21日の米国市場ダイジェスト:NYダウ97ドル安、与野党の経済対策交渉を睨む展開
[20/10/22]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ97ドル安、与野党の経済対策交渉を睨む展開
米国株式相場は反落。ダウ平均は97.97ドル安の28210.82ドル、ナスダックは31.80ポイント安の11484.69ポイントで取引を終了した。追加財政策を巡るムニューシン財務長官と民主党のペロシ下院議長の交渉を睨んだ展開となった。クドロー国家経済会議(NEC)委員長が交渉進展に楽観的見方を示したほか、ペロシ議長も大統領選前の合意に前向きな見方を示し一時大きく上昇した。しかし、メドウズ大統領首席補佐官がまだ多くの相違が見られると慎重な見解を示すと引けにかけて下落する展開となった。セクター別ではメディア・娯楽、保険が上昇した一方で、エネルギーが下落。
写真・動画共有アプリのスナップ(SNAP)は第3四半期決算で損失予想に反して黒字を計上したことが好感され急伸。また、オンライン決済サービス会社のペイパル(PYPL)はビットコインの取り扱い開始を発表し急伸した。一方で、競合のスクウェア(SQ)はJPモルガン・チェース(JPM)のモバイル決済参入を嫌気して下落。動画配信のネットフリックス(NFLX)は第3四半期決算で契約者数が予想を大幅に下回ったことが嫌気され下落した。製薬会社のアストラゼネカ(AZN)は同社開発の新型コロナワクチンの治験でブラジルの治験者が死亡したとの報道が嫌気され下落。
連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)では、10月初旬にかけての全米地区の経済活動が引き続きごくわずかまたは緩慢なペースで拡大を継続したことが明らかになった。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米追加経済対策交渉をにらんでドル売り広がる
21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円88銭から104円34銭まで下落して104円59銭で引けた。対欧州通貨中心での動きに連れたドル売りや追加経済対策交渉をにらんでドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.1844ドルから1.1881ドルまで上昇し、1.1858ドルで引けた。ユーロ・円は124円33銭から123円91銭まで下落。ポンド・ドルは1.3056ドルから1.3177ドルまで上昇。英国と欧州連合(EU)が離脱を巡る通商交渉を再開することが明らかになり、合意期待や英中銀がすみやかなマイナス金利導入の可能性が後退したため、ポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは0.9031フランまで下落後、0.9057フランまで上昇した。
■NY原油:反落で40.03ドル、供給増加を意識した売りが入る
NY原油先物12月限は反落(NYMEX原油12月限終値:40.03 ↓1.67)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比-1.67ドルの1バレル=40.03ドルで取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは39.78ドル−41.59ドル。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間在庫統計で原油在庫の減少幅は予想を下回ったことや、ガソリン在庫が予想に反して増加したことが嫌気されたようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 24.05ドル -0.09ドル(-0.37%)
モルガン・スタンレー(MS) 50.38ドル -1.09ドル(-2.12%)
ゴールドマン・サックス(GS)202.91ドル -5.12ドル(-2.46%)
インテル(INTC) 53.50ドル +0.07ドル(+0.13%)
アップル(AAPL) 116.87ドル -0.64ドル(-0.54%)
アルファベット(GOOG) 1593.31ドル +37.38ドル(+2.40%)
フェイスブック(FB) 278.73ドル +11.17ドル(+4.17%)
キャタピラー(CAT) 167.40ドル -1.59ドル(-0.94%)
アルコア(AA) 13.32ドル +0.52ドル(+4.06%)
ウォルマート(WMT) 144.40ドル +0.50ドル(+0.35%)
<ST>
米国株式相場は反落。ダウ平均は97.97ドル安の28210.82ドル、ナスダックは31.80ポイント安の11484.69ポイントで取引を終了した。追加財政策を巡るムニューシン財務長官と民主党のペロシ下院議長の交渉を睨んだ展開となった。クドロー国家経済会議(NEC)委員長が交渉進展に楽観的見方を示したほか、ペロシ議長も大統領選前の合意に前向きな見方を示し一時大きく上昇した。しかし、メドウズ大統領首席補佐官がまだ多くの相違が見られると慎重な見解を示すと引けにかけて下落する展開となった。セクター別ではメディア・娯楽、保険が上昇した一方で、エネルギーが下落。
写真・動画共有アプリのスナップ(SNAP)は第3四半期決算で損失予想に反して黒字を計上したことが好感され急伸。また、オンライン決済サービス会社のペイパル(PYPL)はビットコインの取り扱い開始を発表し急伸した。一方で、競合のスクウェア(SQ)はJPモルガン・チェース(JPM)のモバイル決済参入を嫌気して下落。動画配信のネットフリックス(NFLX)は第3四半期決算で契約者数が予想を大幅に下回ったことが嫌気され下落した。製薬会社のアストラゼネカ(AZN)は同社開発の新型コロナワクチンの治験でブラジルの治験者が死亡したとの報道が嫌気され下落。
連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)では、10月初旬にかけての全米地区の経済活動が引き続きごくわずかまたは緩慢なペースで拡大を継続したことが明らかになった。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米追加経済対策交渉をにらんでドル売り広がる
21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円88銭から104円34銭まで下落して104円59銭で引けた。対欧州通貨中心での動きに連れたドル売りや追加経済対策交渉をにらんでドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.1844ドルから1.1881ドルまで上昇し、1.1858ドルで引けた。ユーロ・円は124円33銭から123円91銭まで下落。ポンド・ドルは1.3056ドルから1.3177ドルまで上昇。英国と欧州連合(EU)が離脱を巡る通商交渉を再開することが明らかになり、合意期待や英中銀がすみやかなマイナス金利導入の可能性が後退したため、ポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは0.9031フランまで下落後、0.9057フランまで上昇した。
■NY原油:反落で40.03ドル、供給増加を意識した売りが入る
NY原油先物12月限は反落(NYMEX原油12月限終値:40.03 ↓1.67)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比-1.67ドルの1バレル=40.03ドルで取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは39.78ドル−41.59ドル。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間在庫統計で原油在庫の減少幅は予想を下回ったことや、ガソリン在庫が予想に反して増加したことが嫌気されたようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 24.05ドル -0.09ドル(-0.37%)
モルガン・スタンレー(MS) 50.38ドル -1.09ドル(-2.12%)
ゴールドマン・サックス(GS)202.91ドル -5.12ドル(-2.46%)
インテル(INTC) 53.50ドル +0.07ドル(+0.13%)
アップル(AAPL) 116.87ドル -0.64ドル(-0.54%)
アルファベット(GOOG) 1593.31ドル +37.38ドル(+2.40%)
フェイスブック(FB) 278.73ドル +11.17ドル(+4.17%)
キャタピラー(CAT) 167.40ドル -1.59ドル(-0.94%)
アルコア(AA) 13.32ドル +0.52ドル(+4.06%)
ウォルマート(WMT) 144.40ドル +0.50ドル(+0.35%)
<ST>