29日の米国市場ダイジェスト:NYダウ139ドル高、7-9月期GDPを好感
[20/10/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ139ドル高、7-9月期GDPを好感
米国株式相場は反発。ダウ平均は139.16ドル高の26659.11ドル、ナスダックは180.73ポイント高の11185.59ポイントで取引を終了した。原油価格の下落を警戒し寄り付き後に下落した。しかし、7-9月期GDP速報値が4-6月期の過去最大の落ちこみから予想以上の回復を示し過去最大の伸びを記録したほか、週次新規失業保険申請件数も予想以上に減少し回復期待が広がったことに加え、新型コロナウイルスの治療薬やワクチン開発期待から上昇に転じた。引け後に予定されている主要ハイテク決算への期待も高く堅調に推移した。セクター別では、メディア・娯楽が大きく上昇した一方、ヘルスケア機器・サービスが下落
自動車メーカーのフォード(F)はパンデミック下でトラックの売り上げが急増し四半期決算が予想を上振れ、上昇した。ソーシャル・ネットワーキングのピンタレスト(PINS)はオンライン広告の売り上げ増が奏功し第3四半期決算が予想を上回り急伸。同業のフェイスブック(FB)も決算への期待感に上昇した。衣料品のタペストリー(TRP)はオンライン売り上げ急増で第3四半期決算が予想を上回り上昇。動画配信のネットフリックスは月額料金の値上げを発表し上昇した。半導体のマーベルテクノロジー(MRVL)は同業のInphi(IPHI)買収を発表し下落。
石油会社のエクソン(XOM)は1株当たり87セントの配当を据え置いた。配当の据え置きは1982年以来初めて。同時に、今後数年間に全従業員の15%近く削減する計画を発表した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル強含み、米7-9月期GDPは統計開始以来、最大の伸びを記録
29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円23銭から104円73銭まで上昇して引けた。米7-9月期GDP速報値は4−6月期の過去最大の落ちこみから予想以上の回復を示したことや、米週次新規失業保険申請件数が予想以上に減少したため、回復期待が強まった。米国債利回りは上昇し、ドル買いに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは1.1717ドルから1.1650ドルまで下落し、1.1673ドルで引けた。新型コロナウイルスの再流行でドイツやフランスが規制を強化したことに加え、欧州中央銀行(ECB)が定例理事会で予想通り大規模緩和を据え置き、ラガルド総裁が12月の追加緩和を明確化したため、ユーロ売りに拍車がかかった。ユーロ・円は122円21銭から121円90銭まで下落。ポンド・ドルは1.2952ドルから1.2881ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9120フランから0.9173フランまで上昇した。
■NY原油:大幅続落で36.17ドル、需要減少観測は後退せず
NY原油先物12月限は大幅続落(NYMEX原油12月限終値:36.17 ↓1.22)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比-1.22ドルの1バレル=36.17ドルで取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは34.92ドル−37.76ドル。29日のニューヨーク市場の序盤で原油先物は34.92ドルまで一段安となった。原油需要の減少観測は後退していないことから、36ドル近辺でストップロスの売りが執行されたようだ。ただ、米国株式の反発を意識して時間外取引で36.50ドルまで戻している。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 23.54ドル +0.07ドル(+0.30%)
モルガン・スタンレー(MS) 48.12ドル +0.90ドル(+1.91%)
ゴールドマン・サックス(GS)189.94ドル +0.17ドル(+0.09%)
インテル(INTC) 44.11ドル -0.14ドル(-0.32%)
アップル(AAPL) 115.32ドル +4.12ドル(+3.71%)
アルファベット(GOOG) 1567.24ドル +50.62ドル(+3.34%)
フェイスブック(FB) 280.83ドル +13.16ドル(+4.92%)
キャタピラー(CAT) 154.67ドル +3.51ドル(+2.32%)
アルコア(AA) 12.75ドル +0.39ドル(+3.16%)
ウォルマート(WMT) 139.92ドル -0.12ドル(-0.09%)
