前場に注目すべき3つのポイント〜売り先行後は底堅さが意識されやすい
[20/06/11]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
11日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:売り先行後は底堅さが意識されやすい
■前場の注目材料:フジクラ、20/3営業利益 87.9%減33.46億円
■曙ブレーキ<7238.T>事業再生に全力、北米営業利益、計画上回る
■売り先行後は底堅さが意識されやすい
11日の日本株市場は、売り先行後は底堅さが意識されやすいだろう。10日の米国市
場ではNYダウが282ドル安だった。米連邦準備制度理事会(FRB)による連邦公開市場
委員会(FOMC)の結果発表を控えて、利食い売り先行で寄り付いた。
FRBが市場の予想通り政策金利を据え置き、当面実質ゼロ金利政策を据え置く方針を
示すと、一時上昇に転じたものの買いは続かず、引けにかけて再び小幅下落する展開
となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比160円安の22860円。円相場は1ドル107円
10銭台と円高に振れて推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、本日も売り先行で始まることになろう。売り
一巡後は昨日同様、底堅さを見極める展開になりやすく、押し目狙いのスタンスとい
ったところだろう。ただし、23000円を下回って始まることから、23000円接近では戻
り待ちの売り圧力が次第に意識されやすいところでもある。明日のSQを前に23000円を
中心レンジとした動きが意識される一方、仕掛け的な売りには注視しておく必要があ
りそうだ。
米国では銀行が売られる半面、ハイテク株の一角が買われており、ナスダックは終
値で1万ポイントを回復してきた。日本においても同様の物色に向かいやすく、NTの上
昇が意識されやすいところ。また、連日で23000円を下回って始まることもあり、次第
に利益確定の流れも出てくる可能性がある。SQまでは現在の需給状況が続くとみられ
ていたこともあり、やや神経質な展開に向かわせそうである。
物色の流れとしては中小型株で材料の出ている銘柄に短期筋の資金が集中しやすい
一方で、買い疲れ感のある銘柄等は利益確定の対象になりやすい面もある。とはい
え、需給状況が一気に変わる可能性は低いと考えられ、海外勢による日本株見直しの
流れは引き続き期待したところ。上値追いは慎重ながらも押し目拾いのスタンスは継
続となろう。
■フジクラ、20/3営業利益 87.9%減33.46億円
フジクラ<5803>は2020年3月期決算を発表。売上高は前期比5.4%減の6723.14億円、営
業利益は同87.9%減の33.46億円だった。建設向け電線の需要に加え米国の電力インフ
ラ投資向け需要が好調に推移。一方で、新型コロナウイルス感染症拡大の影響によ
り、中国に所在する拠点が一時操業を停止する事態となったほか、欧州においてワイ
ヤハーネスの主要顧客が生産を停止した影響が響いた。2021年3月期の業績予想につい
ては未定としている。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(23124.95、+33.92)
・ナスダック総合指数は上昇(10020.35、+66.59)
・SOX指数は上昇(2004.66、+6.57)
・VIX指数は変わらず(27.57、0.00)
・米原油先物は上昇(39.60、+0.66)
・米長期金利は低下
・日銀のETF購入
・世界的な経済活動再開
・日米欧の大型経済対策
・コロナ収束後の業績回復期待
・みずほFG<8411.T>みずほ銀、個人特化店5倍増、100拠点体制
・みずほFG<8411.T>融資10兆円実行、コロナ対策、中小支える
・ホンダ<7267.T>中国に合弁、コネクテッドサービスで
・ダスキン<4665.T>いちごHDの宅配ピザ事業、ダスキンが買収
・伊藤忠<8001.T>センシンロボティクスと提携、産業インフラにドローン活用サービス
提供
・曙ブレーキ<7238.T>事業再生に全力、北米営業利益、計画上回る
・デンソー<6902.T>愛知・安城市に拠点、電動車製品開発を加速
・大成温調<1904.JQ>ブルーイノベ、大成温調など6社と資本提携、ドローン利用技術
開発
・第一三共<4568.T>第一三共・東大など、ナファモスタット吸入製剤を共同研究
・ニプロ<8086.T>再生医療の拠点拡充、東京・羽村に「東京CPF」
・三菱ケミ<4188.T>デジタルツイン構築に着手、サイバー空間上に化学プラント
・東ソー<4042.T>韓国で低燃費タイヤ用シリカ生産、子会社が現地社と合弁
・富士フイルム<4901.T>バイオ医薬品のデンマーク拠点に1000億円投資
・品川-名古屋間、静岡で月内着工できないとリニア27年開業困難
・「人種問題」行方を左右、バイデン氏有利、トランプ氏どう挽回
・性犯罪者にGPS検討、政府案「骨太方針」に反映へ
・東京五輪簡素化合意、IOCと組織委、200項目協議
・コロナ対策、入国1日最大250人、4か国対象、夏にも
