24日の米国市場ダイジェスト:NYダウ454ドル高、経済活動再開の本格化を織り込む
[20/11/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ454ドル高、経済活動再開の本格化を織り込む
米国株式相場は続伸。ダウ平均は454.97ドル高の30046.24ドル、ナスダックは156.15ポイント高の12036.79ポイントで取引を終了した。ワクチンの実用化期待やバイデン氏への正式な政権移行開始で政治的な不透明感が緩和、さらに次期財務長官に選出されたイエレン前FRB議長が大規模財政策を支持するとの期待で、来年の経済活動本格化を織り込む買いに寄り付きから上昇。終日強い展開となり、ダウは3万ドルの大台に乗せ史上最高値で引けた。セクター別では、銀行、エネルギーが大きく上昇した一方、家庭・パーソナル用品が下落した。
航空会社のアメリカン(AAL)やユナイテッド(UAL)、クルーズ船運営のカーニバル(CCL)は2021年に向けた経済活動再開の本格化に伴う業績回復期待にそれぞれ急伸。ディスカウント小売りのダラー・ツリー(DLTR)は第3四半期決算がアナリスト予想を上回り、急伸した。一方で、食品加工メーカーのホーメルフーズ(HRL)は四半期決算が予想を下回り下落。電化製品量販店ベスト・バイ(BBY)は、予想を上回る決算を発表したものの、見通しを示さず、さらに新型コロナウイルスのパンデミックが続く中、セールの前倒しで年末商戦の需要が鈍化する可能性を警告したことが嫌気され、下落した。
ウィリアムズNY連銀総裁は、ウォールストリートジャーナルのイベントで、「適切となれば緊急ファシリティーを再開する」と明らかにした。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米消費者信頼感低下を意識してドル弱含み
24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円76銭まで買われた後に104円42銭まで下落し、104円44銭で引けた。9月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数も2018年4月来で最大の伸びを記録し、ドル買いに拍車がかかったが、11月CB消費者信頼感指数やリッチモンド連銀製造業指数が予想を下回ったことを意識してドル買いは後退した。
ユーロ・ドルは1.184ドルまで下落後、1.1894ドルまで反発し、1.1892ドルで引けた。米住宅関連指標の改善を受けたドル買いが優勢となったが、フランスのマクロン大統領が27日から経済封鎖を段階的に解除すると発表し、域内の景気回復を期待したユーロ買いが再燃。ユーロ・円は123円98銭まで弱含んだのち、124円35銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3293ドルまで下落後、1.3363ドルまで上昇。ドル・スイスは0.9134フランから0.9110フランまで下落した
■NY原油:大幅続伸で44.91ドル、需要増大を想定した買いが入る
NY原油先物1月限は大幅続伸(NYMEX原油1月限終値:44.91 ↑1.85。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比+1.85ドルの1バレル=44.91ドルで取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは42.82ドル−45.20ドル。ワクチン開発の進展によって世界経済の早期正常化への期待が広がっており、原油需要の増大を想定した買いが活発となった。欧米株式の上昇も好感されているようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 28.98ドル +1.59ドル(+5.81%)
モルガン・スタンレー(MS) 63.60ドル +3.33ドル(+5.53%)
ゴールドマン・サックス(GS)237.50ドル +8.67ドル(+3.79%)
インテル(INTC) 47.01ドル +0.95ドル(+2.06%)
アップル(AAPL) 115.17ドル +1.32ドル(+1.16%)
アルファベット(GOOG) 1768.88ドル +34.02ドル(+1.96%)
フェイスブック(FB) 276.92ドル +8.49ドル(+3.16%)
キャタピラー(CAT) 176.90ドル +2.12ドル(+1.21%)
アルコア(AA) 20.82ドル +1.01ドル(+5.10%)
ウォルマート(WMT) 151.36ドル +0.43ドル(+0.28%)
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米国株式相場は続伸。ダウ平均は454.97ドル高の30046.24ドル、ナスダックは156.15ポイント高の12036.79ポイントで取引を終了した。ワクチンの実用化期待やバイデン氏への正式な政権移行開始で政治的な不透明感が緩和、さらに次期財務長官に選出されたイエレン前FRB議長が大規模財政策を支持するとの期待で、来年の経済活動本格化を織り込む買いに寄り付きから上昇。終日強い展開となり、ダウは3万ドルの大台に乗せ史上最高値で引けた。セクター別では、銀行、エネルギーが大きく上昇した一方、家庭・パーソナル用品が下落した。
航空会社のアメリカン(AAL)やユナイテッド(UAL)、クルーズ船運営のカーニバル(CCL)は2021年に向けた経済活動再開の本格化に伴う業績回復期待にそれぞれ急伸。ディスカウント小売りのダラー・ツリー(DLTR)は第3四半期決算がアナリスト予想を上回り、急伸した。一方で、食品加工メーカーのホーメルフーズ(HRL)は四半期決算が予想を下回り下落。電化製品量販店ベスト・バイ(BBY)は、予想を上回る決算を発表したものの、見通しを示さず、さらに新型コロナウイルスのパンデミックが続く中、セールの前倒しで年末商戦の需要が鈍化する可能性を警告したことが嫌気され、下落した。
ウィリアムズNY連銀総裁は、ウォールストリートジャーナルのイベントで、「適切となれば緊急ファシリティーを再開する」と明らかにした。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米消費者信頼感低下を意識してドル弱含み
24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円76銭まで買われた後に104円42銭まで下落し、104円44銭で引けた。9月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数も2018年4月来で最大の伸びを記録し、ドル買いに拍車がかかったが、11月CB消費者信頼感指数やリッチモンド連銀製造業指数が予想を下回ったことを意識してドル買いは後退した。
ユーロ・ドルは1.184ドルまで下落後、1.1894ドルまで反発し、1.1892ドルで引けた。米住宅関連指標の改善を受けたドル買いが優勢となったが、フランスのマクロン大統領が27日から経済封鎖を段階的に解除すると発表し、域内の景気回復を期待したユーロ買いが再燃。ユーロ・円は123円98銭まで弱含んだのち、124円35銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3293ドルまで下落後、1.3363ドルまで上昇。ドル・スイスは0.9134フランから0.9110フランまで下落した
■NY原油:大幅続伸で44.91ドル、需要増大を想定した買いが入る
NY原油先物1月限は大幅続伸(NYMEX原油1月限終値:44.91 ↑1.85。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比+1.85ドルの1バレル=44.91ドルで取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは42.82ドル−45.20ドル。ワクチン開発の進展によって世界経済の早期正常化への期待が広がっており、原油需要の増大を想定した買いが活発となった。欧米株式の上昇も好感されているようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 28.98ドル +1.59ドル(+5.81%)
モルガン・スタンレー(MS) 63.60ドル +3.33ドル(+5.53%)
ゴールドマン・サックス(GS)237.50ドル +8.67ドル(+3.79%)
インテル(INTC) 47.01ドル +0.95ドル(+2.06%)
アップル(AAPL) 115.17ドル +1.32ドル(+1.16%)
アルファベット(GOOG) 1768.88ドル +34.02ドル(+1.96%)
フェイスブック(FB) 276.92ドル +8.49ドル(+3.16%)
キャタピラー(CAT) 176.90ドル +2.12ドル(+1.21%)
アルコア(AA) 20.82ドル +1.01ドル(+5.10%)
ウォルマート(WMT) 151.36ドル +0.43ドル(+0.28%)
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