NY外為:FOMC結果発表控えドル軟調、ダウ515ドル高
[20/11/06]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
NY外為市場では連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表やパウエルFRB議長の会見を控えてドルは軟調推移を継続した。ドル・円は103円84銭から103円57銭まで下落し3月12日来の安値を更新。ユーロ・ドルは朝方1.1860ドルまで上昇後は、1.1800ドル前後での攻防が続いた。ポンド・ドルは1.3068ドルから1.3135ドルまで上昇後は1.3100ドル前後でもみ合い。
ダウ平均株価は534ドル高で推移。
FRBはFOMCでゼロ金利や量的緩和(QE)を据え置くと見られている。追加経済対策の見通しがたたず、さらに、新型ウイルス第2波へのリスクも高まっている中、パウエル議長は景気後退が深刻化する可能性を再度、警告する可能性がある。議長を含めFRB高官は再三にわたり、パンデミックへの対応でFRBはすでに最大限の緩和を実施しているが、FRBができることは融資に限られ、このような事態には政府による財政支援が非常に重要であると指摘しており、政府の追加経済対策が待たれる。QE拡大でもその効力は限定的。ただ、万が一の場合はQE拡大する可能性を示唆する可能性もある。
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