今日の為替市場ポイント:世界同時株安でドル上げ渋りの可能性
[20/02/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
24日のドル・円は東京市場では111円68銭から111円26銭まで下落。欧米市場でドルは111円54銭から110円33銭まで続落しており、110円69銭で取引終了。
本日25日のドル・円は、主に110円台後半で推移か。アジア諸国の株式市場は軟調推移が予想されることから、新たな円売り材料が提供されない場合、ドル・円は111円近辺で上げ渋る可能性がある。
24日のニューヨーク市場では、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を警戒して主要国の株式は総じて下落しており、米国市場でもリスク回避に絡んだ取引が活発となった。米国債券市場では長期債などの利回り水準が一段と低下、金先物は大幅続伸。一方、NY原油先物は大幅続落。新型コロナウイルスの感染拡大によって世界の原油需要は減少するとの見方が広がっており、ポジション調整的な売りが観測された。
市場関係者の間からは、「米国株式は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大のリスクを十分に織り込んでいない」、「NYダウは27000ドル、S&P500種は3000ポイントまでの調整安もあり得る」との声が聞かれている。ドル・円については「110円の心理的な節目を維持できない場合、一時的に108円近辺までドル安・円高が進行する可能性もある」との見方が出ている。
<CS>
本日25日のドル・円は、主に110円台後半で推移か。アジア諸国の株式市場は軟調推移が予想されることから、新たな円売り材料が提供されない場合、ドル・円は111円近辺で上げ渋る可能性がある。
24日のニューヨーク市場では、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を警戒して主要国の株式は総じて下落しており、米国市場でもリスク回避に絡んだ取引が活発となった。米国債券市場では長期債などの利回り水準が一段と低下、金先物は大幅続伸。一方、NY原油先物は大幅続落。新型コロナウイルスの感染拡大によって世界の原油需要は減少するとの見方が広がっており、ポジション調整的な売りが観測された。
市場関係者の間からは、「米国株式は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大のリスクを十分に織り込んでいない」、「NYダウは27000ドル、S&P500種は3000ポイントまでの調整安もあり得る」との声が聞かれている。ドル・円については「110円の心理的な節目を維持できない場合、一時的に108円近辺までドル安・円高が進行する可能性もある」との見方が出ている。
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