19日の米国市場ダイジェスト:NYダウ410ドル安、新型ウイルス拡大で景気見通しが悪化
[20/10/20]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ410ドル安、新型ウイルス拡大で景気見通しが悪化
米国株式相場は下落。ダウ平均は410.89ドル安の28915.42ドル、ナスダックは192.67ポイント安の11478.88ポイントで取引を終了した。週末に民主党のペロシ下院議長が新型コロナウイルスを巡る追加経済対策について、トランプ政権と大統領選挙前の合意成立に楽観的な見通しを示したため期待感から上昇して寄り付いた。しかし、ウイルス感染件数の増加や連邦準備制度理事会(FRB)の高官が景気や雇用に悲観的な見方を示したほか、経済策への不透明感も根強く引けにかけて大きく下落に転じた。
映画館を運営するAMCエンターテインメント(AMC)はクオモ知事がニューヨーク市を除くニューヨーク州で映画館の運営を23日から再開することを承認したため急伸。航空会社のアメリカン航空(AAL)は737マックスの運航再開計画を発表し小幅上昇した。アパレルのVF(VFC)や家具販売のRH(RH)はアナリストの投資判断引き下げが嫌気されそれぞれ下落。
石油のコノコフィリップス(COP)は19日、シェールオイル生産のコンチョ・リソーシズ(CXO)を97億ドルで買収することで合意。買収により独立系の米石油会社として最大となる。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル下げ渋り、米追加経済対策への根強い期待も
19日のニューヨーク外為市場でドル・円は105円30銭から105円49銭まで上昇し、105円42銭で引けた。米追加経済対策への期待などで米債利回り上昇に伴うドル買いが観測された。
ユーロ・ドルは1.1794ドルまで上昇後、1.1765ドルまで反落して1.1772ドルで引けた。ユーロ・円は124円04銭から124円34銭まで上昇。中国経済の順調な回復、米国の追加経済対策への期待にリスク選好の円売りが一時優勢となった。ポンド・ドル1.3025ドルまで上昇後、1.2937ドルまで下落。英国のフロスト交渉官と欧州連合(EU)のバルニエ首席交渉官は、「英国の欧州連合(EU)離脱を巡る通商交渉を強化させることで合意した」と報じられ一時上昇したものの、ジョンソン英首相の報道官は「EUが基本的なアプローチの姿勢を修正しない限り、交渉を再開する根拠がない」と指摘したため、ポンド買いは後退。ドル・スイスは0.9106フランから0.9090フランまで下落した。_
■NY原油:伸び悩みで41.06ドル、株安などを嫌気した売りが入る
NY原油先物12月限は伸び悩み(NYMEX原油12月限終値:41.06 ↓0.06)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比-0.06ドルの1バレル=41.06ドルで取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは40.77ドル−41.46ドル。ニューヨーク市場の中盤にかけて41.46ドルまで買われたが、米国の追加経済対策を巡る協議は特に進展していないことや株安を嫌気して売りが強まり、通常取引終了後の時間外取引で一時40.77ドルまで反落した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 23.72ドル -0.52ドル(-2.15%)
モルガン・スタンレー(MS) 50.95ドル -0.90ドル(-1.74%)
ゴールドマン・サックス(GS)205.69ドル -0.52ドル(-0.25%)
インテル(INTC) 54.58ドル +0.42ドル(+0.78%)
アップル(AAPL) 115.98ドル -3.04ドル(-2.55%)
アルファベット(GOOG) 1534.61ドル -38.40ドル(-2.44%)
フェイスブック(FB) 261.40ドル -4.53ドル(-1.70%)
キャタピラー(CAT) 167.53ドル -1.22ドル(-0.72%)
アルコア(AA) 12.63ドル +0.01ドル(+0.08%)
ウォルマート(WMT) 142.95ドル -1.76ドル(-1.22%)
<ST>
米国株式相場は下落。ダウ平均は410.89ドル安の28915.42ドル、ナスダックは192.67ポイント安の11478.88ポイントで取引を終了した。週末に民主党のペロシ下院議長が新型コロナウイルスを巡る追加経済対策について、トランプ政権と大統領選挙前の合意成立に楽観的な見通しを示したため期待感から上昇して寄り付いた。しかし、ウイルス感染件数の増加や連邦準備制度理事会(FRB)の高官が景気や雇用に悲観的な見方を示したほか、経済策への不透明感も根強く引けにかけて大きく下落に転じた。
映画館を運営するAMCエンターテインメント(AMC)はクオモ知事がニューヨーク市を除くニューヨーク州で映画館の運営を23日から再開することを承認したため急伸。航空会社のアメリカン航空(AAL)は737マックスの運航再開計画を発表し小幅上昇した。アパレルのVF(VFC)や家具販売のRH(RH)はアナリストの投資判断引き下げが嫌気されそれぞれ下落。
石油のコノコフィリップス(COP)は19日、シェールオイル生産のコンチョ・リソーシズ(CXO)を97億ドルで買収することで合意。買収により独立系の米石油会社として最大となる。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル下げ渋り、米追加経済対策への根強い期待も
19日のニューヨーク外為市場でドル・円は105円30銭から105円49銭まで上昇し、105円42銭で引けた。米追加経済対策への期待などで米債利回り上昇に伴うドル買いが観測された。
ユーロ・ドルは1.1794ドルまで上昇後、1.1765ドルまで反落して1.1772ドルで引けた。ユーロ・円は124円04銭から124円34銭まで上昇。中国経済の順調な回復、米国の追加経済対策への期待にリスク選好の円売りが一時優勢となった。ポンド・ドル1.3025ドルまで上昇後、1.2937ドルまで下落。英国のフロスト交渉官と欧州連合(EU)のバルニエ首席交渉官は、「英国の欧州連合(EU)離脱を巡る通商交渉を強化させることで合意した」と報じられ一時上昇したものの、ジョンソン英首相の報道官は「EUが基本的なアプローチの姿勢を修正しない限り、交渉を再開する根拠がない」と指摘したため、ポンド買いは後退。ドル・スイスは0.9106フランから0.9090フランまで下落した。_
■NY原油:伸び悩みで41.06ドル、株安などを嫌気した売りが入る
NY原油先物12月限は伸び悩み(NYMEX原油12月限終値:41.06 ↓0.06)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比-0.06ドルの1バレル=41.06ドルで取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは40.77ドル−41.46ドル。ニューヨーク市場の中盤にかけて41.46ドルまで買われたが、米国の追加経済対策を巡る協議は特に進展していないことや株安を嫌気して売りが強まり、通常取引終了後の時間外取引で一時40.77ドルまで反落した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 23.72ドル -0.52ドル(-2.15%)
モルガン・スタンレー(MS) 50.95ドル -0.90ドル(-1.74%)
ゴールドマン・サックス(GS)205.69ドル -0.52ドル(-0.25%)
インテル(INTC) 54.58ドル +0.42ドル(+0.78%)
アップル(AAPL) 115.98ドル -3.04ドル(-2.55%)
アルファベット(GOOG) 1534.61ドル -38.40ドル(-2.44%)
フェイスブック(FB) 261.40ドル -4.53ドル(-1.70%)
キャタピラー(CAT) 167.53ドル -1.22ドル(-0.72%)
アルコア(AA) 12.63ドル +0.01ドル(+0.08%)
ウォルマート(WMT) 142.95ドル -1.76ドル(-1.22%)
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