今日の為替市場ポイント:米企業関連指標改善で円買い抑制も
[20/11/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
23日のドル・円は、東京市場では103円86銭から103円72銭まで下落。欧米市場では、103円69銭から104円64銭まで上昇し、104円53銭で取引終了。本日24日のドル・円は、主に104円台で推移か。米企業関連指標の改善や米長期金利の上昇を意識して、リスク回避的な円買いは抑制される見込み。
23日発表された11月マークイット米製造業購買担当者景気指数(PMI)と同月のサービス業PMIはいずれも市場予想を上回った。また、「民主党のバイデン氏は次期財務長官にイエレン前連邦準備制度理事会(FRB)議長を指名する計画」との一部報道も材料視されたようだ。市場参加者の間からは「イエレン氏は財政出動に対してある程度寛容であり、追加の財政出動が期待できる」との声が聞かれている。大規模な財政出動と低金利政策の長期化は株式市場に対する支援材料となるが、市場のインフレ期待を高める要因となる。FRBは米長期金利の過度な上昇を抑制することを余儀なくされる可能性があるため、長期国債の買い入れ増額などが早急に検討されることになりそうだ。
<CS>
23日発表された11月マークイット米製造業購買担当者景気指数(PMI)と同月のサービス業PMIはいずれも市場予想を上回った。また、「民主党のバイデン氏は次期財務長官にイエレン前連邦準備制度理事会(FRB)議長を指名する計画」との一部報道も材料視されたようだ。市場参加者の間からは「イエレン氏は財政出動に対してある程度寛容であり、追加の財政出動が期待できる」との声が聞かれている。大規模な財政出動と低金利政策の長期化は株式市場に対する支援材料となるが、市場のインフレ期待を高める要因となる。FRBは米長期金利の過度な上昇を抑制することを余儀なくされる可能性があるため、長期国債の買い入れ増額などが早急に検討されることになりそうだ。
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