今日の為替市場ポイント:欧米株高を意識してリスク回避の円買い抑制も
[20/11/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
16日のドル・円は、東京市場では104円75銭から104円44銭まで下落。欧米市場では、104円36銭から105円13銭まで反発し、104円57銭で取引終了。本日17日のドル・円は、主に104円台で推移か。欧米株高を意識して、リスク回避的な円買いは抑制される見込み。
16日のニューヨーク市場では、新型コロナウイルス感染症ワクチンの効果を巡って新たな情報が提供されたことを好感して、米国株式は堅調に推移し、米長期金利はやや上昇した。バイオ医薬大手の米モデルナは、新型ウイルス感染症ワクチンの後期臨床試験(治験)で94.5%の効果が確認されたとする暫定結果を発表したことが株高の要因となった。暫定結果ではあるが、感染症予防に高い効果が期待できるワクチンが新たに開発されており、経済活動が正常化に向かう時期は多少早まるとの見方が広がっている。
市場参加者の間からは「経済活動の正常化によって、米国の長期金利はさらに上昇する」との声が聞かれている。また、米政策金利を長期間据え置くことによって短期金利と長期金利の格差は大幅に拡大するとの見方が出ており、米連邦準備制度理事会(FRB)は長期金利の過度な上昇を抑えるために、ある時点で長期債の買い入れを大幅に増やすことが検討されてもおかしくない。
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16日のニューヨーク市場では、新型コロナウイルス感染症ワクチンの効果を巡って新たな情報が提供されたことを好感して、米国株式は堅調に推移し、米長期金利はやや上昇した。バイオ医薬大手の米モデルナは、新型ウイルス感染症ワクチンの後期臨床試験(治験)で94.5%の効果が確認されたとする暫定結果を発表したことが株高の要因となった。暫定結果ではあるが、感染症予防に高い効果が期待できるワクチンが新たに開発されており、経済活動が正常化に向かう時期は多少早まるとの見方が広がっている。
市場参加者の間からは「経済活動の正常化によって、米国の長期金利はさらに上昇する」との声が聞かれている。また、米政策金利を長期間据え置くことによって短期金利と長期金利の格差は大幅に拡大するとの見方が出ており、米連邦準備制度理事会(FRB)は長期金利の過度な上昇を抑えるために、ある時点で長期債の買い入れを大幅に増やすことが検討されてもおかしくない。
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