17日の米国市場ダイジェスト:NYダウ130ドル安、量的緩和拡大に障壁
[20/09/18]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ130ドル安、量的緩和拡大に障壁
米国株式相場は下落。ダウ平均は130.40ドル安の27901.98ドル、ナスダックは140.19ポイント安の10910.28ポイントで取引を終了した。昨日の連邦公開市場委員会(FOMC)でゼロ金利は長期にわたり据え置かれることが確認されたものの量的緩和(QE)拡大の壁が高いことが明らかになり、失望感から下落して寄り付いた。雇用や住宅関連指標が予想を下回ったことも売りに拍車をかけた。一時上昇に転じる場面もあったが、ハイテク株の調整が続いており、引けにかけては再び下落幅を拡大した。セクター別ではメディア・娯楽、不動産が大きく下落した一方、素材が買われた。
クルーズを運営するカーニバル(CCL)は来年1月までの全運航停止を発表し下落。同業のノルウェージアンクルーズ(NCLH)も下落した。レストランチェーンのデーブ&バスターズ(PLAY)は経営破綻の可能性を警告し急落。自動車のフォード(F)は、人気のピックアップ(小型)トラックF-150の電動化(EV)新型車を2022年中旬に投入する計画を発表して上昇。オフィス家具メーカーのハーマンミラー(MLHR)は好決算や復配が好感され急伸した。
航空各社CEOは17日、大統領首席補佐官のメドウズ氏と会見し追加支援を要請した。政府支援がなければ10月1日付けで計画通り解雇が開始される。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル弱含み、米住宅・雇用関連指標は予想を下回る
17日のニューヨーク外為市場でドル・円は104円53銭まで下落した後、104円84銭まで上昇して104円72銭で引けた。8月住宅着工件数が予想を下回ったほか、先週分新規失業保険申請件数が予想を上回ったため景気見通しが悪化し米国債相場が上昇。利回り低下に伴うドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.1791ドルから1.1852ドルまで上昇して1.1851ドルで引けた。ユーロ・円は、123円34銭から124円14銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2865ドルまで下落後、1.2998ドルまで急伸。英中銀がマイナス金利導入の可能性や景気見通しの不透明性を警告したため、ポンド売りが一時活発となったが、欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長は「離脱を巡るEUと英国、通商交渉での合意が依然可能」と楽観的な見通しを示したため、ポンドの買戻しが加速した。ドル・スイスは0.9113フランから0.9081フランまで下落した。
■NY原油:続伸で40.97ドル、主要産油国による追加減産の思惑も
NY原油先物10月限は続伸(NYMEX原油10月限終値:40.97 ↑0.81)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比+0.81ドルの1バレル=40.97ドルで取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは39.42ドル−41.22ドル。世界経済の急速な回復への期待は低下しており、原油需要の伸びは予想を下回る可能性があるとの見方が広がっている。これに対応して主要産油国による追加減産観測が台頭しており、短期筋などの買いが入った。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 25.35ドル -0.25ドル(-0.98%)
モルガン・スタンレー(MS) 50.25ドル -0.90ドル(-1.76%)
ゴールドマン・サックス(GS)194.83ドル -5.85ドル(-2.92%)
インテル(INTC) 50.32ドル -0.05ドル(-0.10%)
アップル(AAPL) 110.34ドル -1.79ドル(-1.60%)
アルファベット(GOOG) 1495.53ドル -25.37ドル(-1.67%)
フェイスブック(FB) 254.82ドル -8.70ドル(-3.30%)
キャタピラー(CAT) 153.87ドル +2.76ドル(+1.83%)
アルコア(AA) 13.45ドル -0.45ドル(-3.24%)
ウォルマート(WMT) 136.69ドル +0.43ドル(+0.32%)
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米国株式相場は下落。ダウ平均は130.40ドル安の27901.98ドル、ナスダックは140.19ポイント安の10910.28ポイントで取引を終了した。昨日の連邦公開市場委員会(FOMC)でゼロ金利は長期にわたり据え置かれることが確認されたものの量的緩和(QE)拡大の壁が高いことが明らかになり、失望感から下落して寄り付いた。雇用や住宅関連指標が予想を下回ったことも売りに拍車をかけた。一時上昇に転じる場面もあったが、ハイテク株の調整が続いており、引けにかけては再び下落幅を拡大した。セクター別ではメディア・娯楽、不動産が大きく下落した一方、素材が買われた。
クルーズを運営するカーニバル(CCL)は来年1月までの全運航停止を発表し下落。同業のノルウェージアンクルーズ(NCLH)も下落した。レストランチェーンのデーブ&バスターズ(PLAY)は経営破綻の可能性を警告し急落。自動車のフォード(F)は、人気のピックアップ(小型)トラックF-150の電動化(EV)新型車を2022年中旬に投入する計画を発表して上昇。オフィス家具メーカーのハーマンミラー(MLHR)は好決算や復配が好感され急伸した。
航空各社CEOは17日、大統領首席補佐官のメドウズ氏と会見し追加支援を要請した。政府支援がなければ10月1日付けで計画通り解雇が開始される。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル弱含み、米住宅・雇用関連指標は予想を下回る
17日のニューヨーク外為市場でドル・円は104円53銭まで下落した後、104円84銭まで上昇して104円72銭で引けた。8月住宅着工件数が予想を下回ったほか、先週分新規失業保険申請件数が予想を上回ったため景気見通しが悪化し米国債相場が上昇。利回り低下に伴うドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.1791ドルから1.1852ドルまで上昇して1.1851ドルで引けた。ユーロ・円は、123円34銭から124円14銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2865ドルまで下落後、1.2998ドルまで急伸。英中銀がマイナス金利導入の可能性や景気見通しの不透明性を警告したため、ポンド売りが一時活発となったが、欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長は「離脱を巡るEUと英国、通商交渉での合意が依然可能」と楽観的な見通しを示したため、ポンドの買戻しが加速した。ドル・スイスは0.9113フランから0.9081フランまで下落した。
■NY原油:続伸で40.97ドル、主要産油国による追加減産の思惑も
NY原油先物10月限は続伸(NYMEX原油10月限終値:40.97 ↑0.81)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比+0.81ドルの1バレル=40.97ドルで取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは39.42ドル−41.22ドル。世界経済の急速な回復への期待は低下しており、原油需要の伸びは予想を下回る可能性があるとの見方が広がっている。これに対応して主要産油国による追加減産観測が台頭しており、短期筋などの買いが入った。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 25.35ドル -0.25ドル(-0.98%)
モルガン・スタンレー(MS) 50.25ドル -0.90ドル(-1.76%)
ゴールドマン・サックス(GS)194.83ドル -5.85ドル(-2.92%)
インテル(INTC) 50.32ドル -0.05ドル(-0.10%)
アップル(AAPL) 110.34ドル -1.79ドル(-1.60%)
アルファベット(GOOG) 1495.53ドル -25.37ドル(-1.67%)
フェイスブック(FB) 254.82ドル -8.70ドル(-3.30%)
キャタピラー(CAT) 153.87ドル +2.76ドル(+1.83%)
アルコア(AA) 13.45ドル -0.45ドル(-3.24%)
ウォルマート(WMT) 136.69ドル +0.43ドル(+0.32%)
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