東京為替:ドル・円は軟調、円売り継続も米長期金利の低下を嫌気
[20/02/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
21日の東京市場でドル・円は軟調。午前中に112円19銭まで上昇した後は失速。新型ウイルスの感染拡大による日本経済への影響が懸念され、円売りがドルの下げを抑える場面もあった。ただ、米10年債利回りの低下に歯止めがかからず、ドルは夕方にかけて111円72銭まで値を下げた。
・ユーロ・円は121円03銭まで上昇後、120円62銭まで弱含んだ。
・ユーロ・ドルは1.0785ドルから1.0798ドルまで値を上げた。
・17時時点:ドル・円111円50-60銭、ユーロ・円120円40-50銭
・日経平均株価:始値23427.77円、高値23588.55円、安値23378.33円、終値23386.74円(前日比92.41円安)
【経済指標】
・日・1月全国消費者物価指数(生鮮品除く) :前年比+0.8%(予想:+0.8%、12月:+0.7%)
・日・12月全産業活動指数:前月比0.0%(予想:+0.3%、11月:+0.9%)
【要人発言】
・麻生財務相
「通貨の安定は極めて重要」
・黒田日銀総裁
「必要な時に必要な措置がとれるよう万全を期す」
「現時点では追加緩和を具体的に議論する段階ではない」
「新型ウイルスの影響を判断するのは時期尚早だが、打撃を与える可能性」
・オアNZ準備銀総裁
「早急に金利を引き下げる必要はない」
「現時点の金利水準には満足している」
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