今日の為替市場ポイント:米国株安を意識してドルは上げ渋る可能性
[20/02/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
25日のドル・円は東京市場では111円04銭から110円64銭まで下落。欧米市場でドルは110円74銭から109円89銭まで続落しており、110円16銭で取引終了。
本日26日のドル・円は、主に110円台前半で推移か。新たな円売り材料が提供されない場合、米国株安を意識してドル・円は110円台半ば近辺で上げ渋る可能性がある。
25日のニューヨーク市場では、主要株価指数が大幅続落。米保健社会福祉省(HHS)のアザー厚生長官が「米国で新型肺炎が広がる可能性が強い」との見方を伝えたことから、リスク回避の取引が一段と広がった。外為市場ではポジション調整的なドル売りが観測されたが、安全資産とされる金も下落。米国債券市場では早期利下げの思惑が浮上したことから、長期債などの利回り水準は低下した。
市場関係者の間では「主要国におけるウイルス感染の拡大は各国の経済活動を大幅に抑制する」との見方が多い。「次回3月17-18日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合では、利下げの必要性について議論される可能性が高い」との思惑も広がっており、目先的に主要通貨に対するドル買いはやや抑制される可能性があるとみられている。ドル・円については、米利下げ観測が台頭した場合、1月末の直近安値108円31銭を試す可能性があるとみられる。
<CS>
本日26日のドル・円は、主に110円台前半で推移か。新たな円売り材料が提供されない場合、米国株安を意識してドル・円は110円台半ば近辺で上げ渋る可能性がある。
25日のニューヨーク市場では、主要株価指数が大幅続落。米保健社会福祉省(HHS)のアザー厚生長官が「米国で新型肺炎が広がる可能性が強い」との見方を伝えたことから、リスク回避の取引が一段と広がった。外為市場ではポジション調整的なドル売りが観測されたが、安全資産とされる金も下落。米国債券市場では早期利下げの思惑が浮上したことから、長期債などの利回り水準は低下した。
市場関係者の間では「主要国におけるウイルス感染の拡大は各国の経済活動を大幅に抑制する」との見方が多い。「次回3月17-18日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合では、利下げの必要性について議論される可能性が高い」との思惑も広がっており、目先的に主要通貨に対するドル買いはやや抑制される可能性があるとみられている。ドル・円については、米利下げ観測が台頭した場合、1月末の直近安値108円31銭を試す可能性があるとみられる。
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