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米国株式相場は反発。ダウ平均は139.16ドル高の26659.11ドル、ナスダックは180.73ポイント高の11185.59ポイントで取引を終了した。原油価格の下落を警戒し寄り付き後に下落した。しかし、7-9月期GDP速報値が4-6月期の過去最大の落ちこみから予想以上の回復を示し過去最大の伸びを記録したほか、週次新規失業保険申請件数も予想以上に減少し回復期待が広がったことに加え、新型コロナウイルスの治療薬やワクチン開発期待から上昇に転じた。引け後に予定されている主要ハイテク決算への期待も高く堅調に推移した。セクター別では、メディア・娯楽が大きく上昇した一方、ヘルスケア機器・サービスが下落
自動車メーカーのフォード(F)はパンデミック下でトラックの売り上げが急増し四半期決算が予想を上振れ、上昇した。ソーシャル・ネットワーキングのピンタレスト(PINS)はオンライン広告の売り上げ増が奏功し第3四半期決算が予想を上回り急伸。同業のフェイスブック(FB)も決算への期待感に上昇した。衣料品のタペストリー(TRP)はオンライン売り上げ急増で第3四半期決算が予想を上回り上昇。動画配信のネットフリックスは月額料金の値上げを発表し上昇した。半導体のマーベルテクノロジー(MRVL)は同業のInphi(IPHI)買収を発表し下落。
石油会社のエクソン(XOM)は1株当たり87セントの配当を据え置いた。配当の据え置きは1982年以来初めて。同時に、今後数年間に全従業員の15%近く削減する計画を発表した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル強含み、米7-9月期GDPは統計開始以来、最大の伸びを記録
29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円23銭から104円73銭まで上昇して引けた。米7-9月期GDP速報値は4−6月期の過去最大の落ちこみから予想以上の回復を示したことや、米週次新規失業保険申請件数が予想以上に減少したため、回復期待が強まった。米国債利回りは上昇し、ドル買いに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは1.1717ドルから1.1650ドルまで下落し、1.1673ドルで引けた。新型コロナウイルスの再流行でドイツやフランスが規制を強化したことに加え、欧州中央銀行(ECB)が定例理事会で予想通り大規模緩和を据え置き、ラガルド総裁が12月の追加緩和を明確化したため、ユーロ売りに拍車がかかった。ユーロ・円は122円21銭から121円90銭まで下落。ポンド・ドルは1.2952ドルから1.2881ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9120フランから0.9173フランまで上昇した。
■NY原油:大幅続落で36.17ドル、需要減少観測は後退せず
NY原油先物12月限は大幅続落(NYMEX原油12月限終値:36.17 ↓1.22)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比-1.22ドルの1バレル=36.17ドルで取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは34.92ドル−37.76ドル。29日のニューヨーク市場の序盤で原油先物は34.92ドルまで一段安となった。原油需要の減少観測は後退していないことから、36ドル近辺でストップロスの売りが執行されたようだ。ただ、米国株式の反発を意識して時間外取引で36.50ドルまで戻している。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 23.54ドル +0.07ドル(+0.30%)
モルガン・スタンレー(MS) 48.12ドル +0.90ドル(+1.91%)
ゴールドマン・サックス(GS)189.94ドル +0.17ドル(+0.09%)
インテル(INTC) 44.11ドル -0.14ドル(-0.32%)
アップル(AAPL) 115.32ドル +4.12ドル(+3.71%)
アルファベット(GOOG) 1567.24ドル +50.62ドル(+3.34%)
フェイスブック(FB) 280.83ドル +13.16ドル(+4.92%)
キャタピラー(CAT) 154.67ドル +3.51ドル(+2.32%)
アルコア(AA) 12.75ドル +0.39ドル(+3.16%)
ウォルマート(WMT) 139.92ドル -0.12ドル(-0.09%)
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