26日の米国市場ダイジェスト:NYダウ529ドル高、経済活動の再開拡大やワクチン開発の加速を好感
[20/05/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ529ドル高、経済活動の再開拡大やワクチン開発の加速を好感
米国株式相場は上昇。ダウ平均は529.95ドル高の24995.11ドル、ナスダックは15.64ポイント高の9340.22ポイントで取引を終了した。全米で経済活動の再開が一段と拡大したほか、新型ウイルスワクチンの開発で様々な企業の取り組みが発表されたため投資家心理が改善し、大きく上昇した。4月新築住宅販売件数が予想を上回ったほか、3月から2カ月閉鎖されていたニューヨーク証券取引所の立会取引が本日から一部再開され、終日堅調に推移。ただし、引けにかけてはトランプ政権が香港問題を巡り、中国の高官や企業に制裁を課すことを検討しているとの報道で伸び悩んだ。セクター別では、銀行や自動車・自動車部品が大きく上昇、一方で、医薬品・バイオテクは下落した。
製薬大手のメルク(MRK)は、オーストリアのワクチン開発会社を買収するなどウイルスワクチン開発や治療薬を巡り複数の取り組みを進めており、年内に臨床試験を開始する計画を発表し上昇。同じくバイオ医薬品のノババックス(NVAX)も、同社開発のウイルスワクチンの治験をオーストラリアで開始したことを発表して上昇した。航空会社大手のサウスウェスト(LUV)は、UBSの投資判断・目標株価引き上げが好感され上昇。経済活動の再開に伴い国内旅客需要の回復期待で、ユナイテッド航空(UA)やデルタ航空(DAL)も軒並み上昇した。大手銀JPモルガン(JPM)は、ダイモンCEOが第2四半期のトレーディング収入が第1四半期並みになるとの見解を示したほか、銀行株が割安であると言及し上昇した。
携帯端末のアップルは、追加100店舗の営業再開を発表、全米で271店の営業が再開されることになる。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:経済活動再開やウイルスワクチン開発進展を好感してリスクオン
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は107円40銭まで下落後、107円69銭まで上昇して107円55銭で引けた。米4月シカゴ連銀全米活動指数が予想外に3月から悪化し過去最大の下落となったことを嫌って、一時ドル売りが強まったが、米4月新築住宅販売件数が予想を大幅に上回ったことを受けてドル売りは後退。株高に連れたリスク選好の円売りも強まり、ドルは下げ止まった。
ユーロ・ドルは1.0962ドルから1.0996ドルまで上昇して1.0982ドルで引けた。復興基金への期待を受けたユーロ買いが下支えとなった。ユーロ・円は117円82銭から118円34銭まで上昇。世界各国で経済活動の再開が一段と拡大したほか、新型ウイルスワクチンの開発進展を好感したリスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは1.2321ドルから1.2363ドルまで上昇。英国の経済活動再開期待にポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは0.9681フランから0.9647フランまで下落した。
■NY原油:反発で34.35ドル、経済再開や株高などが支援材料に
NY原油先物7月限は反発(NYMEX原油7月限終値:34.35 ↑1.10)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は、前営業日比+1.10ドルの1バレル=34.35ドルで取引を終えた。取引レンジは33.38ドル−34.81ドル。ニューヨーク市場の午前中に34.81ドルまで買われた後、一時33.38ドルまで反落したが、株高を意識して34ドル台に再浮上した。米中関係の悪化を警戒した売りが観測されたが、世界各国で経済再開の動きが広がっており、原油需要の増大を意識した買いが入った。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 24.28ドル +1.62ドル(+7.15%)
モルガン・スタンレー(MS) 43.69ドル +3.56ドル(+8.87%)
ゴールドマン・サックス(GS)196.06ドル +16.13ドル(+8.96%)
インテル(INTC) 62.34ドル +0.09ドル(+0.14%)
アップル(AAPL) 316.73ドル -2.16ドル(-0.68%)
アルファベット(GOOG) 1417.02ドル +6.60ドル(+0.47%)
フェイスブック(FB) 232.20ドル -2.71ドル(-1.15%)
キャタピラー(CAT) 117.41ドル +4.94ドル(+4.39%)
アルコア(AA) 8.76ドル +0.55ドル(+6.70%)
ウォルマート(WMT) 123.86ドル -0.47ドル(-0.38%)
