20日の米国市場ダイジェスト:NYダウ113ドル高、大統領選前の経済対策合意に期待広がる
[20/10/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ113ドル高、大統領選前の経済対策合意に期待広がる
米国株式相場は反発。ダウ平均は113.37ドル高の28308.79ドル、ナスダックは37.61ポイント高の11516.49ポイントで取引を終了した。9月住宅着工件数の増加を好感し寄り付き後上昇した。民主党のペロシ下院議長が追加経済対策を巡りトランプ政権と大統領選挙前の合意の期限である本日中の合意に楽観的な見解を示すと上げ幅を拡大した。セクター別では自動車・自動車部品、銀行が上昇。
自動車のゼネラル・モーターズ(GM)は電気自動車生産を目的に22億ドルを投じる計画を明らかにし上昇。百貨店のコールズ(KSS)はスポーツウェアと普段着を兼ねたファッションブランド「FLX」の立ち上げを発表し上昇した。バイオのモデルナ(MRNA)は同社開発のワクチンが緊急使用で12月にも当局の認可が下りる可能性に言及し上昇。一方、電気自動車のテスラ(TSLA)は決算発表を控えて一旦利益を確定する動きが広がり下落した。
司法省と11州は20日、検索会社アルファベット(GOOGL)傘下のグーグルをインターネット検索と検索広告市場を支配し、競争を阻害しているとして、独占禁止法(反トラスト法)違反で首都ワシントンの連邦地裁に提訴したと発表した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米住宅関連指標の改善を好感したドル買い
20日のニューヨーク外為市場でドル・円は105円75銭まで上昇後、105円42銭まで下落して105円50銭で引けた。米9月住宅着工件数と建設許可件数は市場予想を上回ったことから、ドル買いが優勢となった。ただ、追加経済対策を巡り大統領選挙前の合意期限を控えてドル上昇は限定的となった。
ユーロ・ドルは1.1803ドルから1.1841ドルまで上昇して1.1824ドルで引けた。ラガルドECB総裁は「ウイルス再燃が経済見通しの明らかなリスクになる」と発言し、ユーロは伸び悩んだ。ユーロ・円は125円00銭まで上昇後、124円68銭まで下落。ポンド・ドル1.2911ドルまで下落後、1.2975ドルまで戻した。ジョンソン英首相がパンデミック対策で一部地域の規制をさらに強化したことや、英国と欧州連合(EU)の通商交渉が膠着したことが嫌気されたが、ポンド売りは一服。ドル・スイスは0.9083フランから0.9055フランまで下落した。
■NY原油:強含みで41.70ドル、株高などを意識した買いが入る
NY原油先物12月限は強含み(NYMEX原油12月限終値:41.70 ↑0.64)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比+0.64ドルの1バレル=41.70ドルで取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは40.46ドル−41.90ドル。ニューヨーク市場の序盤に40.46ドルまで下落する場面があったが、米国の追加経済対策を巡る協議進展への期待や株高を意識して一時41.90ドルまで上昇した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 24.14ドル +0.42ドル(+1.77%)
モルガン・スタンレー(MS) 51.47ドル +0.52ドル(+1.02%)
ゴールドマン・サックス(GS)208.03ドル +2.34ドル(+1.14%)
インテル(INTC) 53.43ドル -1.15ドル(-2.11%)
アップル(AAPL) 117.51ドル +1.53ドル(+1.32%)
アルファベット(GOOG) 1555.93ドル +21.32ドル(+1.39%)
フェイスブック(FB) 267.56ドル +6.16ドル(+2.36%)
キャタピラー(CAT) 168.99ドル +1.46ドル(+0.87%)
アルコア(AA) 12.80ドル +0.17ドル(+1.35%)
ウォルマート(WMT) 143.90ドル +0.95ドル(+0.66%)
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米国株式相場は反発。ダウ平均は113.37ドル高の28308.79ドル、ナスダックは37.61ポイント高の11516.49ポイントで取引を終了した。9月住宅着工件数の増加を好感し寄り付き後上昇した。民主党のペロシ下院議長が追加経済対策を巡りトランプ政権と大統領選挙前の合意の期限である本日中の合意に楽観的な見解を示すと上げ幅を拡大した。セクター別では自動車・自動車部品、銀行が上昇。
自動車のゼネラル・モーターズ(GM)は電気自動車生産を目的に22億ドルを投じる計画を明らかにし上昇。百貨店のコールズ(KSS)はスポーツウェアと普段着を兼ねたファッションブランド「FLX」の立ち上げを発表し上昇した。バイオのモデルナ(MRNA)は同社開発のワクチンが緊急使用で12月にも当局の認可が下りる可能性に言及し上昇。一方、電気自動車のテスラ(TSLA)は決算発表を控えて一旦利益を確定する動きが広がり下落した。
司法省と11州は20日、検索会社アルファベット(GOOGL)傘下のグーグルをインターネット検索と検索広告市場を支配し、競争を阻害しているとして、独占禁止法(反トラスト法)違反で首都ワシントンの連邦地裁に提訴したと発表した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米住宅関連指標の改善を好感したドル買い
20日のニューヨーク外為市場でドル・円は105円75銭まで上昇後、105円42銭まで下落して105円50銭で引けた。米9月住宅着工件数と建設許可件数は市場予想を上回ったことから、ドル買いが優勢となった。ただ、追加経済対策を巡り大統領選挙前の合意期限を控えてドル上昇は限定的となった。
ユーロ・ドルは1.1803ドルから1.1841ドルまで上昇して1.1824ドルで引けた。ラガルドECB総裁は「ウイルス再燃が経済見通しの明らかなリスクになる」と発言し、ユーロは伸び悩んだ。ユーロ・円は125円00銭まで上昇後、124円68銭まで下落。ポンド・ドル1.2911ドルまで下落後、1.2975ドルまで戻した。ジョンソン英首相がパンデミック対策で一部地域の規制をさらに強化したことや、英国と欧州連合(EU)の通商交渉が膠着したことが嫌気されたが、ポンド売りは一服。ドル・スイスは0.9083フランから0.9055フランまで下落した。
■NY原油:強含みで41.70ドル、株高などを意識した買いが入る
NY原油先物12月限は強含み(NYMEX原油12月限終値:41.70 ↑0.64)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比+0.64ドルの1バレル=41.70ドルで取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは40.46ドル−41.90ドル。ニューヨーク市場の序盤に40.46ドルまで下落する場面があったが、米国の追加経済対策を巡る協議進展への期待や株高を意識して一時41.90ドルまで上昇した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 24.14ドル +0.42ドル(+1.77%)
モルガン・スタンレー(MS) 51.47ドル +0.52ドル(+1.02%)
ゴールドマン・サックス(GS)208.03ドル +2.34ドル(+1.14%)
インテル(INTC) 53.43ドル -1.15ドル(-2.11%)
アップル(AAPL) 117.51ドル +1.53ドル(+1.32%)
アルファベット(GOOG) 1555.93ドル +21.32ドル(+1.39%)
フェイスブック(FB) 267.56ドル +6.16ドル(+2.36%)
キャタピラー(CAT) 168.99ドル +1.46ドル(+0.87%)
アルコア(AA) 12.80ドル +0.17ドル(+1.35%)
ウォルマート(WMT) 143.90ドル +0.95ドル(+0.66%)
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