27日の米国市場ダイジェスト:NYダウ114ドル高、ウイルスワクチンへの期待が下支え
[20/07/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ114ドル高、ウイルスワクチンへの期待が下支え
米国株式相場は反発。ダウ平均は114.88ドル高の26584.77ドル、ナスダックは173.09ポイント高の10536.27ポイントで取引を終了した。アリゾナやフロリダ州でのウイルス感染ペースが鈍化したほか、製薬会社モデルナが最終段階の治験を開始することを明らかにし、期待感から上昇して寄り付いた。政府の追加財政策への期待やハイテク株も今週の決算を控えて買いが広がり、終日堅調推移となった。セクター別では、半導体・同製造装置、テクノロジー・ハード・機器が上昇した一方で、銀行が下落。
バイオ製薬のモデルナ(MRNA)は、新型コロナウイルス感染症のワクチン開発で政府から2度目の開発資金を確保し、治験第3弾への期待感から急伸した。医薬品メーカーのバイオジェン(BIIB)はモルガンスタンレーによる投資判断引き上げが好感され上昇。また、オンライン小売りのアマゾン(AMZN)も複数のアナリストが目標株価を引き上げ堅調推移となった。おもちゃメーカーのハスブロ(HAS)は決算が予想を下回り急落。オンラインカジノを経営するドラフトキング(DKING)はメジャーリーグ(MLB)機構が一部の試合延期を発表したことで下落した。
スポーツウェアのアンダ?アーマー(UAA)は会計処理を巡る捜査に関連して、創業者と最高財務責任者(CFO)を対象に法的措置の可能性の事前通知を証券取引委員会(SEC)から受け取ったことが明らかとなった。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米追加緩和を想定してドル売り強まる
27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円48銭から105円12銭まで下落して105円41銭で引けた。米国経済の見通し悪化に伴い、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加緩和観測を受けたドル売りが加速した。その後、米6月耐久財受注速報値や7月ダラス連銀製造業活動指数が予想を上回ったほか、低調な2年債、5年債の入札結果を受けて利回りは上昇に転じたことでドル売りは後退した。
ユーロ・ドルは1.1728ドルから1.1781ドルまで上昇し1.1746ドルで引けた。予想を上回ったドイツの7月IFO指数を好感したユーロ買いが継続。ユーロ・円は123円64銭から123円90銭まで上昇。米国の追加財政策やウイルスワクチンへの期待にリスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは1.2842ドルから1.2902ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9230フランまで上昇後、0.9187フランまで反落。
■NY原油:強含みで41.60ドル、ユーロ高進行を意識した買いが入る
NY原油先物9月限は強含み(NYMEX原油9月限終値:41.60 ↑0.31)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比+0.31ドルの1バレル=41.60ドルで取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは40.48ドル−41.82ドル。米中関係の悪化を警戒してニューヨーク市場で一時40.48ドルまで下落したが、ユーロ高・米ドル安が進行したことを意識して41ドル台に戻した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 24.14ドル -0.21ドル(-0.86%)
モルガン・スタンレー(MS) 51.32ドル +1.14ドル(+2.27%)
ゴールドマン・サックス(GS)203.02ドル +1.55ドル(+0.77%)
インテル(INTC) 49.57ドル -1.02ドル(-2.02%)
アップル(AAPL) 379.24ドル +8.78ドル(+2.37%)
アルファベット(GOOG) 1530.20ドル +18.33ドル(+1.21%)
フェイスブック(FB) 233.50ドル +2.79ドル(+1.21%)
キャタピラー(CAT) 139.89ドル +2.31ドル(+1.68%)
アルコア(AA) 13.24ドル +0.49ドル(+3.84%)
ウォルマート(WMT) 131.21ドル -0.03ドル(-0.02%)
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米国株式相場は反発。ダウ平均は114.88ドル高の26584.77ドル、ナスダックは173.09ポイント高の10536.27ポイントで取引を終了した。アリゾナやフロリダ州でのウイルス感染ペースが鈍化したほか、製薬会社モデルナが最終段階の治験を開始することを明らかにし、期待感から上昇して寄り付いた。政府の追加財政策への期待やハイテク株も今週の決算を控えて買いが広がり、終日堅調推移となった。セクター別では、半導体・同製造装置、テクノロジー・ハード・機器が上昇した一方で、銀行が下落。
バイオ製薬のモデルナ(MRNA)は、新型コロナウイルス感染症のワクチン開発で政府から2度目の開発資金を確保し、治験第3弾への期待感から急伸した。医薬品メーカーのバイオジェン(BIIB)はモルガンスタンレーによる投資判断引き上げが好感され上昇。また、オンライン小売りのアマゾン(AMZN)も複数のアナリストが目標株価を引き上げ堅調推移となった。おもちゃメーカーのハスブロ(HAS)は決算が予想を下回り急落。オンラインカジノを経営するドラフトキング(DKING)はメジャーリーグ(MLB)機構が一部の試合延期を発表したことで下落した。
スポーツウェアのアンダ?アーマー(UAA)は会計処理を巡る捜査に関連して、創業者と最高財務責任者(CFO)を対象に法的措置の可能性の事前通知を証券取引委員会(SEC)から受け取ったことが明らかとなった。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米追加緩和を想定してドル売り強まる
27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円48銭から105円12銭まで下落して105円41銭で引けた。米国経済の見通し悪化に伴い、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加緩和観測を受けたドル売りが加速した。その後、米6月耐久財受注速報値や7月ダラス連銀製造業活動指数が予想を上回ったほか、低調な2年債、5年債の入札結果を受けて利回りは上昇に転じたことでドル売りは後退した。
ユーロ・ドルは1.1728ドルから1.1781ドルまで上昇し1.1746ドルで引けた。予想を上回ったドイツの7月IFO指数を好感したユーロ買いが継続。ユーロ・円は123円64銭から123円90銭まで上昇。米国の追加財政策やウイルスワクチンへの期待にリスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは1.2842ドルから1.2902ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9230フランまで上昇後、0.9187フランまで反落。
■NY原油:強含みで41.60ドル、ユーロ高進行を意識した買いが入る
NY原油先物9月限は強含み(NYMEX原油9月限終値:41.60 ↑0.31)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比+0.31ドルの1バレル=41.60ドルで取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは40.48ドル−41.82ドル。米中関係の悪化を警戒してニューヨーク市場で一時40.48ドルまで下落したが、ユーロ高・米ドル安が進行したことを意識して41ドル台に戻した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 24.14ドル -0.21ドル(-0.86%)
モルガン・スタンレー(MS) 51.32ドル +1.14ドル(+2.27%)
ゴールドマン・サックス(GS)203.02ドル +1.55ドル(+0.77%)
インテル(INTC) 49.57ドル -1.02ドル(-2.02%)
アップル(AAPL) 379.24ドル +8.78ドル(+2.37%)
アルファベット(GOOG) 1530.20ドル +18.33ドル(+1.21%)
フェイスブック(FB) 233.50ドル +2.79ドル(+1.21%)
キャタピラー(CAT) 139.89ドル +2.31ドル(+1.68%)
アルコア(AA) 13.24ドル +0.49ドル(+3.84%)
ウォルマート(WMT) 131.21ドル -0.03ドル(-0.02%)
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