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米国株式相場は上昇。ダウ平均は529.95ドル高の24995.11ドル、ナスダックは15.64ポイント高の9340.22ポイントで取引を終了した。全米で経済活動の再開が一段と拡大したほか、新型ウイルスワクチンの開発で様々な企業の取り組みが発表されたため投資家心理が改善し、大きく上昇した。4月新築住宅販売件数が予想を上回ったほか、3月から2カ月閉鎖されていたニューヨーク証券取引所の立会取引が本日から一部再開され、終日堅調に推移。ただし、引けにかけてはトランプ政権が香港問題を巡り、中国の高官や企業に制裁を課すことを検討しているとの報道で伸び悩んだ。セクター別では、銀行や自動車・自動車部品が大きく上昇、一方で、医薬品・バイオテクは下落した。
製薬大手のメルク(MRK)は、オーストリアのワクチン開発会社を買収するなどウイルスワクチン開発や治療薬を巡り複数の取り組みを進めており、年内に臨床試験を開始する計画を発表し上昇。同じくバイオ医薬品のノババックス(NVAX)も、同社開発のウイルスワクチンの治験をオーストラリアで開始したことを発表して上昇した。航空会社大手のサウスウェスト(LUV)は、UBSの投資判断・目標株価引き上げが好感され上昇。経済活動の再開に伴い国内旅客需要の回復期待で、ユナイテッド航空(UA)やデルタ航空(DAL)も軒並み上昇した。大手銀JPモルガン(JPM)は、ダイモンCEOが第2四半期のトレーディング収入が第1四半期並みになるとの見解を示したほか、銀行株が割安であると言及し上昇した。
携帯端末のアップルは、追加100店舗の営業再開を発表、全米で271店の営業が再開されることになる。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:経済活動再開やウイルスワクチン開発進展を好感してリスクオン
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は107円40銭まで下落後、107円69銭まで上昇して107円55銭で引けた。米4月シカゴ連銀全米活動指数が予想外に3月から悪化し過去最大の下落となったことを嫌って、一時ドル売りが強まったが、米4月新築住宅販売件数が予想を大幅に上回ったことを受けてドル売りは後退。株高に連れたリスク選好の円売りも強まり、ドルは下げ止まった。
ユーロ・ドルは1.0962ドルから1.0996ドルまで上昇して1.0982ドルで引けた。復興基金への期待を受けたユーロ買いが下支えとなった。ユーロ・円は117円82銭から118円34銭まで上昇。世界各国で経済活動の再開が一段と拡大したほか、新型ウイルスワクチンの開発進展を好感したリスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは1.2321ドルから1.2363ドルまで上昇。英国の経済活動再開期待にポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは0.9681フランから0.9647フランまで下落した。
■NY原油:反発で34.35ドル、経済再開や株高などが支援材料に
NY原油先物7月限は反発(NYMEX原油7月限終値:34.35 ↑1.10)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は、前営業日比+1.10ドルの1バレル=34.35ドルで取引を終えた。取引レンジは33.38ドル−34.81ドル。ニューヨーク市場の午前中に34.81ドルまで買われた後、一時33.38ドルまで反落したが、株高を意識して34ドル台に再浮上した。米中関係の悪化を警戒した売りが観測されたが、世界各国で経済再開の動きが広がっており、原油需要の増大を意識した買いが入った。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 24.28ドル +1.62ドル(+7.15%)
モルガン・スタンレー(MS) 43.69ドル +3.56ドル(+8.87%)
ゴールドマン・サックス(GS)196.06ドル +16.13ドル(+8.96%)
インテル(INTC) 62.34ドル +0.09ドル(+0.14%)
アップル(AAPL) 316.73ドル -2.16ドル(-0.68%)
アルファベット(GOOG) 1417.02ドル +6.60ドル(+0.47%)
フェイスブック(FB) 232.20ドル -2.71ドル(-1.15%)
キャタピラー(CAT) 117.41ドル +4.94ドル(+4.39%)
アルコア(AA) 8.76ドル +0.55ドル(+6.70%)
ウォルマート(WMT) 123.86ドル -0.47ドル(-0.38%)
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