27日の米国市場ダイジェスト:NYダウ1190ドル安、新たなウイルス感染者の確認を嫌気
[20/02/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ1190ドル安、新たなウイルス感染者の確認を嫌気
米国株式相場は下落。ダウ平均は1190.95ドル安の25766.64、ナスダックは414.29ポイント安の8566.48で取引を終了した。米カリフォルニア州で新型コロナウイルスの感染者が確認されるなど、同ウイルスの蔓延による世界経済への影響懸念から売りが先行。投資家心理の悪化が続いているほか、原油相場の下落や米長期金利の低下も重なり、大幅下落となった。セクター別では全面安となり、特にテクノロジー・ハード・機器や不動産の下落が目立った。
ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)は、コロナウイルスの影響を背景に業績見通しを下方修正し下落。製薬のペリゴ(PRGO)は、決算内容が予想に届かず急落。百貨店のJCペニー(JCP)は、弱気な業績見通しが嫌気され軟調推移。電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は、1月の中国での登録台数が大きく落ち込んだことが嫌気されて大幅下落となった。
ダウ平均とS&P500指数は、本日値幅で過去最大の下落を記録し、週間下落率のペースも金融危機以来となる見通しだ。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:新型肺炎の感染拡大で世界リセッションリスク
27日のニューヨーク外為市場でドル・円は110円35銭まで上昇後、109円56銭まで反落して109円58銭で引けた。米国の1月耐久財受注速報値、1月中古住宅販売成約指数、2月カンザスシティ連銀製造業活動が軒並み予想を上回ったためドル・買いが優勢となった。その後、世界的な新型肺炎の拡大で経済が景気後退に陥るとの懸念や企業の業績を引き下げるとの警戒感が強まり株安に連れたリスク回避の円買い、早期の利下げ観測に伴うドル売りに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは、1.0959ドルから1.1006ドルまで上昇して1.1002ドルで引けた。ユーロ・円は120円35銭から121円04銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2917ドルまで上昇後、1.2865ドルまで下落した。英国と欧州連合(EU)との貿易交渉が行き詰まるとの懸念を受けたポンド売りに上値が抑制された。ドル・スイスは0.9675フランまで下落後、0.9728フランへ上昇した。
■NY原油:大幅続落で47.09ドル、原油需要は当面減少する可能性も
NY原油先物4月限は大幅続落(NYMEX原油4月限終値:47.09 ↓1.64)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比-1.64ドルの1バレル=47.09ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは、45.88ドル−48.78ドル。終値ベースでは2019年1月上旬以来の安値となった。米国内でも新型コロナウイルスの感染拡大が警戒されており、原油需要は当面減少する可能性が高まっている。米国株式の大幅続落も原油先物の売り材料となった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 29.13ドル -1.50ドル(-4.90%)
モルガン・スタンレー(MS) 45.41ドル -1.83ドル(-3.87%)
ゴールドマン・サックス(GS)205.69ドル -10.09ドル(-4.68%)
インテル(INTC) 55.83ドル -3.82ドル(-6.40%)
アップル(AAPL) 273.52ドル -19.13ドル(-6.54%)
アルファベット(GOOG) 1318.09ドル -75.09ドル(-5.39%)
フェイスブック(FB) 189.75ドル -7.45ドル(-3.78%)
キャタピラー(CAT) 123.27ドル -4.98ドル(-3.88%)
アルコア(AA) 13.46ドル -0.66ドル(-4.67%)
ウォルマート(WMT) 110.40ドル -3.38ドル(-2.97%)
スプリント(S) 9.30ドル -0.25ドル(-2.62%)
<SF>
米国株式相場は下落。ダウ平均は1190.95ドル安の25766.64、ナスダックは414.29ポイント安の8566.48で取引を終了した。米カリフォルニア州で新型コロナウイルスの感染者が確認されるなど、同ウイルスの蔓延による世界経済への影響懸念から売りが先行。投資家心理の悪化が続いているほか、原油相場の下落や米長期金利の低下も重なり、大幅下落となった。セクター別では全面安となり、特にテクノロジー・ハード・機器や不動産の下落が目立った。
ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)は、コロナウイルスの影響を背景に業績見通しを下方修正し下落。製薬のペリゴ(PRGO)は、決算内容が予想に届かず急落。百貨店のJCペニー(JCP)は、弱気な業績見通しが嫌気され軟調推移。電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は、1月の中国での登録台数が大きく落ち込んだことが嫌気されて大幅下落となった。
ダウ平均とS&P500指数は、本日値幅で過去最大の下落を記録し、週間下落率のペースも金融危機以来となる見通しだ。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:新型肺炎の感染拡大で世界リセッションリスク
27日のニューヨーク外為市場でドル・円は110円35銭まで上昇後、109円56銭まで反落して109円58銭で引けた。米国の1月耐久財受注速報値、1月中古住宅販売成約指数、2月カンザスシティ連銀製造業活動が軒並み予想を上回ったためドル・買いが優勢となった。その後、世界的な新型肺炎の拡大で経済が景気後退に陥るとの懸念や企業の業績を引き下げるとの警戒感が強まり株安に連れたリスク回避の円買い、早期の利下げ観測に伴うドル売りに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは、1.0959ドルから1.1006ドルまで上昇して1.1002ドルで引けた。ユーロ・円は120円35銭から121円04銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2917ドルまで上昇後、1.2865ドルまで下落した。英国と欧州連合(EU)との貿易交渉が行き詰まるとの懸念を受けたポンド売りに上値が抑制された。ドル・スイスは0.9675フランまで下落後、0.9728フランへ上昇した。
■NY原油:大幅続落で47.09ドル、原油需要は当面減少する可能性も
NY原油先物4月限は大幅続落(NYMEX原油4月限終値:47.09 ↓1.64)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比-1.64ドルの1バレル=47.09ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは、45.88ドル−48.78ドル。終値ベースでは2019年1月上旬以来の安値となった。米国内でも新型コロナウイルスの感染拡大が警戒されており、原油需要は当面減少する可能性が高まっている。米国株式の大幅続落も原油先物の売り材料となった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 29.13ドル -1.50ドル(-4.90%)
モルガン・スタンレー(MS) 45.41ドル -1.83ドル(-3.87%)
ゴールドマン・サックス(GS)205.69ドル -10.09ドル(-4.68%)
インテル(INTC) 55.83ドル -3.82ドル(-6.40%)
アップル(AAPL) 273.52ドル -19.13ドル(-6.54%)
アルファベット(GOOG) 1318.09ドル -75.09ドル(-5.39%)
フェイスブック(FB) 189.75ドル -7.45ドル(-3.78%)
キャタピラー(CAT) 123.27ドル -4.98ドル(-3.88%)
アルコア(AA) 13.46ドル -0.66ドル(-4.67%)
ウォルマート(WMT) 110.40ドル -3.38ドル(-2.97%)
スプリント(S) 9.30ドル -0.25ドル(-2.62%)
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