個人投資家・有限亭玉介:コロナワクチン開発と今買われるテーマとは?【FISCOソーシャルレポーター】
[20/11/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2020年11月24日10時に執筆
モデルナ・ファイザー・アストラゼネカの3社のワクチンが確保できれば日本の人口分はカバーできるとのことですが、過去最多の感染者を出している現状を乗り切れるのか…。感染拡大を抑えられているという日本の市場評価は今後も続くのでしょうか…。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
日本の感染状況は過去最悪となっておりますが、ファイザーとモデルナの2社のワクチンが95%近い有効性ありと発表されたことはやはり株式市場には好感され、その後の日経平均は短期的には売りが出る状況ではあるようですが、29年半ぶりの高値(※11月24日現在:2万6200円超)を更新し、底強いトレンドを見せています。
リスク回避傾向が強い投資家の利益確定売りを生みやすいかもしれませんが、将来的な新型コロナへの恐怖が和らいだことで、これまで売られ続けていた割安株・バリュー株へと市場の資金は流れていっているようです。
海外へ目を向ければ、中国や台湾の新型コロナの感染状況は落ち着いており、中国や台湾と関係が深い半導体や自動車部品関連は新型コロナの影響の面では安心と言えそうです。小型株狙いのあたくしとしては、中国の車載機器メーカー「DDPAI」に採用された映像受信用半導体を手掛けるテックポイント<6697>も底値からの反発を確認した折、ブログなどで注目してみましたよ。
半導体関連においては、ファーウェイなど中国企業への制裁がバイデン大統領の誕生で緩和へ向かうと期待されています。半導体関連企業は好況ですし、半導体製造装置を主力とするワイエイシイ<6298>も11月13日の決算発表(2Q)で黒字浮上しており、半導体関連企業にとってターニングポイントかもしれません。
バイデン氏が掲げるもう一つの目玉政策であるクリーンエネルギーに関しても、電気自動車やそれに関連する半導体需要が拡大するとの思惑もあります。もちろん電力事業も物色されており、再生可能エネルギーを手掛ける省電舎ホールディングス<1711>やバイオマス発電事業を展開するエフオン<9514>は揃って年初来高値を更新しております。菅総理もクリーンエネルギーを推進しているので、日本国内でもその潮流は広がっていくでしょう。電気自動車やクリーンエネルギーを支えるハイテク技術に半導体の活用の幅も広がっていくはずなので、同関連は引き続き注目ですな。
菅総理とバイデン氏の関係や、バイデン氏が中国にどのような対応をとるのか今後は注意深く監視する必要がありそうです。半導体などのハイテク製品は、政治的な貿易政策に左右されることが大きいですからねぇ。
2020年は新型コロナ対応に各国が追われて世界が分断されました。2021年はワクチン接種が開始されて、分断された世界から再び各国が繋がり始める年になるはずです。その時には各国の指導者が連携して世界全体の経済を立て直すよう協力してもらいたいですな。
貿易政策においては、日本は米国大統領選を終えたタイミングでRCEPに署名して、中国を含むアジア経済圏での関係を強化しています。トランプ大統領が離脱したTPPにおいては、バイデン氏は参加の是非についてどのように考えているのか注視していきたいです。
日米外交も手探り状態から、徐々に方向性を定めていくのではないでしょうか。ひとまず菅総理はオリンピックのことで頭がいっぱいかもしれませんが、東京五輪がコロナ後の世界の平和を体現するようなイベントになればと、あたくしは願っておりますよ。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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※2020年11月24日10時に執筆
モデルナ・ファイザー・アストラゼネカの3社のワクチンが確保できれば日本の人口分はカバーできるとのことですが、過去最多の感染者を出している現状を乗り切れるのか…。感染拡大を抑えられているという日本の市場評価は今後も続くのでしょうか…。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
日本の感染状況は過去最悪となっておりますが、ファイザーとモデルナの2社のワクチンが95%近い有効性ありと発表されたことはやはり株式市場には好感され、その後の日経平均は短期的には売りが出る状況ではあるようですが、29年半ぶりの高値(※11月24日現在:2万6200円超)を更新し、底強いトレンドを見せています。
リスク回避傾向が強い投資家の利益確定売りを生みやすいかもしれませんが、将来的な新型コロナへの恐怖が和らいだことで、これまで売られ続けていた割安株・バリュー株へと市場の資金は流れていっているようです。
海外へ目を向ければ、中国や台湾の新型コロナの感染状況は落ち着いており、中国や台湾と関係が深い半導体や自動車部品関連は新型コロナの影響の面では安心と言えそうです。小型株狙いのあたくしとしては、中国の車載機器メーカー「DDPAI」に採用された映像受信用半導体を手掛けるテックポイント<6697>も底値からの反発を確認した折、ブログなどで注目してみましたよ。
半導体関連においては、ファーウェイなど中国企業への制裁がバイデン大統領の誕生で緩和へ向かうと期待されています。半導体関連企業は好況ですし、半導体製造装置を主力とするワイエイシイ<6298>も11月13日の決算発表(2Q)で黒字浮上しており、半導体関連企業にとってターニングポイントかもしれません。
バイデン氏が掲げるもう一つの目玉政策であるクリーンエネルギーに関しても、電気自動車やそれに関連する半導体需要が拡大するとの思惑もあります。もちろん電力事業も物色されており、再生可能エネルギーを手掛ける省電舎ホールディングス<1711>やバイオマス発電事業を展開するエフオン<9514>は揃って年初来高値を更新しております。菅総理もクリーンエネルギーを推進しているので、日本国内でもその潮流は広がっていくでしょう。電気自動車やクリーンエネルギーを支えるハイテク技術に半導体の活用の幅も広がっていくはずなので、同関連は引き続き注目ですな。
菅総理とバイデン氏の関係や、バイデン氏が中国にどのような対応をとるのか今後は注意深く監視する必要がありそうです。半導体などのハイテク製品は、政治的な貿易政策に左右されることが大きいですからねぇ。
2020年は新型コロナ対応に各国が追われて世界が分断されました。2021年はワクチン接種が開始されて、分断された世界から再び各国が繋がり始める年になるはずです。その時には各国の指導者が連携して世界全体の経済を立て直すよう協力してもらいたいですな。
貿易政策においては、日本は米国大統領選を終えたタイミングでRCEPに署名して、中国を含むアジア経済圏での関係を強化しています。トランプ大統領が離脱したTPPにおいては、バイデン氏は参加の是非についてどのように考えているのか注視していきたいです。
日米外交も手探り状態から、徐々に方向性を定めていくのではないでしょうか。ひとまず菅総理はオリンピックのことで頭がいっぱいかもしれませんが、東京五輪がコロナ後の世界の平和を体現するようなイベントになればと、あたくしは願っておりますよ。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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