ドル伸び悩む、4月、5月初旬の全米地区経済活動低下、ウィルス危機の影響=ベージュブック
[20/05/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
米連邦準備制度理事会(FRB)は米地区連銀経済報告(ベージュブック)を公表した。カンザスシティ連銀により4月7日から5月18日までの情報をもとにまとめられた。その中で、全米地区で経済活動は低下し、そのほとんどが急激な低下と指摘された。新型ウイルスを巡る経済の封鎖で小売り店が休業を強いられ消費も一段と鈍化。居住住宅販売も急減、商業不動産は多くのテナントが賃貸の支払いを見送ったと報告されている。また、見通しは依然、極めて不透明で、ほとんどの回答者が悲観的だったと指摘されている。
全米で経済封鎖が本格化した4月経済は最悪期に近く、前回の報告に続き、悲観的な結果となった。
ほぼ想定内の結果ながらドルの戻りは鈍い。ドル・円は107円70銭前後での推移を継続。ユーロ・円は株式相場の回復に連れ118円20銭前後から118円40銭まで強含み推移した。
ユーロ・ドルは1.0960ドルから1.0987ドルまで強含んだ。
米国株式相場が持ち直し。ダウ平均株価も再び上昇幅を拡大し、300ドル高で推移した。
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