20日の米国市場ダイジェスト:NYダウ369ドル高、経済活動の再開で見通し改善
[20/05/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ369ドル高、経済活動の再開で見通し改善
米国株式相場は反発。ダウ平均は369.04ドル高の24575.90ドル、ナスダックは190.67ポイント高の9375.78ポイントで取引を終了した。大手小売各社の好調な決算発表を受けて、上昇して寄り付いた。全米50州で一部経済活動について規制の緩和や再開が発表されたほか、4月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、連銀が追加緩和に前向きである方針が確認され、引けにかけても堅調推移となった。セクター別では、エネルギーが大きく上昇。一方で、医薬品・バイオテクは下落した。
ホームセンターのロウズ(LOW)は、2-4月決算がアナリスト予想を上回り上昇。ケーブルテレビのコムキャスト(CMCSA)やエンタテインメントのディズ二?(DIS)、シーワールド(SEAS)などが、フロリダのテーマパーク再開計画を当局に提出するとの報道が好感され上昇した。オートバイメーカーのハーレーデービッドソン(HOG)は、今週中に生産工場を再開することが好感され上昇。一方で、米国上院が米国に上場している中国企業を規制する法案を可決したことから、中国オンライン小売のアリババ(BABA)、検索のバイドウ(BIDU)などが軒並み下落した。
FOMC議事録では、FRBのメンバーが新型ウイルスが経済活動に重くのしかかり、中期的な著しいリスクになることに懸念を表明、量的緩和(QE)拡大やフォワードガイダンスの強化など追加措置の手段を協議したことが明らかになった。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米金利先安観でドル弱含み
20日のニューヨーク外為市場でドル・円は107円70銭から107円34銭まで下落し、107円53銭で引けた。4月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、ウイルスが経済に重くのしかかり中期的に異例な不透明感や著しいリスクに対処すべく、追加緩和の手段を協議したことが明らかになると、金利先安感に伴うドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.0949ドルから1.0999ドルまで上昇し、1.0979ドルで引けた。ユーロ圏5月消費者信頼感指数速報値の改善を好感したユーロ買いが優勢となった。ユーロ・円は117円90銭から118円20銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.2288ドルまで上昇後、1.2226ドルまで下落。ベイリー英中銀総裁が証言で、マイナス金利導入も除外しない方針を示したためポンド売りが優勢となった。ドル・スイスは0.9669フランから、0.9638フランまで下落した。
■NY原油:大幅続伸で33.49ドル、原油在庫の減少などが材料視される
NY原油先物7月限は大幅続伸(NYMEX原油7月限終値:33.49 ↑1.53)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は、前営業日比+1.53ドルの1バレル=33.49ドルで取引を終えた。取引レンジは31.56ドル−33.78ドル。20日のアジア市場で31.56ドルまで売られたが、まもなく反転。通常取引終了後の時間外取引で一時33.78ドルまで一段高となった。米エネルギー情報局(EIA)発表の週間在庫統計で原油在庫は予想に反して減少していたことが原油先物を押し上げた。ユーロ圏の消費者信頼感指数の改善も材料視されたようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 22.91ドル +0.70ドル(+3.15%)
モルガン・スタンレー(MS) 41.06ドル +1.73ドル(+4.40%)
ゴールドマン・サックス(GS)181.44ドル +3.61ドル(+2.03%)
インテル(INTC) 63.10ドル +2.81ドル(+4.66%)
アップル(AAPL) 319.23ドル +6.09ドル(+1.94%)
アルファベット(GOOG) 1406.72ドル +33.24ドル(+2.42%)
フェイスブック(FB) 229.97ドル +13.09ドル(+6.04%)
キャタピラー(CAT) 115.69ドル +3.61ドル(+3.22%)
アルコア(AA) 8.35ドル +0.61ドル(+7.88%)
ウォルマート(WMT) 125.45ドル +0.50ドル(+0.40%)
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米国株式相場は反発。ダウ平均は369.04ドル高の24575.90ドル、ナスダックは190.67ポイント高の9375.78ポイントで取引を終了した。大手小売各社の好調な決算発表を受けて、上昇して寄り付いた。全米50州で一部経済活動について規制の緩和や再開が発表されたほか、4月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、連銀が追加緩和に前向きである方針が確認され、引けにかけても堅調推移となった。セクター別では、エネルギーが大きく上昇。一方で、医薬品・バイオテクは下落した。
ホームセンターのロウズ(LOW)は、2-4月決算がアナリスト予想を上回り上昇。ケーブルテレビのコムキャスト(CMCSA)やエンタテインメントのディズ二?(DIS)、シーワールド(SEAS)などが、フロリダのテーマパーク再開計画を当局に提出するとの報道が好感され上昇した。オートバイメーカーのハーレーデービッドソン(HOG)は、今週中に生産工場を再開することが好感され上昇。一方で、米国上院が米国に上場している中国企業を規制する法案を可決したことから、中国オンライン小売のアリババ(BABA)、検索のバイドウ(BIDU)などが軒並み下落した。
FOMC議事録では、FRBのメンバーが新型ウイルスが経済活動に重くのしかかり、中期的な著しいリスクになることに懸念を表明、量的緩和(QE)拡大やフォワードガイダンスの強化など追加措置の手段を協議したことが明らかになった。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米金利先安観でドル弱含み
20日のニューヨーク外為市場でドル・円は107円70銭から107円34銭まで下落し、107円53銭で引けた。4月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、ウイルスが経済に重くのしかかり中期的に異例な不透明感や著しいリスクに対処すべく、追加緩和の手段を協議したことが明らかになると、金利先安感に伴うドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.0949ドルから1.0999ドルまで上昇し、1.0979ドルで引けた。ユーロ圏5月消費者信頼感指数速報値の改善を好感したユーロ買いが優勢となった。ユーロ・円は117円90銭から118円20銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.2288ドルまで上昇後、1.2226ドルまで下落。ベイリー英中銀総裁が証言で、マイナス金利導入も除外しない方針を示したためポンド売りが優勢となった。ドル・スイスは0.9669フランから、0.9638フランまで下落した。
■NY原油:大幅続伸で33.49ドル、原油在庫の減少などが材料視される
NY原油先物7月限は大幅続伸(NYMEX原油7月限終値:33.49 ↑1.53)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は、前営業日比+1.53ドルの1バレル=33.49ドルで取引を終えた。取引レンジは31.56ドル−33.78ドル。20日のアジア市場で31.56ドルまで売られたが、まもなく反転。通常取引終了後の時間外取引で一時33.78ドルまで一段高となった。米エネルギー情報局(EIA)発表の週間在庫統計で原油在庫は予想に反して減少していたことが原油先物を押し上げた。ユーロ圏の消費者信頼感指数の改善も材料視されたようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 22.91ドル +0.70ドル(+3.15%)
モルガン・スタンレー(MS) 41.06ドル +1.73ドル(+4.40%)
ゴールドマン・サックス(GS)181.44ドル +3.61ドル(+2.03%)
インテル(INTC) 63.10ドル +2.81ドル(+4.66%)
アップル(AAPL) 319.23ドル +6.09ドル(+1.94%)
アルファベット(GOOG) 1406.72ドル +33.24ドル(+2.42%)
フェイスブック(FB) 229.97ドル +13.09ドル(+6.04%)
キャタピラー(CAT) 115.69ドル +3.61ドル(+3.22%)
アルコア(AA) 8.35ドル +0.61ドル(+7.88%)
ウォルマート(WMT) 125.45ドル +0.50ドル(+0.40%)
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