米9月小売売上高、6月来最大の伸び、ドル買い
[20/10/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
米商務省が発表した9月小売売上高は前月比+1.9%となった。伸びは8月+0.6%から予想以上に拡大。6月来で最大となった。また、変動の激しい自動車除く9月小売売上高は前月比+1.5%。伸びは鈍化予想に反して8月+0.5%から拡大し6月来で最大となった。国内総生産(GDP)の算出に用いられる自動車、建材、給油、食品を除いたコアの小売りは前月比+1.4%と8月の‐0.3%からプラスに改善。6月来で最大の伸びとなり、7−9月期の国内総生産(GDP)成長に貢献する見通し。
一方、その後に連邦準備制度理事会(FRB)が発表した9月鉱工業生産は前月比‐0.6%と、8月+0.4%から予想外に4月来のマイナスに落ち込んだ。9月設備稼働率は71.5%と、8月72.0%から予想71.8%以上に低下。
小売売上高の予想以上の伸びを好感しドル買いが優勢となった。ドル・円は105円24銭から105円41銭まで上昇した。ユーロ・ドルは1.1746ドルの高値から1.1725ドルまで下落した。
【経済指標】
・米・9月小売売上高:前月比+1.9%(予想:+0.8%、8月:+0.6%)
・米・9月小売売上高(自動車除く):前月比+1.5%(予想:+0.4%、8月:+0.5%←+0.7%)
・米・9月鉱工業生産:前月比‐0.6%(予想:+0.5%、8月:+0.4%)
・米・9月設備稼働率:71.5%(予想:71.8%、8月:72.0%←71.4%)
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