都合との見方

先週のユーロ・円は強含み。122円台半ばまで買われた。米中通商協議の進展は欧州経済にも好都合であることから、リスク選好的なユーロ買い・米ドル売りが観測された。米ドル・円相場に大きな動きはなかったものの、109円台で推移したことから、ユーロは対円でも強い動きを見せた。取引レンジ:121円06銭−122円50銭。

■もみ合いか、米中対立解消への期待持続

今週・来週(12月30日−1月10日週)のユーロ・円はもみ合いか。ユーロ圏経済の回復の遅れを意識してリスク選好的なユーロ買いがさらに広がる可能性は低いとみられる。ただ、米中通商協議の進展によって、世界経済の減速懸念は多少緩和するとの見方が多いことから、ユーロは対円で下げ渋る可能性がある。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・特になし

予想レンジ:121円00銭−123円00銭




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