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米国株見通し:続落か、トランプ政権の対中制裁を見極め

注目トピックス 市況・概況
(16時20分現在)

S&P500先物      3,024.12(-13.88)
ナスダック100先物  9,424.75(-35.50)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物とナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は100ドル超安。NY原油先物(WTI)も弱含み、今晩の米株式市場は売り先行となりそうだ。


28日の主要3指数は反落。ダウは一時200ドル高と堅調地合いで推移していたが、終盤はプラスを維持できず147ドル安の25400ドルで取引を終えた。この日発表された1-3月期国内総生産(GDP)改定値は速報値から下方修正されたが、新規失業保険申請件数は前回から改善を示し、米国経済の早期正常化を期待した買いが続いた。ただ、中国政府による香港統治の強化に対し、トランプ政権は対中制裁を発動するとの思惑が広がり、指数を押し下げた。


今晩も売り継続の見通し。ミネアポリスで警官の暴力により黒人男性が死亡したと抗議する数千人規模の暴動が売り要因になりやすい。トランプ大統領がSNS企業に与えられた免責による保護を制限する大統領令への署名も、引き続き嫌気される。また、同大統領は29日中に記者会見し、一国二制度の維持を後押しする立場から中国に対して新たな制裁を発動する。措置の内容によっては両国の通商協議にも影響を及ぼしかねず、週末に伴う売りを誘発しそうだ。







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