今日の為替市場ポイント:パウエルFRB議長の講演前で主要通貨の取引は動意薄となる可能性
[20/08/27]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
26日のドル・円は、東京市場では106円56銭から106円25銭まで下落。欧米市場でドルは106円46銭から105円96銭まで反落し、105円99銭で取引終了。
本日27日のドル・円は、主に105円台後半で推移か。日本時間夜に予定されている米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の講演は有力な手掛かり材料になると期待されており、日中の取引はやや動意薄の状態が続く可能性がある。
27日に予定されているパウエルFRB議長の講演では、経済の変化に応じた金融政策のあり方や金融政策の枠組みを再考することなどについて言及するとの見方が市場関係者の間で広がっているようだ。パウエル議長は追加緩和の必要性について述べた場合、ドル売り材料になるとの声が聞かれているが、一部では、「インフレ期待が高まる可能性がある」との見方も出ている。インフレ期待が高まり、長短金利差が拡大した場合、ドル買い材料になり得るため、債券市場や株式市場の反応を慎重に見極める必要がありそうだ。また、27日は米国の4-6月期国内総生産(GDP)改定値や新規失業保険申請件数が発表されるため、それらの内容も軽視できず、ドル・円などの短期的な相場動向について予断を持つことは難しくなりそうだ。
<CS>
本日27日のドル・円は、主に105円台後半で推移か。日本時間夜に予定されている米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の講演は有力な手掛かり材料になると期待されており、日中の取引はやや動意薄の状態が続く可能性がある。
27日に予定されているパウエルFRB議長の講演では、経済の変化に応じた金融政策のあり方や金融政策の枠組みを再考することなどについて言及するとの見方が市場関係者の間で広がっているようだ。パウエル議長は追加緩和の必要性について述べた場合、ドル売り材料になるとの声が聞かれているが、一部では、「インフレ期待が高まる可能性がある」との見方も出ている。インフレ期待が高まり、長短金利差が拡大した場合、ドル買い材料になり得るため、債券市場や株式市場の反応を慎重に見極める必要がありそうだ。また、27日は米国の4-6月期国内総生産(GDP)改定値や新規失業保険申請件数が発表されるため、それらの内容も軽視できず、ドル・円などの短期的な相場動向について予断を持つことは難しくなりそうだ。
<CS>