23日の米国市場ダイジェスト:NYダウ327ドル高、景気循環株への買い替え再燃
[20/11/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ327ドル高、景気循環株への買い替え再燃
米国株式相場は反発。ダウ平均は327.79ドル高の29591.27ドル、ナスダックは25.66ポイント高の11880.63ポイントで取引を終了した。10月シカゴ連銀全米活動指数が9月から上昇、11月製造業PMI速報値も予想外に10月から改善し2014年9月来で最高となったほか新型コロナワクチン接種が米国内で約3週間以内に開始する可能性などが明らかになると見通し改善で寄り付きから大きく上昇。ハイテク株から景気循環株への買い替えが再燃した。引けにかけて、バイデン氏が次期財務長官にイエレン前FRB議長を指名すると報じられると大規模な財政策への期待に上げ幅を拡大。セクター別では、エネルギーが大きく上昇した一方、テクノロジー・ハード・機器は下落した。
航空のユナイテッド(UAL)やクルーズ運営のカーニバル(CCL)は景気見通しの改善で軒並み上昇。バイオ医薬のリジェネロン・ファーマシューティカルズ(REGN)は米食品医薬品局(FDA)が同社開発の新型コロナウイルスの抗体治療薬に対して緊急使用許可を与えたと発表し、上昇した。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はアナリストの目標株価引き上げを好感し上昇。また、衣料小売りのギャップ(GPS)は、JPモルガンによる投資判断引き上げが好感され上昇した。一方で、靴小売りのフットロッカー(FL)はアナリストによる投資判断引き下げが嫌気され下落した。
エバンス・シカゴ連銀総裁はFRBがゼロ金利を2023年の終わり、おそらく、2024年まで維持するとの見方を示した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米企業景況感改善でドル買い強まる
23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、103円70銭から104円64銭まで上昇し、104円53銭で引けた。マークイット11月製造業PMI速報値が予想外に上昇し、債券利回りの上昇に伴うドル買いが加速。トランプ米政権が進める「ワープ・スピード作戦」の責任者が「12月中旬にも国内でワクチン接種が開始される可能性がある」と指摘したことも材料視されたようだ。
ユーロ・ドルは1.1905ドルから1.1800ドルまで下落し、1.1841ドルで引けた。ユーロ圏マークイット11月総合PMIが5月来の低水準に落ち込んだことを嫌気したユーロ売りが強まった。ユーロ・円は123円22銭まで下落後、123円83銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3398ドルまで上昇後、1.3264ドルまで下落。通商交渉合意への期待が広がったが、良好な米国経済指標を受けたドル買いに押された。ドル・スイスは0.9076フランまで下落後、0.9148フランまで上昇した。
■NY原油:続伸で43.06ドル、米企業景況感の改善などを好感
NY原油先物1月限は続伸(NYMEX原油1月限終値:43.06 ↑0.64)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比+0.64ドルの1バレル=43.06ドルで取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは42.29ドル−43.36ドル。ワクチン開発の進展によって世界経済の早期正常化への期待が広がっていることや、11月の米製造業、サービス業PMIが市場予想を上回ったことが原油先物の上昇を促したようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 27.39ドル +0.58ドル(+2.16%)
モルガン・スタンレー(MS) 60.27ドル +2.46ドル(+4.26%)
ゴールドマン・サックス(GS)228.83ドル +5.48ドル(+2.45%)
インテル(INTC) 46.06ドル +0.67ドル(+1.48%)
アップル(AAPL) 113.85ドル -3.49ドル(-2.97%)
アルファベット(GOOG) 1734.86ドル -7.33ドル(-0.42%)
フェイスブック(FB) 268.43ドル -1.27ドル(-0.47%)
キャタピラー(CAT) 174.78ドル +2.55ドル(+1.48%)
アルコア(AA) 19.81ドル +0.99ドル(+5.26%)
ウォルマート(WMT) 150.93ドル +0.69ドル(+0.46%)
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米国株式相場は反発。ダウ平均は327.79ドル高の29591.27ドル、ナスダックは25.66ポイント高の11880.63ポイントで取引を終了した。10月シカゴ連銀全米活動指数が9月から上昇、11月製造業PMI速報値も予想外に10月から改善し2014年9月来で最高となったほか新型コロナワクチン接種が米国内で約3週間以内に開始する可能性などが明らかになると見通し改善で寄り付きから大きく上昇。ハイテク株から景気循環株への買い替えが再燃した。引けにかけて、バイデン氏が次期財務長官にイエレン前FRB議長を指名すると報じられると大規模な財政策への期待に上げ幅を拡大。セクター別では、エネルギーが大きく上昇した一方、テクノロジー・ハード・機器は下落した。
航空のユナイテッド(UAL)やクルーズ運営のカーニバル(CCL)は景気見通しの改善で軒並み上昇。バイオ医薬のリジェネロン・ファーマシューティカルズ(REGN)は米食品医薬品局(FDA)が同社開発の新型コロナウイルスの抗体治療薬に対して緊急使用許可を与えたと発表し、上昇した。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はアナリストの目標株価引き上げを好感し上昇。また、衣料小売りのギャップ(GPS)は、JPモルガンによる投資判断引き上げが好感され上昇した。一方で、靴小売りのフットロッカー(FL)はアナリストによる投資判断引き下げが嫌気され下落した。
エバンス・シカゴ連銀総裁はFRBがゼロ金利を2023年の終わり、おそらく、2024年まで維持するとの見方を示した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米企業景況感改善でドル買い強まる
23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、103円70銭から104円64銭まで上昇し、104円53銭で引けた。マークイット11月製造業PMI速報値が予想外に上昇し、債券利回りの上昇に伴うドル買いが加速。トランプ米政権が進める「ワープ・スピード作戦」の責任者が「12月中旬にも国内でワクチン接種が開始される可能性がある」と指摘したことも材料視されたようだ。
ユーロ・ドルは1.1905ドルから1.1800ドルまで下落し、1.1841ドルで引けた。ユーロ圏マークイット11月総合PMIが5月来の低水準に落ち込んだことを嫌気したユーロ売りが強まった。ユーロ・円は123円22銭まで下落後、123円83銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3398ドルまで上昇後、1.3264ドルまで下落。通商交渉合意への期待が広がったが、良好な米国経済指標を受けたドル買いに押された。ドル・スイスは0.9076フランまで下落後、0.9148フランまで上昇した。
■NY原油:続伸で43.06ドル、米企業景況感の改善などを好感
NY原油先物1月限は続伸(NYMEX原油1月限終値:43.06 ↑0.64)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比+0.64ドルの1バレル=43.06ドルで取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは42.29ドル−43.36ドル。ワクチン開発の進展によって世界経済の早期正常化への期待が広がっていることや、11月の米製造業、サービス業PMIが市場予想を上回ったことが原油先物の上昇を促したようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 27.39ドル +0.58ドル(+2.16%)
モルガン・スタンレー(MS) 60.27ドル +2.46ドル(+4.26%)
ゴールドマン・サックス(GS)228.83ドル +5.48ドル(+2.45%)
インテル(INTC) 46.06ドル +0.67ドル(+1.48%)
アップル(AAPL) 113.85ドル -3.49ドル(-2.97%)
アルファベット(GOOG) 1734.86ドル -7.33ドル(-0.42%)
フェイスブック(FB) 268.43ドル -1.27ドル(-0.47%)
キャタピラー(CAT) 174.78ドル +2.55ドル(+1.48%)
アルコア(AA) 19.81ドル +0.99ドル(+5.26%)
ウォルマート(WMT) 150.93ドル +0.69ドル(+0.46%)
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