米10月コアCPIは予想外に低下、ドル軟調
[20/11/12]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
米労働省が発表した10月消費者物価指数(CPI)は前月比+0%、前年比+1.2%と9月+0.2%、9月+1.4%から予想以上に低下、それぞれ5月来、7月来で最低となった。変動の激しいエネルギー・食品を除いたCPIコア指数は前月比+0%、前年比+1.6%とそれぞれ9月+0.2%、9月+1.7%から予想外に低下し、やはり5月来、7月来の低水準となった。
一方、同時刻に発表された先週分新規失業保険申請件数(先週)は前週比4.8万件減の70.9万件と予想以上に減少。経済封鎖が開始した3月以来で最小となった。
失業保険継続受給者数も678.6万人と、前回722.2万人から予想以上に減少し3月中旬来で最小。
新規失業保険申請件数は予想以上に減少したが、インフレの低下で、米国債相場は上昇。10年債利回りは0.95%から0.92%まで低下した。ドル・円は105円39銭から105円15銭まで下落。ユーロ・ドルは1.1790ドルから1.1815ドルまで上昇した。
【経済指標】
・米・先週分新規失業保険申請件数(先週):70.9万件(予想:73.1万件、前回:75.7万件←75.1万件)
・米・失業保険継続受給者数:678.6万人(予想:682.5万人、前回:722.2万人←728.5万人)
・米・10月消費者物価指数(CPI):前年比+1.2%(予想:+1.3%、9月:+1.4%)
・米・10月消費者物価コア指数:前年比+1.6%(予想:+1.7%、9月:+1.7%)
・米・10月消費者物価指数:前月比+0%(予想:+0.1%、9月:+0.2%)
・米・10月消費者物価コア指数:前月比+0%(予想:+0.2%、9月:+0.2%)
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