15日の米国市場ダイジェスト:NYダウ157ドル高、RBによる社債買い入れ開始に期待
[20/06/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ157ドル高、RBによる社債買い入れ開始に期待
米国株式相場は続伸。ダウ平均は157.62ドル高の25763.16ドル、ナスダックは137.21ポイント高の9726.02ポイントで取引を終了した。中国はウィルス流行の第2波により、北京市で一部居住区を追加封鎖したほか、米国でも比較的早い段階で経済を再開したテキサス、フロリダ州などでウィルス感染ケースやウィルスの入院患者数が急増したため感染第2波が景気回復を抑制するとの懸念から大きく下落して寄り付いた。その後、ハイテク株が持ち直したほか、米連邦準備制度理事会(FRB)が広範な社債の買い入れ開始を発表すると懸念が後退、上昇に転じた。セクター別では、保険・耐久消費財・アパレルが上昇、一方で、医薬品・バイオテクが下落した。
クラウドベースの商取引プラットフォームのショップファイ(SHOP)は小売り大手のウォールマート(WMT)と提携を結んだとの報道で急伸。家具販売のRH(RH)やテーマパーク運営のシックスフラッグズ(SIX)はアナリストの投資判断引き上げで上昇した。また、電子署名ドキュサイン(DOCU)はナスダック100指数に加えられることが発表され急伸。一方、指数から外れる航空大手のユナイテッド航空(UAL)は下落。さらに、感染第2波を警戒し、カーニバル(CCL)、ノルウェジアンクルーズライン(NCLH)などのクルーズ関連株は売られた。
クドロー国家経済会議(NEC)委員長はウィルスへの懸念は今後も続くことになるが、政府は経済を再び封鎖する意向はないと表明した。また、経済の回復は非常に強いものになると楽観的な見通しを示した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:FRBの米社債購入開始を好感してリスクオン
15日のニューヨーク外為市場でドル・円は107円49銭まで上昇後、107円21銭まで下落して107円34銭で引けた。予想を上回った米国の6月NY連銀製造業景気指数を好感したドル買いが優勢となったが、対欧州通貨でのドル売りに上値が抑えられた。米連邦準備制度理事会(FRB)が米社債の購入開始を発表したことを好感した円売りも強まった。
ユーロ・ドルは1.1244ドルから1.1333ドルまで上昇して1.1322ドルで引けた。ユーロ・円は120円75銭から121円64銭まで上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)が緊急融資プログラムの一環として米社債の購入開始を発表するとリスク選好の円売りに拍車がかかった。ポンド・ドルは1.2530ドルから1.2607ドルまで上昇。英国のジョンソン首相と欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は15日会談を行い、声明で、年内のFTA協定批准に向けた交渉加速支持姿勢を表明。ジョンソン首相は「英国とEUの意見はかけ離れていない」と、秩序のない離脱への警戒感の払しょくに努めた。ドル・スイスは0.9480フランから0.9511フランのレンジでもみ合いとなった。
■NY原油:反発で37.12ドル、中期的な需給改善の思惑残る
NY原油先物7月限は反発(NYMEX原油7月限終値:37.12 ↑0.86)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は、前営業日比+0.86ドルの1バレル=37.12ドルで取引を終えた。取引レンジは34.36ドル−37.26ドル。15日のアジア市場で34.36ドルまで下落したが、ニューヨーク市場の時間外取引で37.26ドルまで買われた。利食い売り一巡後は株高を意識した買いが入ったようだ。中期的な需給改善の思惑は残されており、原油先物は強い動きを見せた。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 25.15ドル +0.37ドル(+1.49%)
モルガン・スタンレー(MS) 47.40ドル +1.12ドル(+2.42%)
ゴールドマン・サックス(GS)206.31ドル +4.53ドル(+2.25%)
インテル(INTC) 60.10ドル +0.77ドル(+1.30%)
アップル(AAPL) 342.99ドル +4.19ドル(+1.24%)
アルファベット(GOOG) 1419.85ドル +6.67ドル(+0.47%)
フェイスブック(FB) 232.50ドル +3.92ドル(+1.71%)
キャタピラー(CAT) 123.61ドル +0.46ドル(+0.37%)
アルコア(AA) 11.41ドル -0.12ドル(-1.04%)
ウォルマート(WMT) 118.08ドル +0.34ドル(+0.29%)
