11日の米国市場ダイジェスト:NYダウ23ドル安、買い替えの動きが一服
[20/11/12]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ23ドル安、買い替えの動きが一服
米国株式相場はまちまち。ダウ平均は23.29ドル安の29397.63ドル、ナスダックは232.57ポイント高の11786.43ポイントで取引を終了した。全米での新型コロナ感染者数が今月に入り急増を続けており、ニューヨーク州も外出禁止令を発令するなどワクチンや治療薬開発期待が相殺され、引けにかけて下落した。ハイテク株は買い戻しが広がり、ナスダック総合指数は上昇。セクター別では、半導体・同製造装置、テクノロジー・ハード・機器が上昇した一方、素材・銀行が下落した。
配車サービスのリフト(LYFT)は同社が2021年の第4四半期に黒字回復予想を示したほか、グラブハブ(GRUB)との提携も含めフードデリバリー部門の買収を模索しているとの話題に上昇。化粧品会社のレブロン(REV)は破綻を回避できる目処が立ち急伸した。ライブスポーツを配信するfuboTV(FUBO)は四半期決算が予想を上回り急伸。一方、エネルギー会社のオクシデンタルペトロリアム(OXY)はJPモルガンによる投資判断引き下げが嫌気され下落した。
中国のオンライン小売り、アリババ(BABA)は「シングルズデー」での売り上げ増が期待されたものの、中国の国家市場監督管理総局がネット企業の独占監督を強化する計画を示したことが警戒された。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ユーロ弱含み、ECBの12月緩和織り込む
11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円38銭から105円68銭まで上昇し、105円44銭で引けた。新型コロナワクチン開発進展で景気見通し改善に伴うドル買いは継続。米ドル高・欧州通貨安を意識したドル買い・円売りも観測された。
ユーロ・ドルは1.1746ドルまで下落後、1.1782ドルまで上昇し1.1779ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は「新型コロナが異例な景気後退を生み出し、ワクチンが広まっても回復は強弱まちまちになる可能性が高い」との見方を示し、刺激策が必要との姿勢を維持したことから、ユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は123円92銭まで下落後、124円29銭まで戻した。ポンド・ドルは1.3247ドルから1.3192ドルまで下落。英国と欧州連合(EU)の離脱を巡る通商交渉は来週も続く見通しとなり、目標期限までの合意が困難になるとの懸念でポンド売りが優勢となった。ドル・スイスは0.9165フランから0.9192フランまで上昇した。
■NY原油:下げ渋りで41.45ドル、需給改善の思惑残る
NY原油先物12月限は下げ渋り(NYMEX原油12月限終値:41.45 ↑0.09)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比+0.09ドルの1バレル=41.45ドルで取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは41.32ドル−43.06ドル。主要産油国による協調減産体制の緩和時期は半年程度先送りされると見られており、需給関係の改善が期待されている。米国株式の先高観は消えていないことから、調整的な買いは継続しているようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 27.34ドル -0.32ドル(-1.16%)
モルガン・スタンレー(MS) 56.34ドル +0.59ドル(+1.06%)
ゴールドマン・サックス(GS)218.05ドル +0.58ドル(+0.27%)
インテル(INTC) 46.35ドル +0.91ドル(+2.00%)
アップル(AAPL) 119.49ドル +3.52ドル(+3.04%)
アルファベット(GOOG) 1752.71ドル +12.32ドル(+0.71%)
フェイスブック(FB) 276.48ドル +4.05ドル(+1.49%)
キャタピラー(CAT) 169.46ドル -2.84ドル(-1.65%)
アルコア(AA) 15.89ドル -0.10ドル(-0.63%)
ウォルマート(WMT) 147.98ドル +2.42ドル(+1.66%)
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米国株式相場はまちまち。ダウ平均は23.29ドル安の29397.63ドル、ナスダックは232.57ポイント高の11786.43ポイントで取引を終了した。全米での新型コロナ感染者数が今月に入り急増を続けており、ニューヨーク州も外出禁止令を発令するなどワクチンや治療薬開発期待が相殺され、引けにかけて下落した。ハイテク株は買い戻しが広がり、ナスダック総合指数は上昇。セクター別では、半導体・同製造装置、テクノロジー・ハード・機器が上昇した一方、素材・銀行が下落した。
配車サービスのリフト(LYFT)は同社が2021年の第4四半期に黒字回復予想を示したほか、グラブハブ(GRUB)との提携も含めフードデリバリー部門の買収を模索しているとの話題に上昇。化粧品会社のレブロン(REV)は破綻を回避できる目処が立ち急伸した。ライブスポーツを配信するfuboTV(FUBO)は四半期決算が予想を上回り急伸。一方、エネルギー会社のオクシデンタルペトロリアム(OXY)はJPモルガンによる投資判断引き下げが嫌気され下落した。
中国のオンライン小売り、アリババ(BABA)は「シングルズデー」での売り上げ増が期待されたものの、中国の国家市場監督管理総局がネット企業の独占監督を強化する計画を示したことが警戒された。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ユーロ弱含み、ECBの12月緩和織り込む
11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円38銭から105円68銭まで上昇し、105円44銭で引けた。新型コロナワクチン開発進展で景気見通し改善に伴うドル買いは継続。米ドル高・欧州通貨安を意識したドル買い・円売りも観測された。
ユーロ・ドルは1.1746ドルまで下落後、1.1782ドルまで上昇し1.1779ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は「新型コロナが異例な景気後退を生み出し、ワクチンが広まっても回復は強弱まちまちになる可能性が高い」との見方を示し、刺激策が必要との姿勢を維持したことから、ユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は123円92銭まで下落後、124円29銭まで戻した。ポンド・ドルは1.3247ドルから1.3192ドルまで下落。英国と欧州連合(EU)の離脱を巡る通商交渉は来週も続く見通しとなり、目標期限までの合意が困難になるとの懸念でポンド売りが優勢となった。ドル・スイスは0.9165フランから0.9192フランまで上昇した。
■NY原油:下げ渋りで41.45ドル、需給改善の思惑残る
NY原油先物12月限は下げ渋り(NYMEX原油12月限終値:41.45 ↑0.09)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比+0.09ドルの1バレル=41.45ドルで取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは41.32ドル−43.06ドル。主要産油国による協調減産体制の緩和時期は半年程度先送りされると見られており、需給関係の改善が期待されている。米国株式の先高観は消えていないことから、調整的な買いは継続しているようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 27.34ドル -0.32ドル(-1.16%)
モルガン・スタンレー(MS) 56.34ドル +0.59ドル(+1.06%)
ゴールドマン・サックス(GS)218.05ドル +0.58ドル(+0.27%)
インテル(INTC) 46.35ドル +0.91ドル(+2.00%)
アップル(AAPL) 119.49ドル +3.52ドル(+3.04%)
アルファベット(GOOG) 1752.71ドル +12.32ドル(+0.71%)
フェイスブック(FB) 276.48ドル +4.05ドル(+1.49%)
キャタピラー(CAT) 169.46ドル -2.84ドル(-1.65%)
アルコア(AA) 15.89ドル -0.10ドル(-0.63%)
ウォルマート(WMT) 147.98ドル +2.42ドル(+1.66%)
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