注目銘柄ダイジェスト(前場):ファナック、ケル、アドバンテスなど
[20/04/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
デンソー<6902>:3635円(-118円)
大幅続落。先週末に業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想2800億円から610億円に下方修正している。新型コロナウイルス感染拡大に伴う自動車生産減少のマイナス影響は想定線であるが、下方修正の主因は品質関連費用の増加となっている。トヨタ<7203>がリコールを発表している燃料ポンプに係るものとみられているが、収益に対する影響は想定以上としてネガティブな反応が強まる状況へ。
アルプスアル<6770>:980円(+40円)
大幅反発。先週末に20年3月期業績予想の下方修正を発表している。営業利益は410億円から267億円、前期比46.2%減益に下方修正。380億円程度だった市場コンセンサスも大きく下振れ。新型コロナウイルス拡大の影響によって、電子部品事業、車載情報機器事業ともに売上・利益が下振れたもよう。決算発表も5月8日に延期する予定と。4-6月期の回復期待も高めにくいが、車載用の急速な落ち込み懸念は想定線、短期的なあく抜け感へとつながる。
アドバンテス<6857>:5170円(+390円)
急反発。先週末に20年3月期決算を発表している。営業利益は587億円で前期比9.2%減益となった。1-3月期は116億円で前年同期比13.5%増益、市場予想を20億円程度上回ったとみられる。また、同期の受注高は907億円で前四半期729億円から大幅に増加、会社計画も大きく超過している。4-6月期受注は想定以上に縮小見通しとなっているが、足元での好調な引き合い状況をポジティブに捉える動きが優勢となっている。
ファナック<6954>:16505円(+1650円)
急騰。先週末に20年3月期の決算を発表、営業利益は883.5億円で前期比45.9%減益、従来予想の806億円を上振れ、市場予想も上回る着地に。1-3月期受注実績も市場の想定を上回ったとみられる。一方、21年3月期見通しは上半期のみを開示、営業利益は189億円で前年同期比61.4%減益見通し。通期コンセンサス比で水準は想定以下とみられるが、中国市場の楽観的な見通しなどを示しており、ネガティブ視する動きは限定的に。
中京医薬<4558>:457円(-36円)
大幅に続落。20年3月期の営業利益を従来予想の1.14億円から0.71億円(前期実績0.05億円)に下方修正している。新型コロナウイルスの影響で除菌消臭関連商品の販売が堅調だった。一方、営業効率の改善などの施策が現場に浸透するまでに時間を要したほか、労務管理の負荷や商品委託先行による営業資材の投下などで上期の業績が出遅れたことが響いた。営業人員の減少も利益を縮小させる要因となった。
ケル<6919>:792円(+70円)
大幅に反発。20年3月期の営業利益を従来予想の7.97億円から10.26億円(前期実績7.91億円)に上方修正している。車載機器や医療機器、遊技機器の各市場で受注が好調だった。設備投資を効率化し、減価償却費が減少したことも利益を押し上げた。年間配当は従来予想の36.00円から39.00円(前期実績39.00円)に増額修正した。業績修正と増配が素直に好感され、買いが集まっているようだ。
沖縄セルラー<9436>:4105円(+175円)
大幅に反発。上限60万株(20億円)の自社株を取得すると発表している。発行済総数(自社株を除く)に対する割合は2.2%。取得期間は5月18日から21年4月23日まで。21年3月期の営業利益予想は前期比0.2%増の140.00億円。auでんきや海底ケーブルの取引が増加する見込み。年間配当予想は154.00円。20年3月期の営業利益は7.9%増の139.66億円、年間配当は従来予想(136.00円)を上回る145.00円(前期実績130.00円)とした。
<ST>
大幅続落。先週末に業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想2800億円から610億円に下方修正している。新型コロナウイルス感染拡大に伴う自動車生産減少のマイナス影響は想定線であるが、下方修正の主因は品質関連費用の増加となっている。トヨタ<7203>がリコールを発表している燃料ポンプに係るものとみられているが、収益に対する影響は想定以上としてネガティブな反応が強まる状況へ。
アルプスアル<6770>:980円(+40円)
大幅反発。先週末に20年3月期業績予想の下方修正を発表している。営業利益は410億円から267億円、前期比46.2%減益に下方修正。380億円程度だった市場コンセンサスも大きく下振れ。新型コロナウイルス拡大の影響によって、電子部品事業、車載情報機器事業ともに売上・利益が下振れたもよう。決算発表も5月8日に延期する予定と。4-6月期の回復期待も高めにくいが、車載用の急速な落ち込み懸念は想定線、短期的なあく抜け感へとつながる。
アドバンテス<6857>:5170円(+390円)
急反発。先週末に20年3月期決算を発表している。営業利益は587億円で前期比9.2%減益となった。1-3月期は116億円で前年同期比13.5%増益、市場予想を20億円程度上回ったとみられる。また、同期の受注高は907億円で前四半期729億円から大幅に増加、会社計画も大きく超過している。4-6月期受注は想定以上に縮小見通しとなっているが、足元での好調な引き合い状況をポジティブに捉える動きが優勢となっている。
ファナック<6954>:16505円(+1650円)
急騰。先週末に20年3月期の決算を発表、営業利益は883.5億円で前期比45.9%減益、従来予想の806億円を上振れ、市場予想も上回る着地に。1-3月期受注実績も市場の想定を上回ったとみられる。一方、21年3月期見通しは上半期のみを開示、営業利益は189億円で前年同期比61.4%減益見通し。通期コンセンサス比で水準は想定以下とみられるが、中国市場の楽観的な見通しなどを示しており、ネガティブ視する動きは限定的に。
中京医薬<4558>:457円(-36円)
大幅に続落。20年3月期の営業利益を従来予想の1.14億円から0.71億円(前期実績0.05億円)に下方修正している。新型コロナウイルスの影響で除菌消臭関連商品の販売が堅調だった。一方、営業効率の改善などの施策が現場に浸透するまでに時間を要したほか、労務管理の負荷や商品委託先行による営業資材の投下などで上期の業績が出遅れたことが響いた。営業人員の減少も利益を縮小させる要因となった。
ケル<6919>:792円(+70円)
大幅に反発。20年3月期の営業利益を従来予想の7.97億円から10.26億円(前期実績7.91億円)に上方修正している。車載機器や医療機器、遊技機器の各市場で受注が好調だった。設備投資を効率化し、減価償却費が減少したことも利益を押し上げた。年間配当は従来予想の36.00円から39.00円(前期実績39.00円)に増額修正した。業績修正と増配が素直に好感され、買いが集まっているようだ。
沖縄セルラー<9436>:4105円(+175円)
大幅に反発。上限60万株(20億円)の自社株を取得すると発表している。発行済総数(自社株を除く)に対する割合は2.2%。取得期間は5月18日から21年4月23日まで。21年3月期の営業利益予想は前期比0.2%増の140.00億円。auでんきや海底ケーブルの取引が増加する見込み。年間配当予想は154.00円。20年3月期の営業利益は7.9%増の139.66億円、年間配当は従来予想(136.00円)を上回る145.00円(前期実績130.00円)とした。
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