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米国株式相場は続伸。ダウ平均は157.62ドル高の25763.16ドル、ナスダックは137.21ポイント高の9726.02ポイントで取引を終了した。中国はウィルス流行の第2波により、北京市で一部居住区を追加封鎖したほか、米国でも比較的早い段階で経済を再開したテキサス、フロリダ州などでウィルス感染ケースやウィルスの入院患者数が急増したため感染第2波が景気回復を抑制するとの懸念から大きく下落して寄り付いた。その後、ハイテク株が持ち直したほか、米連邦準備制度理事会(FRB)が広範な社債の買い入れ開始を発表すると懸念が後退、上昇に転じた。セクター別では、保険・耐久消費財・アパレルが上昇、一方で、医薬品・バイオテクが下落した。
クラウドベースの商取引プラットフォームのショップファイ(SHOP)は小売り大手のウォールマート(WMT)と提携を結んだとの報道で急伸。家具販売のRH(RH)やテーマパーク運営のシックスフラッグズ(SIX)はアナリストの投資判断引き上げで上昇した。また、電子署名ドキュサイン(DOCU)はナスダック100指数に加えられることが発表され急伸。一方、指数から外れる航空大手のユナイテッド航空(UAL)は下落。さらに、感染第2波を警戒し、カーニバル(CCL)、ノルウェジアンクルーズライン(NCLH)などのクルーズ関連株は売られた。
クドロー国家経済会議(NEC)委員長はウィルスへの懸念は今後も続くことになるが、政府は経済を再び封鎖する意向はないと表明した。また、経済の回復は非常に強いものになると楽観的な見通しを示した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:FRBの米社債購入開始を好感してリスクオン
15日のニューヨーク外為市場でドル・円は107円49銭まで上昇後、107円21銭まで下落して107円34銭で引けた。予想を上回った米国の6月NY連銀製造業景気指数を好感したドル買いが優勢となったが、対欧州通貨でのドル売りに上値が抑えられた。米連邦準備制度理事会(FRB)が米社債の購入開始を発表したことを好感した円売りも強まった。
ユーロ・ドルは1.1244ドルから1.1333ドルまで上昇して1.1322ドルで引けた。ユーロ・円は120円75銭から121円64銭まで上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)が緊急融資プログラムの一環として米社債の購入開始を発表するとリスク選好の円売りに拍車がかかった。ポンド・ドルは1.2530ドルから1.2607ドルまで上昇。英国のジョンソン首相と欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は15日会談を行い、声明で、年内のFTA協定批准に向けた交渉加速支持姿勢を表明。ジョンソン首相は「英国とEUの意見はかけ離れていない」と、秩序のない離脱への警戒感の払しょくに努めた。ドル・スイスは0.9480フランから0.9511フランのレンジでもみ合いとなった。
■NY原油:反発で37.12ドル、中期的な需給改善の思惑残る
NY原油先物7月限は反発(NYMEX原油7月限終値:37.12 ↑0.86)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は、前営業日比+0.86ドルの1バレル=37.12ドルで取引を終えた。取引レンジは34.36ドル−37.26ドル。15日のアジア市場で34.36ドルまで下落したが、ニューヨーク市場の時間外取引で37.26ドルまで買われた。利食い売り一巡後は株高を意識した買いが入ったようだ。中期的な需給改善の思惑は残されており、原油先物は強い動きを見せた。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 25.15ドル +0.37ドル(+1.49%)
モルガン・スタンレー(MS) 47.40ドル +1.12ドル(+2.42%)
ゴールドマン・サックス(GS)206.31ドル +4.53ドル(+2.25%)
インテル(INTC) 60.10ドル +0.77ドル(+1.30%)
アップル(AAPL) 342.99ドル +4.19ドル(+1.24%)
アルファベット(GOOG) 1419.85ドル +6.67ドル(+0.47%)
フェイスブック(FB) 232.50ドル +3.92ドル(+1.71%)
キャタピラー(CAT) 123.61ドル +0.46ドル(+0.37%)
アルコア(AA) 11.41ドル -0.12ドル(-1.04%)
ウォルマート(WMT) 118.08ドル +0.34ドル(+0.29%)
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