個人投資家・有限亭玉介:政府の「Go To」や「デジタル化」から思惑が働くか?【FISCOソーシャルレポーター】
[20/10/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2020年10月13日10時に執筆
今年のお盆は帰省を控えるように言われていたせいか、秋に入り旅行熱が再燃しているように感じますな。マスクをしていても熱中症の心配もなく、Go To トラベルやGo To Eatを利用してお得に旅行を楽しむ人が増えているようです。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
10月よりGo Toトラベルに東京が加わり、国内旅行に限った話ではありますが人の動きが活発化してきたようです。秋になり気温が下がった事で、旅行に行きやすくなりましたなぁ。観光庁によりますと、7月22日から9月15日までのGo Toトラベル利用者が1689万人に上るとの事。
そんな旅行関連銘柄は投資家の物色を受けているようで、7月末に底を打って切り返したエアトリ<6191>や、旅行比較サイト「トラベルコ」を運営しているオープンドア<3926>も似たようなチャートを描きながら買われておりますねぇ。
Go To Eat関連で言えば、ぐるなび<2440>や「食べログ」を運営するカカクコム<2371>もチェックしておきたいところです。旅先の美味しいグルメを調べる時にGo To Eat対象店舗かどうか、これらのサイトが活用されると思われます。
Go Toトラベルの締め切りは来年の1月末までのようですが、コロナの感染状況によっては急な政策転換もあるか、政府の発言にも注視しておきたいです。もし、感染拡大せずにキャンペーン期間が無事に終了すれば、締め切り前の駆け込み需要後に目先の旅行者数は減少に転じると思われますが、来年はコロナの感染状況が深刻化しなければ例年の水準まで徐々に回復していくのではないでしょうか。
このような様々な政府の政策も、菅総理が肝入りのデジタル庁設立でスピーディーかつ効果的に機能していく事が期待されます。
10月6日に平井デジタル改革担当相は、義務教育で使用する教科書を原則デジタル化すると発表するとICT教育関連のEduLab<4427>やチエル<3933>が買われました。さらに10月9日に河野規制改革相は、恒久的に初診でもオンライン診療を解禁する方針を発表しており、関連銘柄が物色されているようです。
あたくしが一番注目しておりますのは、中央政府と地方自治体のシステムを統一する点で、これには莫大な予算が割かれるものと見ております。エストニアではオンラインで行政手続きが行えるデジタル・ガバメントが出来上がるまでに20年近くかかったと言われておりますが、日本ではどれくらいで満足のいく成果を出せるのでしょうか。
今後、政府はマイナンバーと個人の銀行口座の紐付けする方針で動いていくと見られ、金融系ITやセキュリティ関連の企業には思惑がありそうです。さらにこれまで紙ベースで処理していた仕事をデジタルへ統一する作業には、AIやRPA関連企業の協力が必要になるかもしれませんねぇ。
考えてみれば、旅行へ行くのもスマホ1台あればチケット代わりにも財布代わりにもなる時代です。パソコンの中に入っているファイルを紙に印刷して郵送する手間などが全国の自治体で行われていると思うと、この無駄が無くなればどれほどの恩恵があるか計り知れませんなぁ。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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