個人投資家・有限亭玉介:バリュー株物色の裏で半導体関連株に注目【FISCOソーシャルレポーター】
[20/11/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2020年11月24日13時に執筆
ファイザー社のワクチン報道からすぐに、モデルナ社のワクチンでも95%近い有効性が確認されたとの発表がありました。ワクチン接種開始は来年になるとの見通しですが、来年のオリンピックまでには多くの人がワクチンを接種できる状況を期待したいですな。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
新型コロナのワクチン開発によって、相場が大きく変動しました。これまでマザーズを中心とした巣ごもり関連などのグロース株から、バリュー株が物色される状況になっています。ただその上で、これからはデジタル化が加速してテレワークの普及に見られるような各種高性能デバイスが増えていくことを考えると、あたくしは半導体関連株に注視したいと思っております。世界的な5G化の潮流を背景としたニーズの多さも期待できますしね。
例えばローツェ<6323>に代表される半導体製造装置や、自動車・半導体など幅広い製造装置を手掛ける平田機工<6258>もワクチンの報道後に下値を切り上げております。FPD分野の落ち込みが懸念されていたマルマエ<6264>も底を打って切り返したもようです。
新型コロナワクチン以前より米中貿易戦争の影響を受けていた半導体関連は、米国大統領選でのバイデン氏の勝利によって状況が好転するとの見方もあります。ファーウェイに対する制裁で日本の半導体関連にもネガティブな影響は出ていましたからねぇ。
保護主義により世界が分断されたことで半導体製造に携わる企業の分業体制を滞らせる要因になりましたが、半導体業界で存在感が強い台湾のTSMC社などを中心に各国で先進的な研究開発が進められたとも言えます。
自動車メーカー及び電気機器メーカーは革新的な半導体を常に求めているでしょうし、DXや電気自動車が広く普及すれば半導体への需要も増加します。競争が熾烈で国際情勢により移り変わりが激しい業界ではありますが、業界全体の成長は続くと思われます。
半導体市場が拡大すれば、超純水装置を手掛ける野村マイクロ<6254>にも思惑があります。同社は日本だけでなく韓国・台湾からも受注があり、11月13日の決算(2Q)では営業利益が前年同期の4.2倍に拡大して高値追いの展開となっております。
目下では日本の新型コロナ新規感染者が過去最多人数となっており、一刻も早くワクチンの接種を開始してほしいと誰もが望んでいる状況です。実際にワクチンが有効に作用すれば良いのですが、世界中の人がワクチン接種を望んでいるため、日本人全員に接種するとなれば沈静化までに時間を要するかもしれません。
それでも終息のゴールが見えたことで実体経済は回復へ向かうでしょうし、新型コロナで改めて実感したのは、テクノロジーにより人間は様々な障壁を乗り越えられるという点です。そのテクノロジーを支えるのは半導体の進化とも言えますな。
中国と台湾の新型コロナの感染状況はかなり低い水準で抑えられていますし、半導体関連銘柄にとっては安心感があります。今後のトランプ大統領の選挙の訴訟によっては先行きが不透明ではありますが、現状の業績としては好調と言える水準であることは確かです。
国内政治においては、感染拡大により密になるとの批判を避けるためにも解散総選挙は先延ばしになるでしょうし、Go Toなどの政策が打ち切りになれば、旅行関連などに移ったマネーが再びデジタルや巣ごもり関連に戻るかもしれません。引き続き半導体及びDX関連は監視をしていきたいところです。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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※2020年11月24日13時に執筆
ファイザー社のワクチン報道からすぐに、モデルナ社のワクチンでも95%近い有効性が確認されたとの発表がありました。ワクチン接種開始は来年になるとの見通しですが、来年のオリンピックまでには多くの人がワクチンを接種できる状況を期待したいですな。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
新型コロナのワクチン開発によって、相場が大きく変動しました。これまでマザーズを中心とした巣ごもり関連などのグロース株から、バリュー株が物色される状況になっています。ただその上で、これからはデジタル化が加速してテレワークの普及に見られるような各種高性能デバイスが増えていくことを考えると、あたくしは半導体関連株に注視したいと思っております。世界的な5G化の潮流を背景としたニーズの多さも期待できますしね。
例えばローツェ<6323>に代表される半導体製造装置や、自動車・半導体など幅広い製造装置を手掛ける平田機工<6258>もワクチンの報道後に下値を切り上げております。FPD分野の落ち込みが懸念されていたマルマエ<6264>も底を打って切り返したもようです。
新型コロナワクチン以前より米中貿易戦争の影響を受けていた半導体関連は、米国大統領選でのバイデン氏の勝利によって状況が好転するとの見方もあります。ファーウェイに対する制裁で日本の半導体関連にもネガティブな影響は出ていましたからねぇ。
保護主義により世界が分断されたことで半導体製造に携わる企業の分業体制を滞らせる要因になりましたが、半導体業界で存在感が強い台湾のTSMC社などを中心に各国で先進的な研究開発が進められたとも言えます。
自動車メーカー及び電気機器メーカーは革新的な半導体を常に求めているでしょうし、DXや電気自動車が広く普及すれば半導体への需要も増加します。競争が熾烈で国際情勢により移り変わりが激しい業界ではありますが、業界全体の成長は続くと思われます。
半導体市場が拡大すれば、超純水装置を手掛ける野村マイクロ<6254>にも思惑があります。同社は日本だけでなく韓国・台湾からも受注があり、11月13日の決算(2Q)では営業利益が前年同期の4.2倍に拡大して高値追いの展開となっております。
目下では日本の新型コロナ新規感染者が過去最多人数となっており、一刻も早くワクチンの接種を開始してほしいと誰もが望んでいる状況です。実際にワクチンが有効に作用すれば良いのですが、世界中の人がワクチン接種を望んでいるため、日本人全員に接種するとなれば沈静化までに時間を要するかもしれません。
それでも終息のゴールが見えたことで実体経済は回復へ向かうでしょうし、新型コロナで改めて実感したのは、テクノロジーにより人間は様々な障壁を乗り越えられるという点です。そのテクノロジーを支えるのは半導体の進化とも言えますな。
中国と台湾の新型コロナの感染状況はかなり低い水準で抑えられていますし、半導体関連銘柄にとっては安心感があります。今後のトランプ大統領の選挙の訴訟によっては先行きが不透明ではありますが、現状の業績としては好調と言える水準であることは確かです。
国内政治においては、感染拡大により密になるとの批判を避けるためにも解散総選挙は先延ばしになるでしょうし、Go Toなどの政策が打ち切りになれば、旅行関連などに移ったマネーが再びデジタルや巣ごもり関連に戻るかもしれません。引き続き半導体及びDX関連は監視をしていきたいところです。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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