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 4-6月期法人企業景気予測調査・大企業全産業景況判断(予想:-38.4、1-3
月期:-10.1)
<海外>
特になし。
<YN>
■株式見通し:売り先行後は底堅さが意識されやすい
■前場の注目材料:フジクラ、20/3営業利益 87.9%減33.46億円
■曙ブレーキ<7238.T>事業再生に全力、北米営業利益、計画上回る
■売り先行後は底堅さが意識されやすい
11日の日本株市場は、売り先行後は底堅さが意識されやすいだろう。10日の米国市
場ではNYダウが282ドル安だった。米連邦準備制度理事会(FRB)による連邦公開市場
委員会(FOMC)の結果発表を控えて、利食い売り先行で寄り付いた。
FRBが市場の予想通り政策金利を据え置き、当面実質ゼロ金利政策を据え置く方針を
示すと、一時上昇に転じたものの買いは続かず、引けにかけて再び小幅下落する展開
となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比160円安の22860円。円相場は1ドル107円
10銭台と円高に振れて推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、本日も売り先行で始まることになろう。売り
一巡後は昨日同様、底堅さを見極める展開になりやすく、押し目狙いのスタンスとい
ったところだろう。ただし、23000円を下回って始まることから、23000円接近では戻
り待ちの売り圧力が次第に意識されやすいところでもある。明日のSQを前に23000円を
中心レンジとした動きが意識される一方、仕掛け的な売りには注視しておく必要があ
りそうだ。
米国では銀行が売られる半面、ハイテク株の一角が買われており、ナスダックは終
値で1万ポイントを回復してきた。日本においても同様の物色に向かいやすく、NTの上
昇が意識されやすいところ。また、連日で23000円を下回って始まることもあり、次第
に利益確定の流れも出てくる可能性がある。SQまでは現在の需給状況が続くとみられ
ていたこともあり、やや神経質な展開に向かわせそうである。
物色の流れとしては中小型株で材料の出ている銘柄に短期筋の資金が集中しやすい
一方で、買い疲れ感のある銘柄等は利益確定の対象になりやすい面もある。とはい
え、需給状況が一気に変わる可能性は低いと考えられ、海外勢による日本株見直しの
流れは引き続き期待したところ。上値追いは慎重ながらも押し目拾いのスタンスは継
続となろう。
■フジクラ、20/3営業利益 87.9%減33.46億円
フジクラ<5803>は2020年3月期決算を発表。売上高は前期比5.4%減の6723.14億円、営
業利益は同87.9%減の33.46億円だった。建設向け電線の需要に加え米国の電力インフ
ラ投資向け需要が好調に推移。一方で、新型コロナウイルス感染症拡大の影響によ
り、中国に所在する拠点が一時操業を停止する事態となったほか、欧州においてワイ
ヤハーネスの主要顧客が生産を停止した影響が響いた。2021年3月期の業績予想につい
ては未定としている。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(23124.95、+33.92)
・ナスダック総合指数は上昇(10020.35、+66.59)
・SOX指数は上昇(2004.66、+6.57)
・VIX指数は変わらず(27.57、0.00)
・米原油先物は上昇(39.60、+0.66)
・米長期金利は低下
・日銀のETF購入
・世界的な経済活動再開
・日米欧の大型経済対策
・コロナ収束後の業績回復期待
・みずほFG<8411.T>みずほ銀、個人特化店5倍増、100拠点体制
・みずほFG<8411.T>融資10兆円実行、コロナ対策、中小支える
・ホンダ<7267.T>中国に合弁、コネクテッドサービスで
・ダスキン<4665.T>いちごHDの宅配ピザ事業、ダスキンが買収
・伊藤忠<8001.T>センシンロボティクスと提携、産業インフラにドローン活用サービス
提供
・曙ブレーキ<7238.T>事業再生に全力、北米営業利益、計画上回る
・デンソー<6902.T>愛知・安城市に拠点、電動車製品開発を加速
・大成温調<1904.JQ>ブルーイノベ、大成温調など6社と資本提携、ドローン利用技術
開発
・第一三共<4568.T>第一三共・東大など、ナファモスタット吸入製剤を共同研究
・ニプロ<8086.T>再生医療の拠点拡充、東京・羽村に「東京CPF」
・三菱ケミ<4188.T>デジタルツイン構築に着手、サイバー空間上に化学プラント
・東ソー<4042.T>韓国で低燃費タイヤ用シリカ生産、子会社が現地社と合弁
・富士フイルム<4901.T>バイオ医薬品のデンマーク拠点に1000億円投資
・品川-名古屋間、静岡で月内着工できないとリニア27年開業困難
・「人種問題」行方を左右、バイデン氏有利、トランプ氏どう挽回
・性犯罪者にGPS検討、政府案「骨太方針」に反映へ
・東京五輪簡素化合意、IOCと組織委、200項目協議
・コロナ対策、入国1日最大250人、4か国対象、夏にも
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 4-6月期法人企業景気予測調査・大企業全産業景況判断(予想:-38.4、1-3
月期:-10.1)
<海外>
特になし。
<YN>