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米国株見通し:弱含みか、過熱感で調整の売りも

注目トピックス 市況・概況
(15時30分現在)
S&P500先物      3,547.62(-20.48)
ナスダック100先物  11,851.50(-34.50)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は190ドル安。欧州株安も波及するとみられ、今晩の米株式市場は売り先行となりそうだ。


11日の取引で主要3指数は高安まちまち。ナスダックとS&Pは上昇に転じたが、逆にダウは過熱感から調整の売りが強まり、23ドル安の29397ドルで取引を終えた。大統領選の通過に伴い不透明感が払しょくされ、買いは継続。新型コロナウイルスのまん延を受け、ニューヨークなど複数の州で制限措置が強化されているものの、ワクチンの早期実用化に期待感が広がり買いを後押しした。特に、上昇一服のハイテク株が再び買いを集めた。


本日は軟調地合いの見通し。大統領選を挟んで株高基調が強まったことから、調整の売りが続く。今晩発表の経済指標で、消費者物価指数(CPI)は前回から伸びが鈍化する見通し。また、新規失業保険申請件数は減少が見込まれるものの、高止まりで雇用改善の遅れが示されれば売り要因に。ただ、大統領選の通過でリスク要因がいったん後退したほかワクチン開発への期待も続き、まとまった売りは想定しにくい。また、原油価格の持ち直しでエネルギー関連は下げづらい。




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